東京のアート&カルチャースポットを厳選!定番から隠れ名建築まで20選

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今回は東京都内のおススメのアートやカルチャーに関わるスポットを大特集したいと思います。
紹介するのは今まで私が訪れたスポットの中から、 定番から穴場まで特におススメのスポットをピックアップしました。私も毎週末どこに行こうかと頭を悩ますのですが、こちらを見て皆さんが週末にお出かけの際に少しでも参考になればうれしいです。

私が建築に興味があるので名建築も多く挙げていますが、もちろん建築に興味がなくても十分に楽しめるスポットばかりとなっていますのでご安心ください。
では早速ご紹介していきたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・東京のアート&カルチャースポットがわかる
・アート&カルチャースポットを実際に訪れた感想やポイントを写真と文字でレポート

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1.美術館でアートを楽しむ

まずはじめにおススメしたいのは定番ともいえますが美術館でのアート鑑賞です。
東京には本当に数多くの美術館があり、ついつい忘れてしまいがちですが一度東京の外に出てみるとその有難味がよく分ります。企画展の内容で決めるのもいいですし、美術館の特色から訪れるのもいいですし、アートな体験は1日を特別な日に変えてくれます!

■ついに世界遺産に登録!国立西洋美術館 ピックアップ!

国立西洋美術館の建築

都内にはものすごい数の美術館がありまずが、建築を主に扱うこのブログでまずはおススメしたいのは上野にある国立西洋美術館です。
東京都内で見れる初めての世界遺産になった西洋美術館は、美術と建築の両方が味わいつくせるまさに夢のスポットです。
近代建築の三大巨匠ともいわれたル・コルビュジエの思想が詰まった美術館は、企画展だけでなく常設展のみで入場するのもおススメですよ!

★詳しくは以下の記事でも紹介しています!
→世界遺産になったコルビュジエの国立西洋美術館って何がすごいの!?

設計者:ル・コルビュジエ(+前川國男)
所在地:東京都台東区上野公園
アクセス:上野駅より徒歩約5分
竣工:1959年

■ジブリの魅力が凝縮された美術館!三鷹市立アニメーション美術館 ピックアップ!

建築?美術館?普段行かないし敷居が高いなぁという人には三鷹市立アニメーション美術館、通称ジブリ美術館はいかがでしょうか。
ジブリ美術館はスタジオジブリの宮崎駿氏が発案して2001年に開館した美術館ですが、宮崎さん自身が考える理想の美術館を、なんと宮崎さん自身が書いた断面スケッチを元に設計が行われた美術館なのです。
細部にまで「利用者にとってこんな美術館でありたい」「こんな体験をしてほしい」という思いが詰まった美術館はどんな人でも100%楽しめる超絶おススメスポットです。

★詳しくは以下の記事でも紹介しています!
→ジブリ美術館の建築的魅力を徹底解説!

設計・企画:宮崎駿
建築設計:日本設計
造園設計:安西デザインスタジオ
所在地:東京都三鷹市下連雀1-1-83
アクセス:三鷹駅・吉祥寺駅より徒歩で約15分、バス6分
井の頭公園駅徒歩で15分
竣工:2001年

2.デジタルアートミュージアムを体験

通常の美術館もいいですが、もっと違う美術館を見たい!という人にはデジタルアートミュージアムがおススメです。
デジタルアートミュージアムはプログラミングやプロジェクションマッピングといった最新の技術を使ったミュージアムで近年大きな注目を浴びています。

■お台場の注目スポット!チームラボボーダレス ピックアップ!

チームラボボーダレスは2018年にオープンし、約10000㎡の敷地に50点を超える作品が展示されています。
「ボーダレス」の名の通り、順路もなく自由に歩き回りながら、その世界に迷い込む中で、もうひとつの世界に入り込むことができます。自分と他者、身体と精神等の境界が曖昧になる体験型のミュージアムは通常の美術館にはないアクティブなアート体験をしたい人におススメです。

★詳しくは以下の記事でも紹介しています!
→チームラボボーダレスは全身で楽しめる体験型アート空間だった

3.博物館で宝物を愛でる

続いておススメしたいのは博物館です。
都内には数多くの博物館がありますが、東京の博物館には何十点もの国宝を見れたり、テーマに沿った様々な企画展が行われたりと一日いても飽きない博物館が沢山あります。

■両国に鎮座する巨大生物! 江戸東京博物館 ピックアップ!

両国にある江戸東京博物館は実物大の模型をはじめ、江戸から東京という時代の流れを体感できる博物館なので、どんな人でも楽しめる展示と言えます。
また、建築も特徴的で、4本の大柱と2本の大梁のメガストラクチャーで支え、フレキシブルな展示空間を目指した建築はメタボリズムという日本の伝説的ともいっていい建築運動を体現した建築となっています。

設計:菊竹清訓
所在地:東京都墨田区横網1-4-1
アクセス:両国駅より徒歩約3分
竣工:1993年
備考:現在大規模改修中の為休刊中です

★詳しくは以下の記事でも紹介しています!
→江戸東京博物館は両国に鎮座する巨大生物!!

4.ギャラリー巡りをする

次におススメしたいのはギャラリー巡りです。
美術館よりちょっと小ぶりでテーマが決まっているギャラリーは、美術館以上にバラエティに富んでいて実はかなり面白いスポットが沢山あります。

■手で鑑賞する!ギャラリーTOM ピックアップ!

TOM

そんなギャラリーの中で特におススメしたいのが、渋谷にあるギャラリーTOMです。
ギャラリーTOM は3階建ての住宅に併設されたギャラリー で「手で鑑賞できるギャラリー」として視覚障害者も手を触れることで楽しめる作品が展示されています。
トップライトから入る光と影がとても印象的で、光は目で見るのではなく感じるものだ改めて考えさせられる名建築でもあります。

設計:内藤廣
所在地:東京都渋谷区松濤2-11-1
アクセス:渋谷駅より徒歩約10分、神泉駅より徒歩約6分
竣工:1984年

■芸術は爆発だ!岡本太郎記念館 ピックアップ!

岡本太郎記念館は芸術家岡本太郎氏のアトリエ兼住居を改修した記念ギャラリーです。
友人でもあった日本近代建築の偉人坂倉準三の設計で、1996年に亡くなるまでの約半世紀を岡本太郎氏が過ごした場所でもあります。
小さなギャラリーですが、光の降り注ぐ吹き抜けの空間や、所狭しと画材の並ぶアトリエ、当時の面影を残す庭など見どころが満載です。岡本太郎好きには堪らないスポットです。

設計:坂倉準三
所在地:東京都港区南青山6-1-19
アクセス:表参道駅より徒歩約10分
竣工:1954年

★都内のギャラリーについて詳しくは以下の記事でも紹介しています!
→有名建築家が設計した都内のおすすめギャラリー7選

5.読書スポットで本を読む

次にご紹介したいのが読書スポットです。漫画喫茶なら行ったことがあるけど…それ以外は本は家でしか読まないという人は勿体ない!
都内にはブックカフェや変わった本屋、漫画喫茶より低価格で漫画が読み放題な場所などさまざまなブックスポットがあるのです。そんな中からまずは2つをご紹介します。

■泊まれる本屋/BOOK AND BED TOKYO新宿店 ピックアップ!

BOOK AND BED TOKYO SHINJUKU

都内では新宿・浅草にもあるBOOK AND BED TOKYO「泊まれる本屋」がコンセプトのブックラウンジ・ホテルです。
本棚とベッドが一体となった空間に数千冊の本が並び、実際に宿泊して楽しむとができます。
揃っている本もちょっと変わった面白い本が多いのが特長で、文学・エッセイ・写真集・漫画など様々。
宿泊をしなくても、日中のDAY利用も出来るので、まずはDAY利用で体験してみるのもおススメです。

★詳しくは以下の記事でも紹介しています!
新宿「BOOK AND BED TOKYO新宿店」本に囲まれたホテル&カフェをレポート

設計:軍司沙織/Indigo
所在地:東京都新宿区歌舞伎町1-27-5 歌舞伎町APMビル8F
アクセス:新宿駅から徒歩約8分、西武新宿駅から徒歩約1分
竣工:2018年
営業時間:
 CAFE 12:00~20:00
 DAY TIME 13:00~21:00
公式HP:https://bookandbedtokyo.com/ja/shinjuku/

■漫画読み放題の公共施設!立川まんがぱーく ピックアップ!

立川まんがぱーくは市役所を改修してつくられた建物で、なんと約4万冊の漫画読み放題という夢のような建物です。
公共施設ということもあって利用料金が物凄くリーズナブルなことが特長で、1日いて食事をしても1000円もかかりません。また、アスレチックのような秘密基地のような読書スペースも大注目の注目スポットとなっています。

設計:清水建設
所在地:東京都立川市錦町3-2-26 2F
アクセス:JR立川駅より南口徒歩約13分、JR西国立駅より徒歩約7分
竣工:1970年(2012年改修)

★詳しくは以下の記事でも紹介しています!
→市役所を改修!立川まんがぱーくは漫画読み放題のスゴい建築

6.ミニシアターで映画を観る

次におススメしたいのがミニシアターでの映画鑑賞です。
ミニシアターではシネコンンなど大手の映画会社による超大作や話題の映画とは少し異なった、各映画館が独自でセレクトした作品が上映されています。
そしてミニシアターは映画館という文化の発信装置であることと、そのサイズから有名な建築家による設計のものも多くあり、よい映画を観つつよい建築も味わえてしまう超お得なスポットでもあるのです。

■渋谷シアター・イメージフォーラム ピックアップ!

シアター・イメージフォーラムは他の映画館ではなかなかやっていない世界のアート系・デザイン系の映画を多く上映しているシアターです。
ミニシアターの中ではかなり大きめのスクリーンを有しており、地下のシアターの客席幅いっぱいまで広がる映像体験はまさに空間と映画が一体となった没入感を体験でき、是非一度味わってみてほしいです。

設計:高橋正治
所在地:渋谷区渋谷2-10-2
アクセス:渋谷駅より徒歩約10分
竣工:2000年
スクリーン数:2
客席数:シアター1/64席 シアター2/100席

■ラピュタ阿佐ヶ谷 ピックアップ!

ラピュタ阿佐ヶ谷元々はアニメーション専用の映画館でしたが、現在では古い邦画を中心に、様々な映画を上映しているシアターです。
建築も特徴的でラピュタ阿佐ヶ谷の地下には劇場「ザムザ阿佐谷」、3、4階はレストラン「山猫軒」が併設されていて、それぞれの機能の大きさに合わせて緩やかに幹の大きさが異なる大きな樹木のような建築となっています。
外から見ても特徴的な建築ですが、木の中の家のようにそれぞれの機能を垂直に移動しながら巡る体験は、人工物と自然とが融合した空間が味わえてワクワクします。

設計:才谷遼
所在地:東京都杉並区阿佐谷北2-12-21
アクセス:阿佐ヶ谷駅より徒歩約5分
竣工:1998年
スクリーン数:1
客席数:48席

★都内のミニシアターについては以下の記事でも紹介しています!
→映画と建築の両方が堪能できる都内のミニシアター10選

7.国技館で相撲観戦をする

皆さん相撲観戦に行ったことはありますでしょうか?
最近ではスー女(相撲好き女子)という言葉もよく聞かれますし、週刊少年ジャンプでも掲載された「火ノ丸相撲」がアニメ化されたりと再び人気が出てきていますが、これが行ってみるとものすごく面白いのです!!

私もついこの間まで相撲未体験でしたが、実際に行ってみると全然敷居は高くなくて大迫力の勝負に魅了されあっという間に時間が過ぎているのに驚きました。
チケットをとるのだけは少し大変ですが、以下のページに初相撲観戦のレポートも書きましたので気になった方は是非参考にしてみて下さい。
→初心者でも楽しめる!はじめての相撲観戦を徹底レポート

設計:鹿島建設+杉山隆建築設計事務所
所在地:東京都墨田区横網1-3-28
アクセス:両国駅より徒歩約3分
竣工:1984年

8.寄席で落語を聞きに行く

続いておススメしたいのは寄席です。
こちらも相撲と同じく初めての人は敷居が高く感じてしまうかもしれませんが、全くそんなことはありません。
実際に行ってみると堅苦しいことは一切なく、生で聞く落語はまさに噺のプロのワザ、引き込まれるようにその世界を堪能することができます。
寄席は元々庶民の娯楽ということもあり、肩ひじ張らずに事前知識もなく楽しむことができるおススメ休日スポットです。

■寄席の老舗!上野の鈴本演芸場 ピックアップ!

都内ので定席(常時は開演している寄席)は上野の「鈴本演芸場」、浅草の「浅草演芸ホール」、新宿の「末廣亭」、池袋の「池袋演芸場」の4つありますが、昨年私が行ったのは上野にある「鈴本演芸場」です。
私もも生の落語を聞くのは初めてでしたが、最初に述べた通り敷居の高さも一切感じることなく100%楽しめた大満足の体験となりました。

とはいえ分らないことも多いと不安なもの。詳しい落語初体験の様子から疑問に感じることまでは以下の記事でも紹介していますので参考にしてみてください。
→初心者も楽しめる!はじめての寄席を徹底レポート

9.劇場で演劇・お笑いライブを楽しむ

次におススメしたいのは小劇場での観劇です。観劇というと少し敷居が高く感じてしまう人もいるかもしれませんが、まずは好きな作品が原作の作品や、好きな役者さんや芸人さんがでている公演に行ってみはいかがでしょうか。

■現代の小劇場!神保町シアタービル ピックアップ!

神保町シアタービルは小学館と吉本興業が協同で企画した複合施設で、吉本興業のお笑い劇場や演劇を楽しむことができます。
タケノコ状の形から卵の殻が割れて中からエネルギーが湧き出てくるような劇場のデザインが特徴的で、神保町界隈にかつてあった小劇場のエネルギッシュで活発な姿が現代に蘇っています。

設計:日建設計(山梨知彦+羽鳥達也)
所在地:東京都千代田区神田神保町1-23
アクセス:神保町駅より徒歩約3分
竣工:2007年

10.リアル脱出ゲームに参加する

続いておススメなのが「リアル脱出ゲーム」です。
リアル脱出ゲームとは建物の一室や学校、廃病院、地下鉄などを舞台に、謎を解いてそこから「脱出」することを目的とした体験型ゲーム・イベントです。
これも近年大流行した体験型のゲームですが、まだ体験していない人は是非一度はやってみることをおススメします。

■アンドロイド工場からの脱出 人間だとバレたら、オシマイ。 ピックアップ!

私が体験したのは「アンドロイド工場からの脱出」という演目のゲームです。
この演目は「リアル脱出ゲーム×演劇!?」というタイトルの通り、通常の脱出ゲームのような謎解き要素に加えて、参加者全員が演者となって役を演じるというかなり変わった脱出ゲームでした。

ネタばれ厳禁なので詳しくは言えませんが、結論としてはものすっっっっごく楽しめました!!
この演目は10人のチームで行うのですが、私は友人と7人でいったので、当日初めて会った3人の人たちと一緒になってゲームを行います。もうこれがハンパでないくらい楽しめました。この演目ではなるべく大人数の知り合いで行ったほうが面白いと思いますが、イベントによっておススメの人数や時間もまちまちなので、参加する際はちょっと下調べをしてみることをおススメします。

後半11-20へ

いかがでしたでしょうか。続いて後半10選をご紹介したいと思います。

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