神楽坂「カフェ・ベローチェ」生まれ変わった注目カフェをレポート

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本日紹介する建築はこちら。

神楽坂駅から15分程歩いたところにあるカフェ・ベローチェ神楽坂店です。
カフェ・ベローチェといえば赤の店舗カラーをイメージする人が多いと思いますが、こちらの店舗はカフェ・ベローチェを運営するシャノアールの50周年を記念してつくられた旗艦店舗です。
この神楽坂店ではこれまでのブランドを一新し、「Casual&Rich」をコンセプトにこれまでのベローチェのイメージに捕らわれない新店舗としてデザインされました。
いったいどんな建築なのか早速レポートしていきたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・本職は建築の設計事務所で働く建築人

【この記事で分かること】
・カフェ・ベローチェ神楽坂店を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・カフェ・ベローチェ神楽坂店の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・カフェ・ベローチェ神楽坂店の建築的な見どころや注目ポイント

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1.話題の建築家集団がデザインした店舗に注目!

カフェ・ベローチェ神楽坂店へのアクセスは東西線の神楽坂駅から徒歩約8分、都営大江戸線の牛込神楽坂駅徒歩約5分ほど歩いた場所にあります。
元々は他の店舗と同じく赤色を基調色としたデザインの店舗でしたが、2016年のリニューアルオープンを機にデザインが一新されました。
店舗の設計は今日本で最も話題の建築家集団といっても過言ではないSUPPOSE DESIGN OFFICEがデザインを手掛けていて、これだけで建築好きとしてはかなりテンションが上がります。

エントランスに近づくとまず初めに気づくのはモノクロで描かれたグラフィックな床のデザインです。
だまし絵のようでもあるお洒落な床は店舗の外から中まで連続するように敷かれていて、街と店舗が自然に繋がるようにデザインされています。

店内に入ると、こちらも白と黒を基調としたモノトーンな内装となっていてかなりスタイリッシュな印象です。
道路際の窓は上部が丸みがかったデザインなのですが、木の枠にガラス張りなので店内は結構明るく感じます。
私はカフェの閉鎖的な雰囲気がちょっと苦手なので、明るく開放感のあるカフェはかなり好印象でした。

2.街とのバッファーゾーンとなる店舗の入口に注目!

この丸みを帯びた窓を中心とした壁際はこの新店舗の1つのポイントにもなっていて、ヨーロッパの街中を思わせるようなお洒落な印象を感じます。
ちなみに改装前のべローチェは普通の四角形の越窓だったので、丸いアーチ状のデザインやひざ元まで伸びる窓は今回の改修に合わせてデザインされたものと思われます。

こちらの窓は額縁がそのままベンチのようになっていて、こちらの軒下空間も客席として利用できます。ちょうど建物のエントランスと道路の間の中間領域が、人々が佇めるバッファーゾーンになっているのが面白いです。

こちらは建物の向かって左側。写真のように丸椅子の他にも窓枠がベンチとなっていて、誰でも気軽に休憩したり待ち合わせに使えるようなデザインとなっています。
この建物自体が2階から上の部分が2m近く前にせり出しているので、その構造をうまく利用し軒下空間は、店舗の中だけで完結しない街に開いたカフェを目指しているのがわかります。
私が訪れた朝の時間帯は佇んでいる人がいなかったのですが、もう少しお昼時になると賑わいを見せるのでしょうか。次に来た時にチェックしてみたいと思います。

3.モーニングを頂きながら午前のひと時を堪能!

今回の訪れたのは朝の時間帯だったので、モーニングセットを注文して席に着きます。
今回頂いたのはカイザーサンド スクランブルエッグ・ベーコンレモンティーのセット(¥440)
こちらの店舗は旗艦店ということでオリジナルメニューも考案されていたようですが、私の見た限りメニューは普通のベローチェでした。オープンしたのが2016年でこちらの店舗が第1号店なのですが、その後に2号店が続いたという話は聞かないのでこの店舗だけでいったん打ち止めになっているのでしょうか。
モーニングセットはとても美味しかったです。

店内は完全禁煙且つ、テーブルにはコンセントが一口ついているのもうれしいですね。
私の隣でもパソコンで作業したり、スマホをいじっている人がいたりしてかなり活用されているようです。こういったコンセントは今の時代のカフェには欠かせないものとなりつつありますね。

ちなみにベローチェでおなじみ(?)のトイレのサインも健在でした。
このサインはお手洗いに人が入っているかを知らせてくれるものですが、個人的にはかなり便利だと感じています。
こういったカフェだと、「お手洗いに行く」→「誰か入ってる」→「席に戻る」→「出て来るタイミングをはかる」なんてことがよく起こりますが、こういったサインで状況が分かるのはかなり楽だと思っています。
もっといろいろな店舗で取り入れてくれればと思うのですが、なかなか広まりませんね。
ちなみにこの電灯のデザインもお洒落でよかったです。他の店舗だと明らかにトイレを連想させる人型の赤青サインなのですが、こちらの店舗ではさすがにしっかりデザインされています。

この日は神楽坂での建築さんぽの1つとして寄ったのですが、ついつい長居してくつろいでしまいました。
建築も含めてとてもいい午前のひと時を過ごせましたので大満足の建築見学ができました。

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カフェ・ベローチェ神楽坂店
設計:SUPPOSE DESIGN OFFICE
所在地:東京都新宿区神楽坂4-1-1
アクセス:神楽坂駅より徒歩約8分、牛込神楽坂駅より徒歩約5分
竣工:2016年(改修)
営業時間:7:00~23:00


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