中目黒高架下を見学!おススメの建築を徹底レポート【東京中目黒】

東京建築巡り

今回するのは中目黒の高架下あるその名も「中目黒高架下」です。
中目黒高架下は2016年にオープンして以来、高架下という空間を活用した店舗群や、「クライン ダイサム アーキテクツ」が外装をデザインした 中目黒 蔦屋書店も併設されることなどが大きな話題となってきました。

今回は古さと新しさが共存し、大人のカルチャーの街でも知られる中目黒において、中目黒の新時代の象徴ともいえるこの建築について徹底レポートしていきたいと思います。

1.中目黒高架下とは

中目黒高架下は東急東横線・東京メトロ日比谷線の中目黒駅高架下空間を約700mに渡って再開発したプロジェクトで2016年にオープンしました。

中目黒駅では2008年ごろより高架下の耐震補強化やホーム延伸工事を行っていましたが、それからの工事によって生まれた空間を活用し、線路と高架橋を1つの屋根と見立てて、様々な店舗やオフィスが集まる場として計画されています。

設計は古くから中目黒駅にオフィスを構える東急設計コンサルタントが行っていますが、正面改札前にある中目黒 蔦屋書店は、代官山 蔦屋書店や銀座プレイスの外装デザインを行ったクライン ダイサム アーキテクツによってデザインされ、中目黒高架下の顔となっています。

2.中目黒高架下へのアクセス

中目黒高架下は東急東横線・東京メトロ日比谷線の中目黒駅を出てすぐのアクセスとなります。
中目黒駅は2つの改札口があり、メインの「正面改札」をでると 中目黒 蔦屋書店が正面に見えます。

南改札を出ると、中目黒高架下の祐天寺寄りに出ますが、中目黒駅の場合はこの2つの改札はごく近くにあるのでどちらから出ても大丈夫です。
待ち合わせを行う時にだけ、間違わないようにあらかじめ決めておくとよいでしょう。

3.さっそく突入!その全容をみる

では早速ウォッチしていきたいと思います。
中目黒高架下は写真のMAPのように目黒川を起点に祐天寺方面に約700mに渡って展開されています。
※写真は上が方位でいうと南、祐天寺方面です。

目黒川に隣接するほぼスタート地点が最初の写真もあった中目黒蔦屋書店です。
中目黒蔦屋書店については次の章で詳しく見ていくとして、まずは中目黒蔦屋書店の裏、目黒川に接する部分をみると「SoupStockTokyo」が。このエリアは山手通りに近いこともあり、街路のように高架下に道ができていて、店舗の大きさも比較的広くとられています。

高架下ということでかなり天井高が高く、開放的な雰囲気を感じます。
反対側には英国アパレルブランドの「MHL.」や 青い外装が特徴的な 「LONCAFE STAND NAKAMEGURO」というフレンチトースト専門店があります。

さらに奥には「TRATTORIYA (トラットリヤ)」という大衆向けイタリアンがあります。写真のように外部の空間にも席が張り出していて、効果のふとい柱脚を囲むイスが面白いです。このように店舗内で完結するのではなく、街との関わりを積極的に出して周りの街との関係性をつくろうとしているのは東急らしいですね。
ここからは祐天寺方面に沿って歩いていきたいと思います。

祐天寺方向に歩いていくと、ニューヨーク発ベーカリー「THE CITY BAKERY」、直輸入型ワイン専門店「ヴィノスやまざき」、EXILEや三代目JSBが所属する事務所LDHによるカレー専門店「CURRY SHOP 井上チンパンジー」、うどん居酒屋「二○加屋長介」など様々なお店が軒を連ねます。
私も中目黒高架下は何度か訪れていますが、 色々なお店があるので何度行っても行きつくせないです。

その中でも特におススメしたいのが、「鶏だしおでん さもん」
京町家風のちいさなお店ですが、特大おでん鍋でつくられ濃厚な鶏出汁が特長のお店です。
予約不可で行列必死ですが、私が訪れたのは平日夜だったのでほとんど並ぶことなく入れました。
中目黒高架下の難点は小さなお店が多いので、大人数には向かないことですね。逆に2人などの少人数であれば入れることが多いので、まさにデートにおススメしたいスポットです。

歩いていくと、店舗と店舗の間には変電設備など本来の高架下に置かれる設備が見え隠れするのも面白いです。

こちらはストリートアート風(?)にデザインされていますね。
この辺は遊び心が効いているのですが、デザインがしっかりしているだけに大人によってつくられた感もかなりあり賛否あると思います。

写真はH街区の「炭肉ACE 中目料理研究室」
さらに奥にはI-site、J-site、K-siteがありNAKAME GALLERY STREETと呼ばれるエリアとなっていて、個性的でクリエイティブなオフィスや店舗が軒を連ねます。

かなり奥まで開発されていて、奥のお店は比較的行列も出来にくく穴場スポットのようなお店もありました。


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4.注目の蔦屋中目黒もウォッチ

続いて中目黒高架下の顔にもなっている中目黒蔦屋書店を見ていきたいと思います。
中目黒蔦屋書店は代官山と同じくスターバックスとのコラボをしていて、スタバのコーヒーを飲みながら本を読んだり休憩することも出来ます。

中目黒にはこちらの記事「世界で5店舗目のプレミアムスターバックスをその建築と共に徹底レポート」でも紹介したプレミアムスタバもありますが、こちらの中目黒高架下のほうが3年早い2016年のオープンです。

外装のデザインを行ったのは代官山蔦屋書店やGINZA PLACEを手掛けたクライン ダイサム アーキテクツです。
クライン ダイサム アーキテクツについては GINZA PLACEを紹介した「銀座4丁目交差点の新名所!GINZA PLACEを見学」でも触れていますが、イタリア出身の2人の建築家が日本で立ち上げた設計事務所で、西洋と東洋の両方の文化をリスペクトし、その魅力を最大限に引き出し融合させるデザインが最大の特徴です。

代官山蔦屋書店でも用いられた、ガラスと白の外壁材による「T」のデザイン、 白の外壁材 の中にも「T」の組み合わせによってできています。

こちらのTSUTAYAの面白いところは、建築内部に縦横に大きく通路をとり、建物を4つのゾーンに分断していることです。
雑誌が並び、まずは気軽に入れる「Meet」ゾーン、デザインやビジネスの本が並んでコンセントも完備されている「Work」ゾーン、暮らしや食の書籍が並びお酒も飲める「Talk」ゾーン、イベントやワークショップも開かれる「Share」ゾーンが立ち並び、通路が街を引き込むように交差してます。

入口も1つではなく街の色々なところからアクセスできるようになっていて、東急設計とのコラボレーションがいい方向に生きています。

また、高架下ということでどうしても巨大な柱脚がでてくるのですが、それに敢えて逆らわず建物を雁行させることで回遊性もあがり、建物を周るのが楽しくなります。
このような建築的には、不経済な形も高架下の平屋という条件と、その周りの街を巻き込むという目的があったからできることで、他にはない建築がここでしかできない合理性を持って成り立っているのだと思います。

雁行する中には写真ようなポケットパークも。その他にも店内、十字の通路と結構な数のイス・テーブルスペースが設けられていました。
ここのスタバは4~5回訪れていますが、1人か2人であれば席がない!といったことは今までなく、何とか座れることが多かったです。

スタバで休憩した後は、再び中目黒高架下を散策するもよし、近隣の店舗で飲み食いするもよし、中目黒の街を存分に楽しみたくなる建築でした。


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