建築デザインが素敵な東京都内のおススメカフェ50選

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こんにちは、建築好きのやま菜です。
今日は東京都内にある建築デザインが素敵なカフェを、50建築に絞って紹介したいと思います。

都内の多くのカフェの中から特におススメしたいカフェ建築を厳選して紹介いたしますので、今後の建築巡りの参考やバーチャル建築ツアーとしてお楽しみいただければと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・デザインが素敵なカフェ建築を写真と文字でレポート
・著名な建築家がデザインしたカフェや歴史のある近代建築カフェをまとめ
・カフェ建築の見どころや注目ポイントを解説

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1.Connel Coffee/草月会館(赤坂)

まず初めに紹介するConnel Coffeeは、青山通りの赤坂御所地の向かいに建つ草月会館の2階にあるカフェです。
建築家の丹下健三氏がデザインした草月会館は、目の前にある高橋是清翁記念公園や赤坂御所地の緑を借景として取り入れるデザインが特徴の建築でしたが、2015年の改修でそんな建物のコンセプトをさらに引き出すカフェが誕生しました。

新しくなったカフェスペースでは、元々の建物の構成をそのまま活かしつつ中央の大テーブルに天井と同じ鏡面加工を施すことで、眼前の公園の緑が飛び込んでくるような演出がより強調されています。
また、床とテーブルには3種類の幅の特殊なフローリングを使用することで、借景の木々と呼応するような多様性を持った空間を生み出していて、まるで森の中にいるような素敵なカフェ体験ができます。

改修設計:nendo+乃村工藝社
建築設計:丹下健三/丹下健三・都市・建築設計研究所
所在地:東京都港区赤坂7-2-21
アクセス:青山一丁目駅より徒歩約5分、赤坂見附駅より徒歩約10分
竣工:2015年(建築自体は1977年)
営業時間:10:00~18:00
休館日:土曜、日曜、祝日
公式HP:http://connelcoffee.jp/

2.とらや 赤坂店/虎屋菓寮(赤坂)

とらやは、室町時代に京都で創業した老舗の和菓子店で、ここ赤坂店は1964年に建てられた旧店舗を2018年に建て替えてリニューアルした新店舗です。
檜をふんだんに使った大きな傘のような建物は、シンプルな構成の中に優雅さと力強さを感じるデザインとなっていて、受け継がれる伝統技術とこれからの時代を切り開く先進性の両方を体現した建築となっています。
赤阪御料地の豊かな自然と、たっぷりと降り注ぐ自然光を感じながら頂く和菓子は絶品で、優雅で至高のカフェタイムを味わえるオススメの建築です。

詳細記事
・赤坂「とらや赤坂店・虎屋菓寮」伝統と革新が融合した素敵過ぎる建築をレポート

設計:内藤廣/内藤廣建築設計事務所
所在地:東京都港区赤坂4-9-22
アクセス:赤坂見附駅より徒歩約6分
竣工:2018年
営業時間:
 虎屋菓寮11:00~17:30
 物販9:00~18:00(平日)、9:30~18:00(土日祝)
定休日:毎月6日
公式HP:https://www.toraya-group.co.jp/shops/shop-5

ちなみにとらやといえば、こちらのTORAYA TOKYOも見逃せません。
■TORAYA TOKYO

TORAYA TOKYOは2012年に復元・修復された東京駅の丸の内駅舎南ドームの2階部分に設けられたとらやのカフェです。
東京駅の赤レンガとシンプルで現代的な要素の対比が印象的な内装は、伝統と革新の両方の要素を追求するとらやにふさわしいデザインとなっています。
私が頂いたのは人気メニューの白小倉のお汁粉ですが、今まで食べたおしるこの中で一番おいしい、極上のおしるこでした。

TORAYA TOKYO

過去から現在に続く歴史を体感しながら至福のひと時を過ごせるカフェなので、ちょっと贅沢な時間を過ごしたい時に訪れてみるとこをおススメします。
詳細記事
・丸の内「TORAYA TOKYO」東京駅直結のカフェを建築好きがレポート

改修設計:内藤廣/内藤廣建築設計事務所
所在地:東京都千代田区丸の内1-9-1
アクセス:東京駅直結
竣工:2012年
営業時間:
 平日 10:00~19:00
 土曜、日曜、祝日 10:00~18:00
席数:48席
公式HP:https://www.tokyostationhotel.jp/restaurants/torayatokyo/

3.Cafe1894(丸の内)

Cafe1894

続いて紹介するCafe1984は、もともとは1894年に建てられ、老朽化等の理由から1968年に解体された三菱一号館美術館を2009年に復元・再築してつくられたカフェです。
店内に一歩足を踏み入れると、思わず息を呑んでしまうような迫力の2層吹き抜けの大空間が目の前に広がります。
明治期には銀行として使われていた建物は、荘厳にしてどこか懐かしい温もりも感じる内観となっていて、銀行建築時代そのままに復元された待合スペースや復元された窓口から、見たことがないはずの当時の風景が浮かんでくる気さえします。
まさに映画の中の世界に迷い込んだような至高の空間体験ができる、丸の内でイチオシのカフェです。

Cafe1894

詳細記事
・Cafe1894がスゴい!明治の銀行建築を復元したカフェをレポート【東京丸の内】

設計:ジョサイア・コンドル(原設計)、三菱地所設計(復元)
所在地:東京都千代田区丸の内2-6-2
アクセス:東京駅より徒歩約5分
竣工:1894年竣工、1968年解体(2009年復元)
営業時間:11:00~22:00(変更となる場合あり)
定休日:元旦、不定休
席数:94席
備考:現在は長期休館中
公式HP:https://mimt.jp/cafe1894/

4.スターバックス皇居外苑 和田倉噴水公園店(丸の内)

スターバックス皇居外苑 和田倉噴水公園店は、皇居外苑の公園内に建つスターバックスの店舗です。
元々の建物はレストラン・休憩所・トイレの複合施設でしたが、2021年にレストランの改修が行われ、スターバックスとなりました。

それぞれの機能ごとに軽やかな曲線の屋根を描く建物は、外からは皇居前の景観に溶け込む控えめな姿に見えますが、中に入ると印象が一変。
ダイナミックな木の架構と、眼前の噴水・その先の皇居の自然に視線が向かう絶景カフェとなっています。

原建物設計:SD
内装改修設計:スターバックスコーヒージャパン
所在地:東京都千代田区皇居外苑3-1
アクセス:東京駅より徒歩約6分
竣工:1995年(2021改修)
営業時間:7:00~21:00

5.教文館 Cafe きょうぶんかん(銀座)

Cafe きょうぶんかん

銀座のメイン通りである中央通りに建つ教文館は元々はキリスト教宣教師らによって1885年つくられた書店をルーツにする歴史ある建物です。
現在の教文館は1933年に建てられたものですが、この建物のデザインを手掛けたのは日本近代建築の父とも呼ばれるアントニン・レーモンド。
銀座の隠れ名建築として名高い建築の4階につくられたCafe きょうぶんかんは、銀座の街を見下ろしながらケーキやコーヒーが頂けるとっておきのカフェです。
クラシカルな雰囲気の中で、こだわりの素材や食器と共に優雅な時間を過ごせるおススメのカフェです。

Cafe きょうぶんかん

関連記事
・教文館が面白い!昭和初期に建てられた銀座の老舗書店をレポート

建築設計:アントニン・レーモンド
所在地:東京都中央区銀座4-5-1 4階
アクセス:銀座駅より徒歩約2分
竣工:1933年
公式HP:https://www.kyobunkwan.co.jp/

6.寿月堂本店(築地)

築地KYビル

寿月堂は1854年に創業の丸山海苔店による日本茶専門店です。
寿月堂本店のはいる築地KYビルは、元々1980年代に建てられた建物の改修プロジェクトとして、隈研吾建築都市設計事務所の設計で2016年にリニューアルしましたが、さらに2022年に建物の1階にこちらの寿月堂(じゅげつどう)本店がオープンしました。

寿月堂 本店

壁面に木目調の細かいアルミパネルを並べた建物は、建築好きが見ればすぐに隈研吾氏を連想してしまうほど特徴的なデザインとなっていますが、寿月堂のデザインも特徴的で、竹の野点傘をモチーフにしたデザインが特徴の店舗では、絶品の日本茶やスイーツを頂けます。
しなやかなカーブを描きながら空間を覆う竹材は、受け継がれる伝統と共に移りゆく現代という時空を象徴するようでとても興味深いです。

寿月堂 本店

設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
所在地:東京都中央区築地4-7-5
アクセス:築地駅より徒歩約1分
竣工:1988年(2016年改修/築地KYビル、2022年/寿月堂本店)
営業時間:9:30~17:30
 土曜、日曜、祝日 13:00~18:00
定休日(カフェ):日曜、祝日

7.Hama House(浜町)

Hama House

Hama Houseは、日本橋の浜町エリアに建つカフェ、キッチンスタジオ、オフィス等の複合施設です。
1階のカフェは約5mの天井高の開放的な空間となっていて、壁一面に並べられた本を片手に食事やドリンクを楽しめるブックカフェになっています。

お隣のHAMA1961という建物が水平方向に伸びるのに対して、Hama Houseでは垂直方向に伸びる大開口が印象的で、まるで兄弟のように浜町の一角に新たな景観をつくり出しています。
私が訪れた時も近所の方と思われる家族連れや、テイクアウトの珈琲を頼みに来たお兄さんがいたりと、地元に根づいたスペースとなっていたのが印象的でした。

Hama House
Hama House

設計:オンデザインパートナーズ
所在地:東京都中央区日本橋浜町3-10-6
アクセス:水天宮前駅より徒歩約6分
竣工:2017年
営業時間:
 平日 11:30~21:00
 土曜、日曜、祝日 11:00~18:00
公式HP:https://hamacho.jp/hamahouse/

8.K5 SWITCH COFFEE(茅場町)

SWITCH COFFEE

金融の街茅場町に建つK51923年に銀行建築として建てられ、2020年にスウェーデンの建築家グループCLAESSON KOIVISTO RUNEによってリ・デザインされた建築です。
そんなK5の1階に入るSWITCH COFFEEは目黒や代々木八幡に店舗を構える人気のコーヒーショップの3店舗目。
99年の歴史を刻む無骨なコンクリートの建物と、店内に広がる植物と淹れたての珈琲の香りの対比を楽しい素敵なカフェとなっています。

SWITCH COFFEE

建築設計:SPEAC+三菱地所設計
内装設計:CLAESSON KOIVISTO RUNE+ADX
所在地:東京都中央区日本橋兜町3-5
アクセス:茅場町駅より徒歩約7分
竣工:1923年(2020年改修)
営業時間:8:00-17:00
公式HP:http://www.switchcoffeetokyo.com/

9.BIRD BATH & KIOSK(半蔵門)

BIRD BATH & KIOSK

半蔵門駅から直ぐの場所に建つBIRD BATH & KIOSKは、BIRDBATH(水飲み場)の名前の通り半蔵門で働くワーカーがちょっと一息ついて休憩できる場としてつくられた平日限定の憩いの場。
売店には珈琲をはじめとしたカフェメニューの他に文房具やスナック、コスメや書籍といった様々なアイテムが販売されています。

BIRD BATH & KIOSK

また、SUPPOSE DESIGN OFFICEの食堂でもある社食堂がプロデュースしていることもあり、オリジナルのお弁当をはじめ、ランチメニューも充実しているのも特徴です。
窓際の無骨なコンクリートによって切り取られた大開口は、外からの明るい太陽光を店内に注ぎつつ、外の景色を映画のスクリーンのように楽しめます。

BIRD BATH & KIOSK

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・BIRD BATH & KIOSKが面白い!平日限定の素敵カフェをレポート【東京半蔵門】

設計:SUPPOSE DESIGN OFFICE
所在地:東京都千代田区一番町23-3 千代田一番町ビル B1F
アクセス:半蔵門駅より徒歩約1分
竣工:2018年
営業日時:10:00~19:00
定休日:土曜、日曜、祝日
席数:20席
公式HP:https://www.instagram.com/birdbathkiosk/

10.珈琲ロン(四谷)

珈琲ロン

四ツ谷駅を出て約2分ほど歩いたところにある珈琲ロンは半世紀以上前に建てられ、まるでタイムスリップしたかのような懐かしい雰囲気が漂う喫茶店。
この建物は建築好きの間では知る人ぞ知る名建築で、外観はプレキャストコンクリートによる無骨な表情が特徴の建物です。

珈琲ロン

中に入るとイメージが一転、真っ赤なレザーのソファーと鈍く光る木質の内装、包み込むような暖色の照明による空間が広がります。
ここだけが時が止まっているかのような空間はまさに別世界。
竣工から半世紀以上経っているのですが、丁寧にメンテナンスしながら使い続けられていることがハッキリ伝わってくる素敵な建築です。

珈琲ロン
昔ながらのメロンソーダ

エメラルドグリーン色が美しいクリームソーダをはじめ、名物のたまごサンドや日替わりのケーキなど昔ながらの味が堪能できるおススメの喫茶建築です。
詳細記事
・珈琲ロンがスゴい!建築好き必見の至高の純喫茶をレポート【東京四谷】

設計:池田勝也
所在地:東京都新宿区四谷1-2
アクセス:四ツ谷駅より徒歩約2分
竣工:1969年
営業時間:11:00~18:00
定休日:土曜、日曜、祝日

11.珈琲 FARO/エチソウビル(本郷)

珈琲FARO(エチソウビル)

珈琲 FARO(ファロ)は大正時代に建てられたエチソウビルという築約100年の建物の2階につくられたカフェです。
こちらのカフェは改修前は雀荘だったそうですが、この建物にオフィスを構えるFARO DESIGNによって2016年に生まれ変わりました。
元々の建物の持つ風格や素材感を活かした店内は、明るく広々としていてとても居心地のよい空間となっています。
ランチメニューの特製カレーは、まろやかで優しい味わいの中に、練り込まれた深みのある味わいでとっても美味しかったです。
ヘルシーで素材の味を活かしたメニューが多いカフェなのも魅力的な、本郷の隠れ家的なスポットです。

珈琲FARO(エチソウビル)
珈琲FARO(エチソウビル)

改修設計:FARO DESIGN
所在地:東京都文京区本郷2-39-7
アクセス:本郷3丁目駅より徒歩約3分
竣工:1924年(2016年改修)
営業時間:
 月曜~土曜 11:00~22:00
 日曜・祝日 11:00~18:00
座席数:20席

12.山の上ホテル コーヒーパーラーヒルトップ(御茶ノ水)

山の上ホテル

山の上ホテルは、元々は欧米の生活様式やマナーを啓蒙するための研修施設 佐藤新興生活館として1937年に建設され、戦後ホテルに改修されてからは川端康成や三島由起夫をはじめする様々な作家や文化人に愛されたことでも知られるホテルです。
当時流行していたアール・デコ様式を見事に取り入れたホテルは、坂を上がった先に現れる優雅にして堂々とした姿は、見るものを虜にする気品を纏っています。
山の上ホテルには和洋中と様々なレストランが入っていますが、中でもイチオシなのが地下1階の北側に入るコーヒーパーラーヒルトップです。

白鳥を形どったシュークリームがトレードマークのプリンアラモードや、長い時間をかけて抽出した水出しコーヒーゼリーのアイスクリーム添えなど、長い歴史の中で受け継がれた絶品メニューを味わえるおススメのカフェです。

コーヒーパーラーヒルトップ

詳細記事
・御茶ノ水「山の上ホテル」コーヒーパーラーヒルトップで至高のランチを

建物原設計:ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
建物改修設計:アトリエアイ(1980年)、一粒社ヴォーリズ建築事務所(2019年)
所在地:東京都千代田区神田駿河台1-1
アクセス:御茶ノ水駅より徒歩約5分、神保町駅より徒歩約6分
竣工:1937年
備考:2024年の2月13日より建物の老朽化への対応のため長期休館

13.神保町ブックセンター(神保町)

神保町ブックセンター

神保町ブックセンターは、神保町駅を出てすぐの岩波ブックセンター跡地に2018年にオープンしたカフェ・書店・コワーキングスペースの複合施設です。
単なるブックカフェだけでなく、憩うこと、働くこと、集うこと、交流することなど、本を中心に様々な営みを生み出すようにデザインされていて、その運営も設計者であるUDSが行っています。

ソファからカウンターまで様々な席が用意されているのも嬉しいポイントで、岩波文庫を模したメニュー表や食器類などの細かいデザインも素敵なカフェとなっています。
カレーなど神保町ならではの定番メニューの他、モーニングメニューもおススメなので、少し早起きして朝の読書&モーニングを楽しんでみるのもおススメです。

神保町ブックセンター

設計:UDS
所在地:東京都千代田区神田神保町2-3−1
岩波書店アネックス1F・2F・3F
アクセス:神保町駅より徒歩約2分
竣工:2018年
営業時間:
 平日 9:00~20:00
 土曜、日曜、祝日 10:00~19:00
公式HP:https://www.jimbocho-book.jp/

14.竹むら(神田)

竹むら

神田須田街に建つ竹むらは、1930年創業の老舗の甘味処です。
名物揚げまんじゅうの他、あんみつや白玉などの人気メニューを求めて週末は行列ができる人気店となっています。
角地に建つことを意識したL字部分の外観も味わい深く、木造ならではの様々な要素が重なりある意匠を堪能できます。
素敵な空間で、揚げたてのお饅頭や絶品のお汁粉をリーズナブルなお値段で堪能できるおススメの甘味処です。

所在地:東京都千代田区神田須田町1-15
アクセス:神田駅より徒歩約9分
竣工:1930年
営業時間:11:00~20:00
座席:12席
備考:東京都選定歴史的建造物

15.Think Coffee(神田)

岡田ビル

Think Coffeeは、1969年に竣工した岡田ビルを改修してつくられた建物の1・2階にはいるカフェです。
改修にあたっては現在の法律に不適合となっていた建物の床や壁を抜いて減築することで、適法化と耐震化、光や風などを通す快適な空間を実現しているのが面白いところ。
カフェスペースも限られたスペースを最大限に活用していて、垂直方向は吹抜け、水平方向は街と繋がる半屋外テラスが抜け感をより演出していて、気持ちのよい空間が広がっています。

岡田ビル
岡田ビル

改修設計:再生建築研究所
所在地:東京都千代田区神田錦町2-9岡田ビル1・2F
アクセス:大手町駅より徒歩約5分
竣工:1969年(2022年改修)
営業時間:
 平日 8:00~18:00
 土曜、日曜 11:00~18:00
備考:2023年度グッドデザイン賞

16.RESTAURANT PLATINUM FISH マーチエキュート神田万世橋店(神田)

マーチエキュート神田万世橋は、神田須田街エリアに1912年(明治45年)に開業した旧万世橋駅の鉄道遺構をコンバージョンした商業空間です。

その中にある「2013プラットホーム」と呼ばれるプラットフォーム跡のスペースにつくられたRESTAURANT PLATINUM FISHは、世界で一番電車に近いレストラン・カフェといわれます。
2つの線路に挟まれたカフェスペースでは、間近で電車の通り過ぎるのを感じられる絶景スポットとなっていて、電車好きでなくとも興奮すること間違いなしのおススメのスポットです。
マーチエキュート神田万世橋自体も100年以上前の遺構をうまく活用した建築となっていて、休日デートにもってこいの建築です。

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・マーチエキュート神田万世橋がスゴい!近代遺構を活用した商業空間を徹底レポート【東京秋葉原】

建築改修設計:JR東日本建築設計事務所+みかんぐみ
所在地:東京都千代田区神田須田町1-25-4
アクセス:秋葉原駅より徒歩約4分
竣工:2013年
営業時間:
 月~土 11:00~23:00
 日・祝 11:00~21:00
定休日:無
席数:40席(店内24席、テラス16席)
HP:https://platinumfish.jp/

神田周辺には他にもおススメの喫茶建築がいくつもあります

■神田珈琲園
こちらの神田珈琲園は、神田駅の高架下空間に建てられた創業65年の老舗の喫茶店です。

高架橋の耐震補強工事に伴って建て替えられた店舗は、高架橋から縁を切った5m弱の空間という厳しい設計条件でしたが、幅100mmのシャープな鉄骨や吹抜けを上手く活用したデザインによって、極小空間ならではの居心地の良さとバラック的な親しみ感のあるカフェに生まれ変わっています。

シャープな鉄骨に対して、高架橋の太い柱をライティングによって際立たせて見せたり、建替え前に使っていた風合い溢れる家具が並んでいたりと、新旧のコントラストも楽しめる素敵なカフェとなっています。

設計:牧野恭久建築設計事務所
所在地:東京都千代田区鍛冶町2-13-12
アクセス:神田駅より徒歩約1分
竣工:2020年

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