佐藤可士和氏監修「くら寿司浅草ROX店」話題の回転寿司店をレポート

今日は2020年にくら寿司の旗艦店としてオープンしたくら寿司浅草ROX店を訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。
日本を代表するデザイナー佐藤可士和氏が手掛けた注目の店舗をたっぷりと紹介していきたいと思いますので、ぜひお楽しみください。

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1.佐藤可士和氏がデザイン!くら寿司のグローバル旗艦店に注目

本日訪れた建築は回転寿司の大手チェーン店 くら寿司の浅草ROX店です。
くら寿司の浅草ROX店は、つくばエクスプレス浅草駅を降りてすぐの浅草ROX4階に2020年にオープンしたくら寿司のグローバル旗艦店で、内装のデザインは日本を代表するデザイナーの佐藤可士和氏が手掛けています。

佐藤可士和氏と言えばユニクロやセブン-イレブン、楽天グループといった誰もが知っているデザイン・ブランディングを手掛け、最近では恵比寿駅西口公衆トイレのデザインを手掛けるなど幅広い分野で活躍する日本を代表するクリエイターです。

浅草ROX店では観光(Sightseeing)と食事(Eating)を組み合わせた造語「サイトイーティング(SightEating)」をコンセプトに、内装デザインからロゴデザインの刷新、お皿や湯飲みとった食器のデザイン、祭りをテーマにした店内コンテンツ等が一体になってデザイン・ブランディングされているのが特徴です。


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いったいどんな建築なのかワクワクしながら訪れてきました。

2.早速突入!日本の祝祭空間をスタイリッシュに表現した店内がスゴい

くら寿司 浅草ROX店が入るのはつくばエクスプレスの浅草駅から徒歩1分の商業施設 浅草ROXの4階です。
つくばエクスプレスの浅草駅は東京メトロや東武線の浅草駅からは500mほど離れていますが、メトロや東武の駅からも徒歩7分程度の好立地です。

初めて訪れる場所だったので迷わないか心配だったのですが、浅草ROXにつくと早速佐藤可士和氏がデザインした新しいデザインの看板が大きく出ていました。
店舗は浅草ROX内にあるのですが、出入り口は完全に分離されていて、くら寿司へはこちらの専用のエントランスから入ります。

近づくと提灯と傘による日本的なデザインのエントランスがお出向え。エントランスを入ってすぐの専用エレベータから4階にある店舗に向かいます。

エレベータで4階まで上がると、まずは専用の受付機で受付を済ませます。
私はアプリで事前に来店予約をしていたので、予約番号を打込んで早々に受付は完了。
この受付機もとても面白くて、一見普通のタッチパネル式のインターフェイスにみえますが、実は指が画面に触れなくても反応する非接触型の端末になっているのが驚きです。

浅草ROX店はコロナ禍が始まった2020年にオープンしていますが、感染症対策が入念にデザインに取り入れられていて、受付から食事を終えて店を出るまで一切人と接触しないでいいような店舗デザインになっています。
回転寿司と言えど最低限店員さんとの接触があると思いきや、全く接触なしで食事を楽しめるのには驚きました。店員さんとの非接触は、人件費の削減や言語に頼らないオペレーション手法としてコロナ禍前から計画されていたそうですが、驚くべき先見性ですね。

店内に足を踏み入れると、日本の祭り空間をイメージしたという様々なインテリアが目に飛び込んできます。
浅草という立地や、くら寿司のグローバル展開といったキーワードからはつい外国人に向けたデザインという点が強調されがちですが、日本人から見てもかつて日本のあちこちで見られた縁日の祝祭空間は、忘れかけていた祭りのワクワク感と一体感を呼び起こしてくれます。

内装デザインに際しては写真の絵前に掛けられている歌川広重の浮世絵「東都名所高輪廿六夜 待遊興之図」にあるような、様々な人々が賑やかに行き交い交流する文化や風景をイメージしたとのこと。

この浮世絵のイメージは、グローバル化の中で多様な人々が交わるイメージに加えて、様々なネタが巡り巡る回転寿司のイメージにもピッタリ合っています。
272席ある座席の上には白木で組まれた大屋根が架かっていて、空間に統一感とシンボル性をもたらしています。
そもそも回転寿司は対象とカウンター越しに向合う従来のお寿司屋さんと違って、皆の周りをお皿が回転しながら巡っていくことが最大の特徴です。

最近はI型レーンの回転寿司も増えていますが、もともとの回転寿司らしい一体感を木組みの大屋根で表現しているのはさすがです。
淡い色の明るい木材も清潔感と開放感があってとても素敵。
ちなみに椅子のクッションがさりげなく畳になっていたりと細かい気配りも抜かりなくデザインされているのもポイントです。

3.席やレーンにも工夫がいっぱい!やっぱり楽しい回転寿司を満喫

くら寿司の注文はこちらのタブレット端末で行う方式で、約100種類ほどあるメニューから食べたいネタを選びます。

最近の回転寿司ではすっかりお馴染みになった端末を使っての注文ですが、うれしいのが普通にレーンを流れるお寿司もちゃんと用意されていること。
他のチェーン店ではほぼすべてのネタをタブレット入力に頼って野良のお寿司はほとんど廻さない、なんて回転寿司屋さんもありますが、やっぱり流れてきたネタを見て食べたくなったネタをとるのが回転寿司の楽しみの1つですね。

ちなみにくら寿司のお皿は「鮮度くん」と呼ばれるドーム状のお皿に覆われているのも特徴。
ドーム下部に空いた小さな穴に指を入れて上に上げると蓋が開く仕組みになっていて、衛生対策もバッチリとなっています。

お醤油やお茶の粉、箸などのアイテムはテーブルの蓋を開けると出てきます。
最近はくら寿司に限らずテーブルの中にこういったアイテムを納めるお店も増えてきていますが、テーブルの上スッキリするので、もっと普及してほしいと密かに思っています。

4.一皿125円!約100種類のネタを堪能

くら寿司のネタは基本的には1皿125円の超お手頃価格。
ネタのクオリティも125円と思えないほど高いのは、長年積み重ねてきたノウハウと全国展開による仕入れの賜物です。
食べたいネタを気兼ねなく食べたいだけ食べられるのは本当に嬉しいです。

こちらの大切りトロサーモンは2皿分の250円で、脂がたっぷりのった豪華な一品。
くら寿司ではちょっと値段の高いメニューはお皿を重ねることでカウントするシステムとしているのも分かりやすくて好きです。

通常の流れるお寿司は下のレーン、タブレットで注文したお寿司は上のレーンから届くのも注文しやすい工夫の1つ。

こちらは半熟卵の軍艦と、鰻と卵がミックスされたうな玉でどちらも125円。
低価格回転寿司では、こういった通常のお寿司屋さんではないような創作メニューがいっぱいあるのも魅力です。

3種のチーズの乗ったフライドポテトもお気に入りのメニュー。こちらもくら寿司を訪れると毎回食べてしまいます。
この他にもチャーシューコロッケやラーメン、タルトやケーキなどの幅広いメニューが楽しめるのも良いですね。

食べ終わったお皿はこちらの投入口に返却する仕組みなので、テーブルの上もスッキリです。
くら寿司ではお馴染みの5皿で1回引けるガチャも健在です。

店内のデザインとお寿司をたっぷりと堪能して今回の建築巡りは大満足で終了となりました。
一流クリエイターによる工夫とこだわりが一杯に詰まったくら寿司浅草ROX店。皆さんも機会があれば是非訪れて、その空間と味を堪能してみて下さいね。

内装デザイン:佐藤可士和/SAMURAI
所在地:東京都台東区浅草1-25-15 浅草ROX店4F
アクセス:つくばエクスプレス浅草駅より徒歩約1分
竣工:2020年
営業時間:11:00~23:00
座席:272席
公式HP:https://www.kurasushi.co.jp/shopsearch/shopdetails/?id=530
備考:第54回日本サインデザイン賞 銅賞
ICONIC AWARDS2021インテリア部門Best of Best受賞


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