東京都内のおススメ建築50選!見学必至の名建築をレポート

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8.食事も楽しめる!グルメな名建築

■とらや 赤坂店/虎屋菓寮

とらや 赤坂店/虎屋菓寮は、室町時代に京都で創業した老舗の和菓子店で、ここ赤坂店は1964年に建てられた旧店舗を2018年に建て替えてリニューアルした新店舗です。
檜をふんだんに使った大きな傘のような建物は、シンプルな構成の中に優雅さと力強さを感じるデザインとなっていて、受け継がれる伝統技術とこれからの時代を切り開く先進性の両方を体現した建築となっています。
赤阪御料地の豊かな自然と、たっぷりと降り注ぐ自然光を感じながら頂く和菓子は絶品で、優雅で至高のカフェタイムを味わえるオススメの建築です。

詳細記事
・赤坂「とらや赤坂店・虎屋菓寮」伝統と革新が融合した素敵過ぎる建築をレポート

設計:内藤廣/内藤廣建築設計事務所
所在地:東京都港区赤坂4-9-22
アクセス:赤坂見附駅より徒歩約6分
竣工:2018年
定休日:毎月6日
公式HP:https://www.toraya-group.co.jp/shops/shop-5

■銀座ライオン 銀座七丁目店

銀座ライオン

続いて紹介する銀座ライオン 銀座七丁目店は、現存する日本最古のビアホールとも呼ばれる老舗のビアホールです。

中に一歩入ると様々な装飾が散りばめられた天井や柱、大迫力のガラスモザイクの大壁画、豊穣と収穫をイメージした照明など、惚れ惚れとしてしまう素敵な空間が広がります。
お酒にピッタリのちょっと濃い目の味付けの料理、活気溢れるホール空間、キビキビとしたスタッフさんの動きと共に、昼間からビールを頂く至高の時間が楽しめる銀座のオススメランチスポットです。

銀座ライオン
銀座ライオン

詳細記事
・老舗ビアホール「銀座ライオン」 素敵すぎる建築で絶品ランチ

設計:菅原栄蔵
所在地:東京都中央区銀座7-9-20
アクセス:有楽町駅より徒歩約8分、銀座駅より徒歩約5分
竣工:1934年
備考:登録有形文化財
公式HP:https://www.ginzalion.jp/shop/brand/lionginza7/

■資生堂パーラー/東京銀座資生堂ビル

資生堂パーラー

資生堂パーラー(東京銀座資生堂ビル)は、1902年に創業されたソーダファウンテン(当時は珍しかったソーダやアイスクリームを提供する店舗)にルーツをもつ老舗の洋食店です。
現在の東京銀座資生堂ビルは2000年にバロセロナ出身の建築家リカルド・ボフィル氏らチームのデザインにより建て替えられたものですが、資生堂パーラーは昔の味を受け継ぎつつ、現代の人にも受け入れられ愛される極上の味とサービスを提供し続けています。

リカルド・ボフィル氏といえば古典建築を引用した格式高いデザインと、集客を意識した商業空間を両立させる建築デザインに定評のある建築家です。
こちらのビルでも流行に左右されない普遍性と商業施設としてのキャッチーさの両方が見事に融合し、伝統を受け継ぎつつ時代の先端をいくような、洗練された空間と料理を味わえます。

資生堂パーラー

設計:リカルド・ボフィル+文化科学高等研究院研究事業+清水建設
所在地:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル4・5F
アクセス:新橋駅より徒歩約5分、銀座駅より徒歩約6分、有楽町駅より徒歩約9分
竣工:2000年
営業時間:11:30~21:30
定休日:月曜
備考:2002年度グッドデザイン賞
第28回東京建築賞優秀賞

■花重谷中茶屋

花重谷中茶屋

花重谷中茶屋は、谷中霊園沿いに1870年に創業された老舗の花屋 花重を改修してつくられた店舗兼カフェです。
元々この建物は登録有形文化財にも指定され、道路際に建つ明治棟と江戸長屋に続いて戦前に増築された戦前棟、更に奥には昭和中期に増築された住居棟や社員寮が建てられていました。
江戸長屋を改築したアプローチをくぐると、戦後に建てられた住居や倉庫を解体し、鉄骨のフレームと回遊性を持たせたテラスが建物内外を繋げる新たな空間が広がっています。

過去と現在が交錯し、積み重ねた時がレイヤのように折り重なった空間で、浅草の名店ペリカンの食パンをつかった絶品フレンチトーストや人気店とコラボした特別メニュー、こだわりのドリンクなどを堪能できるおススメのリノベーションカフェです。

花重谷中茶屋

設計:MARU。architecture
所在地:東京都台東区谷中7-5-27
アクセス:日暮里駅より徒歩約5分
竣工:2023年(改修)
営業時間:10:00~17:00
定休日:火曜、第4水曜
備考:登録有形文化財

■カヤバ珈琲

カヤバ珈琲_外観

上野の寛永寺や東京藝術大学のすぐ北側のエリアに建つカヤバ珈琲は、今から100年以上前の1916年に建てられた町屋建築を改装した喫茶店です。
改修に当たっては建築家の永山祐子氏が設計を行い、これまで積み上げてきた建物の歴史を受け継ぎつつも新たな時代の珈琲店としてリ・デザインが行われました。

カヤバ珈琲_内観

風格を感じるごつごつした質感の煉瓦に対比するようにデザインされたスタイリッシュな壁や、明暗のコントラストによって建物本来の持つ風格や雰囲気を際立たせるデザインなど、元々建物が持っていた良さを生かしながら現代的な建築へと生まれ変わらせているのがとても素敵な建築です。

カヤバ珈琲のかき氷
珈琲屋さんの珈琲かき氷が絶品

こちらの夏限定で出される甘さ控えめの珈琲かき氷もおススメ。まさに珈琲店のかき氷といった味わいはカヤバ珈琲の人気メニューとなっています。
詳細記事
・カヤバ珈琲がスゴい!谷中のレトロ建築カフェをレポート【東京谷中】

改修設計:永山祐子/永山祐子建築設計
所在地:東京都台東区谷中6-1-29
アクセス:鶯谷駅より徒歩約8分、根津駅・日暮里駅より徒歩約10分
竣工:1916年(2008年改修)

9.経済成長期に生まれた名作たちがスゴい!

■目黒区庁舎

目黒区庁舎は、元々は千代田生命保険の本社ビルとして建てられ、日本の戦後を代表する建築家である村野藤吾によって設計された建物です。
千代田生命の経営破たん後、2003年に目黒市庁舎として改修され、改修に当たっては大手設計事務所である安井建築設計事務所が設計を行いました。
建物全面がアルミ鋳物の格子で覆われていて、規則正しく並んだルーバー状の格子と格子によってつくりだされる影が外観のデザインの要となっているのがとても素敵です。

建物内部でも絶妙にカーブする壁面から生み出される陰影や、建物に隣接した池から反射する光など、光と影を巧みに操りながら刻々と表情を変える美しい建築を創り出していて、まさに極上の空間体験ができる名建築となっています。

目黒区庁舎

詳細レポート
・目黒区総合庁舎がスゴイ!村野藤吾の傑作建築を徹底レポート【東京中目黒】

設計:村野藤吾(改修:安井建築設計事務所)
所在地:東京都目黒区上目黒2-19-15
アクセス:中目黒駅より徒歩約5分
竣工:1966年(改修:2003年)

■国立代々木屋内総合競技場

国立代々木屋内総合競技場は、代々木公園に隣接して建つスポーツ施設です。
1964年に日本で開催される初めてのオリンピックの会場として、その意匠設計を20世紀の日本を代表する建築家 丹下健三氏が、構造設計を東京大学の坪井善勝氏が手掛けました。
当時のオリンピックの熱狂をそのまま形に表した渦のような代々木競技場は、競技場という用途と形態的な美しさ、構造的な合理性が高い次元で一致しているのが特徴。吊り構造による意匠と構造が融合したダイナミックな競技場は日本のみならず世界に衝撃を与えました。

64年のオリンピック当時小学生だった建築家の隈研吾氏もこの建築に感動して建築家を志したという話が残るほどに後の建築界に大きな影響を与えた作品で、東京を訪れた際には是非見ておきたい必見の建築です。

設計: 丹下健三/丹下健三・都市・建築設計研究所
所在地:東京都渋谷区神南2-1-1
アクセス:原宿駅より徒歩約5分
竣工:1964年

■ヒルサイドテラス(槙文彦)

ヒルサイドテラスは、代官山の旧山手通り沿いに建つ集合住宅、店舗、オフィスなどからなる複合施設群です。
今でこそお洒落でファッショナブルな店が連なるイメージのある代官山ですが、もともとは施主である朝倉家の建物が点在する高級住宅地でした。そこから約30年かけて徐々に開発を進め、建築をつくることで街そのものを育て、成熟させていった稀有な事例でもあります。
地域や敷地が持つ特性を注意深く反映させつつ、奥性など日本の伝統的な建築手法を巧みに再解釈してつくられた建築は、自然と人々を引き込み、街を回遊させます。

また、未来の建築・都市像を描きつつも実際にはほとんど実現・変化しなかったメタボリズムの建築の中で、長い時間の中で徐々に成長していったヒルサイドテラスはその稀有な実現例としても貴重な建築といえます。

設計:槇文彦/槇総合計画事務所(アネックスは元倉眞琴)
所在地:東京都渋谷区猿楽町
アクセス:代官山駅より徒歩約3分
竣工:1969年~1998年
公式HP:http://hillsideterrace.com/

■パレスサイドビルディング

パレスサイドビルディングは、その名の通り皇居のお堀の目の前に立つ地上9階地下6階建て延床面積約12万㎡のオフィス・商業等の複合施設です。
不整形な敷地に対して2つの巨大なヴォリュームを雁行して配置し、入隅部にエレベーターやトイレなどのコアが配されているのが特徴で、広い執務空間の確保、構造・設備面での合理性、メンテナンスやフレキシビリティなどオフィス計画で生じるあらゆる問題を一体的に解決する画期的な建築は、建設当時から大きな話題となりました。

日本的な繊細さと工業製品の合理性を併せ持った外装や、人や車の流れを受け流しつつ景観のアクセントとなる円柱コア近未来感溢れる内部の造作光と影による多彩な空間の表情など、どこをみても一級品の傑作建築です。

設計:林昌二/日建設計
所在地:東京都千代田区一ツ橋1-1-1
アクセス:竹橋駅より徒歩約1分
竣工:1966年
備考:第9回BCS賞
第1回BELCA賞

10.宗教建築が面白い!深淵な空間を堪能する

■東京カテドラル(丹下健三)

東京で見たい建築を考えた時に欠かせないのがこの東京カテドラル聖マリア大聖堂です。
設計を行ったのは代々木体育館と同じく建築界の大巨匠 丹下健三氏で、代々木体育館と並んで丹下健三氏の代表作といわれるのがこちらの教会です。
外観は私たちが普段イメージするような教会らしくない、シルバーに輝く8枚のシェル構造の外壁によって成り立っているのですが、内部に入ると上空に伸びる8枚のシェルは頂上部で十字架の形で合わさっています。

トップライトから漏れる光で教会の内部は荘厳な雰囲気に包まれていて、まさに神と対峙するような言葉には尽くしがたい空間をつくり出していてます。
構造的な合理性、巧みな配置計画、空間の美しさなど、すべてが融和した空間は、20世紀の日本建築の頂点でもあり、建築好きであれば一度は見てほしい名建築です。

設計:丹下健三/丹下健三・都市・建築設計研究所
所在地:東京都文京区関口3-16-15
アクセス:護国寺駅、江戸川橋駅より徒歩約15分
竣工:1964年
公式HP:https://cathedral-sekiguchi.jp/

■築地本願寺(伊東忠太)

築地本願寺は、インド風の外観と和風の内観が合わさった世界でも類を見ない不思議お寺です。
一見して奇抜な建物なのですが、設計を行ったのは日本建築史の創始者ともいわれる伊東忠太氏で、彼の最高傑作ともいわれる建築です。
なぜ唐突にインド?とも思う方もいるかもしれませんが、仏教の源流をはるかインドまで遡り結晶させたのがこの築地本願寺で、建築史に精通した伊東忠太氏が全霊をかけてデザインした建築は見どころが満載です。

また、伊東忠太氏の建築には生き物が随所に配置されていることも注目ポイントで、入口を守るのは狛犬ではなく2体の獅子だったり、階段の手すりや梁の下に鎮座する生き物など、建築に潜む魑魅魍魎を探してみるのも面白いです。
詳細レポート
・築地本願寺がスゴイ!インド風建築の秘密を徹底解説【東京築地】

設計:伊東忠太
所在地:東京都中央区新富2-7-8
アクセス:築地駅より徒歩1分
竣工:1934年
公式HP:https://tsukijihongwanji.jp/

■東京ジャーミイ

東京ジャーミイの建築

東京ジャーミイは、代々木上原の井の頭通り沿いに建つ日本最大のモスクです。
モスク建設に当たってはトルコから直接材料を運び、トルコの職人や建築家を呼び寄せてつくっただけあって、建物の内外はどこを見ても精巧で丁寧な装飾で溢れています。
一見すると美しい模様のようにみえる装飾はすべてアラビア語のカリグラフィーになっていて、その1つ1つがクルアーン(コーラン)などをはじめとするイスラムのメッセージとなっています。
信者以外の見学も肝要に受け入れてくれていて、全く違った文化にふれることは、こんなにも心を豊かにしてくれるのだ、と強く感じる至高の名建築です。

東京ジャーミイ礼拝堂

詳細記事
・東京ジャーミイを見学!建築が美し過ぎるモスクを徹底レポート【東京代々木上原】

設計:ムハッリム・ヒリミィ・シェナルプ+鹿島建設
所在地:東京都渋谷区大原1-16
アクセス:代々木上原駅より徒歩約3分
竣工:2000年
備考:2002年度日本建築学会作品選集
公式HP:https://tokyocamii.org/ja/

■上野東照宮

上野東照宮は、上野公園内にある徳川家康公を祀りする神社です。
東照宮といえば日光東照宮が有名ですが、この上野の東照宮は江戸城の鬼門の方角を守護する要として建設されました。
現在残っている社殿は1651年に三代将軍・徳川家光公の時に改修されたもので、震災や戦火を逃れて現存している貴重な建築です。
拝殿では多くが剥がれつつも、全面に金箔を塗った「金色堂」の名残をみることができます。

上野東照宮

また、周辺には寛永寺五重の塔(1639年)厳有院霊廟勅額門(1679年)など江戸時代に建設された建物がいくつもあり、建築見学の際に時間があれば合わせて見てほしい建築群です。

設計:木原義久+鈴木長恒
所在地:東京都台東区上野公園
アクセス:上野駅より徒歩約7分
竣工:1651年
拝観料:
 大人 500円
 小学生 200円
公式HP:https://www.uenotoshogu.com/index.html

ちなみに2022年には、中村拓志(NAP建築設計事務所)によってデザインされた神符授与所と静心所が完成しました。
こちらの静心所では倒木の恐れがある為切り倒されたイチョウの木をモチーフにした3次元の軒下空間で参拝前の心を落ち着けることができ、遥か昔から続く東照宮の歴史と今ここの現代の地点を結ぶ素敵な建築を体験できます。

拝観料(一般500円)がかかりますが、授与所から先は人もかなり少ないので、訪れた際には是非中まで入ってみることをおススメします。

設計:中村拓志/NAP建築設計事務所
所在地:東京都台東区上野公園
アクセス:上野駅より徒歩約7分
竣工:2022年

■求道会館

求道会館

求道会館は、明治時代から昭和初期に活動した僧侶 近角常観がその教えを広める場として建てた地上2階建ての建物です。
ヨーロッパ留学での体験と西洋の教会のあり方に影響を受けた近角の依頼で建てられた建物は、同じくヨーロッパへの留学で西洋建築を学んだ建築家の武田五一が設計を手掛けました。
煉瓦造りの建物の中に足を踏み入れると、長椅子が並ぶ教会のような行動が広がり、さらにその奥には和式の六角堂が埋め込まれているのがとてもユニークです。

西洋の空間構成を下敷きにしつつ、日本の伝統的な建築様式やモチーフを織り込むように融合させた建築は、独特でありながらそれぞれの要素が調和していて、心の拠り所となるような宗教空間が形つくられています。

求道会館
求道会館

設計:武田五一
所在地:東京都文京区本郷6-20-5
アクセス:東大前駅より徒歩約6分
竣工:1915年
備考:東京都指定有形文化財
毎月一般公開イベントあり。詳細は公式HP等を確認
公式HP:https://kyudo-kaikan.org/index.html

11.最新の建築も見逃せない!2020年代に建てられた建築

■高輪ゲートウェイ

高輪ゲートウェイ駅は、2020年3月にJR山手線・京浜東北線の田町~品川駅間にできた新駅です。
設計を手掛けたのは今や日本で一番有名な建築家ともいえる隈研吾氏で、JR山手線の新駅としては1971年の西日暮里駅以来49年ぶりとなった事と合わせて大きな注目を浴びました。

上空に掛けられた大屋根は日本の折り紙をデザインをモチーフにしていて、このジグザグに折れ曲がるフレームと薄い膜が張られている屋根が大きな特徴です。隈研吾氏が自身の作品の中で長年問い直してきた「屋根」という部位を駅や街との関係性の中で再解釈している建築でもあり、隈研吾氏がここ十数年考え続けてきたことの集大成としても注目です。
駅自体が作品となっているので、アクセスのしやすさや内部空間の体験のしやすさも合わせて建築見学にイチオシの建築です。

詳細レポート
・高輪ゲートウェイ駅を見学!隈研吾氏による建築デザインのポイントを解説【東京高輪】

デザインアーキテクト:隈研吾建築都市設計事務所
設計:東日本旅客鉄道東京工事事務所、東京電気システム開発工事事務所、JR東日本コンサルタンツ・JR東日本建築設計JV
所在地:東京都港区港南2
竣工:2020年

■ルイ・ヴィトン 銀座並木通り店

ルイ・ヴィトン銀座並木通り店は、言わずも知れたファッションブランドであるルイ・ヴィトンの新店舗です。
ゆらめく水面が立ち上がったようなガラスのカーテンウオールは水の柱をコンセプトとしていて、重さも存在感もこれまでの建築とは全く異なる新たな建築の姿が体現されています。
その特徴的な外装は周囲の風景を反射しながら日常と非日常の世界の間を揺れているようでもあります。
個人的には2021年に訪れた約1000ほどの建築の中で最も感動した建築で、銀座の新たなランドマークというに相応しい美しい建築でした。

設計:青木淳/AS+ピーター・マリノ/Peter Marino Architect
所在地:東京都中央区銀座7-6-1
アクセス:新橋駅より徒歩約6分、銀座駅より徒歩約5分、有楽町駅より徒歩約5分
竣工:2021年

■麻布台ヒルズ

麻布台ヒルズ

麻布台ヒルズは、森ビルが港区の麻布台エリアで手掛けた再開発によって建てられた商業施設、オフィス、住宅、ギャラリー、広場などの複合施設群です。
十字に広がる約8万㎡の敷地には高さ約330mの日本一高いビル麻布台ヒルズ森JPタワーや、大地の地形と一体となるように広がる低層施設群のガーデンプラザが広がり、垂直・水平両方向に新たな時代の都市が形成されています。
86万㎡もの広大な面積を誇る施設群の各所は、世界を代表する建築家やデザイナーがデザインを手掛けているのも特徴。
特に雅なカーブで特徴的なスカイラインを描く森JPタワーはペリ・クラーク・アンド・パートナーズが、うねる大地のようなフレームと緑の融合が印象的なガーデンプラザは現在世界で最も注目の建築設計集団と言っても過言ではないヘザウィック・スタジオがデザインを手掛けています。

麻布台ヒルズ

麻布台の名の通り敷地にはかなり高低差がありますが、めくるめく変化する風景や魅力的なショップ群が連なっているので高低差が全く苦にならず楽しく立体都市を体感できるのが面白いところ。
建築と都市、人工物と自然、日常と非日常、大地と天空といった異なる要素が刺激的に出会い、融合する新たな体験ができる注目スポットです。

麻布台ヒルズ

建築設計:森ビル+日本設計+清水建設
森JPタワー外装デザイン:ペリ・クラーク・アンド・パートナーズ
ガーデンプラザデザイン:ヘザウィック・スタジオ
所在地:東京都港区麻布台1
アクセス:神谷町駅より徒歩約1分、六本木一丁目駅より徒歩約4分、麻布十番駅より徒歩10約分
竣工:2023年

■東急プラザ原宿 ハラカド

東急プラザ原宿 ハラカド

東急プラザ原宿 ハラカドは、表参道と明治通りの交差点に2024年の4月にオープンした商業施設です。
建物の外観は、微妙に角度のついたガラスパネルが建物を覆い、屋上には立体的なテラスが顔をのぞかせるデザインが特徴の建物です。
時間や天候によって刻々と表情が変化するデザインは、常に移り変わる流行の先端をいく原宿らしさを体現しているようでとてもユニークです。

建物内部には各種店舗の他、スタジオや雑誌ライブラリー、銭湯やハラッパと呼ばれる複合空間が入居し、関連したショップや空間と繋がりながら情報の交流・発信拠点となることが目指されています。
屋上テラスと有機的に繋がるるレストラン・カフェも魅力的で、居酒屋やラーメンからジェラート、フルーツポンチまで様々なグルメを味わうことができます。

ハラカドの屋上

詳細記事
・原宿「ハラカド」原宿の交差点に煌めく注目の建築をレポート

外装・屋上デザイン:平田晃久建築設計事務所
設計:日建設計
所在地:東京都渋谷区神宮前6-31-21
アクセス:明治神宮前駅より徒歩約1分
竣工:2024年
公式HP:https://harakado.tokyu-plaza.com/

※時間や料金は記事執筆時点のものです。実際に訪れる際は公式HP等で最新の情報をご確認ください。

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