東京都内のおススメ建築24選!見学必至の名建築をレポート【東京】

今回は私が訪れた建築の中から、東京都内の建築見学に特にオススメの建築を24作品に厳選して紹介したいと思います。
東京都内には膨大な数の有名建築や注目プロジェクトがありますが、数が多すぎて正直どれを見ていいか迷ってしまいますよね。

そこで今回は東京都内の建築を実際に1000作品以上訪れた私の視点から、東京都内で本当に建築見学におススメな作品を厳選してみました。
選定にあたっては①有名建築家や設計事務所がデザインした注目建築②見どころが満載で実際に見学して満足度が高かったもの③実際に内部に入って存分に空間を体験できる作品、の3つの条件に合う建築をセレクトしました。
日本を代表する建築家の作品から海外の著名な建築家、大手設計事務所からゼネコンの作品まで幅広くチョイスしましたので、建築を学んでいる学生の方や、専門外だけど建築に興味がある方、東京を訪れる予定があってマストで訪れたい必見建築を知りたい方などは是非参考にしていただけると幸いです。

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1.有名建築家がデザインした空間を堪能しよう!

■高輪ゲートウェイ(隈研吾)

まず初めに紹介する高輪ゲートウェイ駅は2020年3月にJR山手線・京浜東北線の田町~品川駅間にできた新駅です。
設計を行ったのは今や日本で一番有名な建築家ともいえる隈研吾氏で、JR山手線の新駅としては1971年の西日暮里駅以来49年ぶりとなった事と合わせて大きな注目を浴びた建築です。
上空に掛けられた大屋根は日本の折り紙をデザインをモチーフにしていて、このジグザグに折れ曲がるフレームと薄い膜が張られている屋根が大きな特徴です。
隈研吾氏が自身の作品の中で長年問い直してきた「屋根」という部位を駅や街との関係性の中で再解釈している建築でもあり、隈研吾氏がここ十数年考え続けてきたことの集大成としても注目です。
駅自体が作品となっているので、アクセスのしやすさや内部空間の体験のしやすさも合わせて建築見学にイチオシの建築です。

詳細レポート
・高輪ゲートウェイ駅を見学!隈研吾氏による建築デザインのポイントを解説【東京高輪】

デザインアーキテクト:隈研吾建築都市設計事務所
設計:東日本旅客鉄道東京工事事務所、東京電気システム開発工事事務所、JR東日本コンサルタンツ・JR東日本建築設計JV
所在地:東京都港区港南2丁目
竣工:2020年

■浅草文化観光センター(隈研吾)

続いて紹介する浅草文化観光センターは浅草の雷門の目の前に建つ地上8階地下1階の観光センターです。
300㎡ちょっとの小さな敷地に観光案内所や多目的ホール、会議室、展示室、展望テラスが積層され、平屋の木造住宅が積み重ねられていて、建物の設計は隈研吾氏によるもの。
平屋の家屋が積み木のように積み重なったデザインには、隈研吾氏が長年キーワードにしてきた屋根というテーマがよく表現されています。
積み重なった屋根の下では閉じながら開く、開きながら閉じるといった町屋をはじめとする日本古来の建築を彷彿させる建築手法が巧みに取り入れられています。
用途も観光センターなので、まずは内部も合わせてこちらの建築を見学して、その後は浅草の街に繰り出してみるのもおススメです。

詳細レポート
・隈研吾が設計した浅草文化観光センターに初潜入してきた【東京浅草】

設計:隈研吾建築都市設計事務所
所在地:東京都台東区雷門2-18-9
アクセス:伊勢崎線浅草駅徒歩約5分、銀座線浅草駅徒歩約1分、都営浅草線浅草駅徒歩約2分
施工:2012年


↑高輪ゲートウェイ駅、国立競技場と今日本で一番注目の建築家隈研吾氏の最新作品集ですので、気になった方はチェックしてみてください!。(Amazonで見れます)

■東急プラザ表参道原宿(中村拓志)

東急プラザ表参道原宿は大地からにょきっと飛び出したような高層部とガラスの低層部が特徴的な商業ビルです。
この建物をデザインしたのは今を時めく注目建築家 中村拓志氏。
建物の内部へは表参道の交差点からミラーワールドのようなエスカレータで入っていくのですが、表参道を行きかう人々が刻々とミラーに映し出される風景は必見です。

また、外観を特徴づけている屋上のデザインも挑戦的で、自由に出入りできる屋上庭園ではここが表参道であることを忘れてしまうような木々が溢れた空間が広がっています。
まるで商業施設の上に根鉢を乗せたような建築は、栄養や水分を吸い上げるように地上から人々を建物内に引き込んで潤わせています。

2000年代初頭から流行した洗練されたブランド建築のイメージとは違って、癒し感がありつつワクワクするような、新たな商業建築像を感じさせる建築です。
詳細レポート
・東急プラザ表参道に潜入!その建築の魅力を徹底紹介【東京表参道】

設計:中村拓志+竹中工務店
所在地:東京都渋谷区神宮前4-30-3
最寄駅:表参道駅徒歩7分
竣工:2012年

■THE TOKYO TOILET

続いて紹介するTHE TOKYO TOILETは日本財団が渋谷区と連携して実験的に実施している公衆トイレ建設プロジェクトです。
THE TOKYO TOILETプロジェクトは有名建築家やデザイナーらを起用して清潔でデザイン性がよい次世代のトイレを生み出していくことをミッションに掲げていて、2020年から2022年にかけて全17のトイレが竣工する予定です。

例えばミヤシタパークのすぐ裏にある神宮通公園トイレは世界的建築家 安藤忠雄氏が設計したトイレで、大きく庇がせり出してトイレの周りをルーバーが取り囲んでいる構成が特徴的な建築です。
アップの写真からは伝わりにくかったのですが、一歩引いてちょっと引き気味に公園と一緒に見てみると、トイレが一つの樹木のようにも見えてくるのはまさに建築家がデザインしたトイレならではのマジックです。

恵比寿東公園公衆トイレ(槇文彦)
鍋島松濤公園トイレ
鍋島松濤公園トイレ(隈研吾)

この他にも隈研吾氏や槇文彦氏、坂茂氏など著名な建築家によるトイレが続々と建築されていて、建築好きにはたまらないプロジェクトです。
THE TOKYO TOILETについては、すべてのトイレを巡った建築レポートもアップしていますので、興味がある方は合わせてご覧ください。
詳細レポート
・渋谷で話題のデザイントイレを建築好きが巡る!全て訪れてみて徹底レポート【東京】

設計:槇文彦、片山正通、坂茂、安藤忠雄、隈研吾他
所在地:東京都渋谷区神宮前 6-22-8
アクセス:渋谷駅徒歩約7分
竣工:2020年
公式HP:https://tokyotoilet.jp/

2.海外の建築家による注目建築もスゴい!

■東京国際フォーラム(ラファエル・ヴィニオリ)

続いて紹介する東京国際フォーラムは有楽町駅前の旧東京都庁跡地に建てられたホール、展示室、会議室、商業施設や美術館などが入る複合文化施設です。
この旧東京都庁跡地に建てれた建築は日本で初めての本格的な国際公開コンペによって選ばれ、アメリカ在住の建築家ラファエル・ヴィニオリ氏によるデザイン案が選ばれました。

山手線の緩やかなカーブに沿うような不整形の敷地に、7つのホールや33の会議室、レストランやカフェ、美術館などが配置されていて、特にガラス棟の3600枚ものガラスパネルを使ったアトリウム空間に圧倒されます。
このアトリウムは先端にある巨大な2本の柱とキール鉄骨と呼ばれる白の梁によって支えられていて、上を見上げると目に入る船底のような屋根はまるでノアの箱舟のようです。

不整形な敷地に対する明快な建物配置、バブル期にしか建てられない贅沢な空間の使い方などこの建築でしか見れない注目ポイントが満載の建築です。
詳細レポート
・東京国際フォーラムがスゴい!バブルが生んだ名建築を建築好きがレポート【東京有楽町】

設計:ラファエル・ヴィニオリ建築士事務所
所在地:東京都千代田区丸の内3-5-1
アクセス:有楽町駅徒歩約1分、東京駅徒歩約5分
竣工:1996年
公式HP:https://www.t-i-forum.co.jp/

■ユニクロトーキョー(ヘルツォーク&ド・ムーロン)

UNIQLO TOKYOは2020年6月に銀座のマロニエゲートを改装してつくられたユニクロの旗艦店です。
元々は1984年に三菱地所設計によって建てられた建築を大改修してつくられた約5000㎡にも及ぶ売り場面積は、ユニクロの店舗としても国内最大級です。
設計を行ったスイスの建築家ユニット ヘルツォーク&ド・ムーロンは2008年の北京オリンピックの「鳥の巣」のスタジアムや表参道のプラダ青山店を手掛けた世界的な建築家です。
今回の改修の目玉は中央に設けられた4層の吹き抜けで、建物本来の梁や柱を露わにしたフレームがとても美しい建築です。
建物の構造が持つシンプルな美しさや、建物の構造が持っている機能性や合理性からくる美しさが存分に引き出されているのが注目ポイントで、これはまさにユニクロ自体のコンセプトとも一致しています。

ヘルツォーク&ド・ムーロンを一躍有名にした「テート・モダン」のプロジェクトも古い工場を改修し、建築自体を魅せる美術館にしていましたが、このUNIQLO TOKYOもその手法が生かされているのがよくわかる建築です。
詳細レポート
・ユニクロトーキョーに潜入!建築好き必見のデザインを徹底レポート【東京銀座】

建築デザイン:ヘルツォーク&ド・ムーロン
所在地:東京都中央区銀座3丁目2-1
アクセス:有楽町駅徒歩約4分、銀座一丁目駅徒歩約2分
竣工:2020年(改修)


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