東急プラザ表参道に潜入!その建築の魅力を徹底紹介【東京表参道】

東京建築巡り

今回は表参道の神宮前交差点に建つ東急プラザ 表参道原宿を見学してきましたのでその模様をレポートしたいと思います。
まずは屋上からはみ出した木々が特徴的なこのけんちくですが、驚きのエントランスから天空の森と呼ばれる屋上庭園まで見どころいっぱいの建築となっていますので見学の際の見どころやポイントについても解説していきたいと思います。

ちなみに東急プラザについては、東急プラザ銀座店について以前の記事でレポートをしていますのでよろしければこちらもご覧ください。
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・東急プラザ銀座に潜入!その建築の魅力を徹底紹介

1.設計者の中村拓志さんってどんな人?

この建物の設計を行った中村拓志さんは1974年生まれの日本の建築家です。
明治大学大学院を修了後、隈研吾建築都市設計事務所で経験を積んだ後に28歳で独立してNAP建築設計事務所を設立しました。
リボンを立体的に巻き込んだような「Ribbon Chapel」など発表するプロジェクトはどれも大きな話題を呼び、今日本で最も注目される建築家の一人です。


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2.早速見学!外観から驚き

表参道の交差点に建てって見ると、まず最初に驚くのは今まで見たころのないような大胆な外観です。ガラスの下層部の上に巨大な植木鉢が乗っているような構成で、建物の間からは木々が見え隠れします。

3層目までのガラス張りの低層部と、その上に乗っかるグレーの植木鉢部分の対比が面白いですが、まさに建物の上に「森」が乗っかっているといっていい外観となっています。
表参道の商業建築ということで、大きな広告スペースは必須なのですが、低層部のほとんどをガラス張りにすることで商業施設として求められる広告スペースを生み出していますが、このガラス部分があることで上層部がより際立っています。

また、低層部をガラスでオープンな外装にすることで、かなり巨大な建築のはずなのにあまり圧迫感を感じないことにも注目です。
ガラス部分はけやき並木より少し低いくらいの大きさに抑えられているので、視線が水平方向に誘導されて抜け感を感じます。また、ガラス面にはけやき並木が反射されるのもあって道路が少し広がったかのような印象すら受けました。

3.最初の見どころエントランスがスゴイ

エントランスに向かうと最初の見どこどであるミラーガラス張りのエスカレータに入ります。

万華鏡のように様々な方向に反射しながら表参道の人々を切り取っていく様子は、これだけでもうアトラクションのようです。
このミラーガラスは表参道に建つ流行発信地として、流行の最先端をいく街の人々を映し出すモニターとしての役割もしています。

また、このミラーガラスのエントランスは、これから始まるショッピング空間への導入として、訪れた人の気持ちを高める効果も持っています。
これからはじまる夢のような空間や体験を予感させて、別世界に連れて行ってくれるようなエントランスのアプローチは、まさに表参道の交差点にふさわしいエントランスでしょう。

4.内部も外部と繋がる気持ちのいい空間

内部に入ると、こちらも巨大な吹き抜けとエスカレータによってショッピング空間を巡っていきます。
屋上に緑の緑地空間がありますが、まさに大地から吸い上げられる水分や栄養のように、エスカレータがポンプのように人々を吸い上げていきます。
まるで訪れた人々がこの建築の隅々に沁みわたっていくような感覚を体験できます。

また、建物の中にも様々な場所で外部の植物を感じられたり、トップライトから自然光が射してきたりと気持ちのいい空間になっていました。

ちなみに当然エレベータもありますが、まずはエスカレータを使って建築内を登っていくのがおススメです。
行きはエスカレータ帰りはエレベータに乗るのが私のおススメプランです。

5.最大の見どころ「おもはらの森」を体験

エスカレータと、最後は屋上に続く階段を上っていくと最大の見どころ「おもはらの森」に到着です。
この建物は一番初めから「表参道に森をつくりたい」というコンセプトがあり、設計者の中村拓志さんによると「建物の設計より先に屋上の木の配置を先に検討した」というくらい屋上がこの建築のキーになっています。

屋上に上がるとすり鉢状に周辺部が段々と上がっていっていて、上がったところには外から見えた木々が植わっているのが分ります。
この外周部の盛り上がりは、外から見た時に森のように木々が生い茂っているように魅せる効果と、大きな木々には同じくらい根の部分にスペースが必要なことからつくられていて、この2つの理由が合わさることでこのようなデザインとなっています。

すり鉢状の階段は六角形の細かなパーツの連続でつくられていて、腰かけるのにピッタリのサイズです。
1人でも、2人でも、もっと大人数の友達同士でもピッタリ腰かけて気軽に休憩することができるこの六角形のデザインですが、斜めに横切りながら屋上を散策したり目的の場所に移動できるようにもなっていて、隠れた名チェックポイントです。

屋上の中心にはトップライトとベンチがデザインされています。
内部を周っている時にも上からの自然光がかなり気持ちよかったのですが、このトップライトの効果によるものでした。
トップライトの周りにはカウンターと椅子も設置されていて気軽に休憩できる都会のオアシスとなっています。

屋上階にはカフェもあるので、建築を堪能した後はコーヒーと軽食を片手にここでひと休憩。
前に来た時は映画の上映などもしていて、イベントスペースとしても活用されていました。
次回来る時はイベント情報をチェックしてこの屋上の森を更に満喫したいと思います。



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設計:中村拓志+竹中工務店
所在地:東京都渋谷区神宮前4-30-3
最寄駅:表参道駅徒歩7分
竣工:2012年

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