東京都内のギャラリー7選【有名建築家が設計】

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この記事では、私がこれまで訪れた建築の中から有名建築家が設計した東京都内のギャラリー建築をまとめました。

どれも小規模のギャラリーなので週末はもちろん、学校・仕事帰りのちょっとした時間に寄るのもおススメです。

ギャラリーの内容だけでなく建築自体もワクワクドキドキできる建築をセレクトしましたので、気になる建築があれば是非訪れてみてください。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・東京都内の素敵なギャラリー巡りを写真と文字でレポート
・東京都内の著名な建築家がデザインしたギャラリーをまとめ

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①吉村順三記念ギャラリー(吉村順三) 

最初に紹介する吉村順三記念ギャラリーは近代日本を代表する建築家の吉村順三氏の設計事務所を改修したギャラリーです。
1F部分をギャラリーとしていて、吉村氏に関わる建築展が行われています。
展示空間そのものが吉村氏の細かい気配りのきいた意匠そのもので、建築って心地よいなぁと改めて感じました。
週末に一人でのんびり訪れたいギャラリーです。
所在地:東京都豊島区目白3-8-6
アクセス:目白駅より徒歩約5分
竣工:1976年
展示の主な内容:建築系
開館時間:13:00~17:00
休館日:要確認
原則各展示会会期の土・日に開催しています。

②ギャラリーTOM(内藤廣)

次に紹介するギャラリーTOMは3階建ての住宅に併設されたギャラリーで、「手で鑑賞できるギャラリー」として視覚障害者も手を触れることで楽しめる作品が展示されています。
設計は内藤廣氏でトップライトから入る光と影がとても印象的な建築でした。
光は目で見るのではなく感じるものなのだなと、光の効果と使い方について改めて考えさせられる建築でした。
所在地:東京都渋谷区松濤2-11-1
アクセス:渋谷駅より徒歩約10分、神泉駅より徒歩約6分
竣工:1984年
展示の主な内容:視覚障害者も手を触れたり音を感じて鑑賞できる作品
開館時間:10:30~18:00(展示によって異なるので要確認)
休館日:月曜日

③岡本太郎記念館(坂倉準三)

こちらの岡本太郎記念館は芸術家岡本太郎氏のアトリエ兼住居を改修した岡本太郎の記念ギャラリーです。
友人でもあった日本近代建築の偉人坂倉準三の設計で、1996年に亡くなるまでの約半世紀を岡本太郎氏が過ごした場所でもあります。 
光の降り注ぐ吹き抜けの空間や、所狭しと画材の並ぶアトリエ、当時の面影を残す庭など見どころが満載です。
坂倉氏の師匠であるル・コルビュジェを彷彿とさせる屋根やモダニズムらいし幾何学模様の中に古き日本らしさを感じるバルコニー手すりなど友人の為につくられた坂倉建築としてみても面白いです。
所在地:東京都港区南青山6-1-19
アクセス:表参道駅より徒歩約10分
竣工:1954年
展示の主な内容:岡本太郎
開館時間:10:00~18:00
休館日:火曜日

④銀座清月堂画廊(柿沼守利+安藤建設設計部)

銀座清月堂画廊は銀座の真ん中に建つビルの1Fと2Fが画廊になっています。
日本建築界の巨匠白井晟一氏門下の柿沼守利氏による設計で、奥に細長いビルの中で狭さを感じさせない上品な広がりが特徴です。
展示は様々なので近くに立ち寄った際はふらっと寄ってみたくなるギャラリーです。
所在地:東京都中央区銀座5-9-15 銀座清月堂ビル 1F・2F
アクセス:銀座駅、東銀座駅より徒歩約3分
竣工:1992年
展示の主な内容:貸しギャラリーの為絵画、漆器、彫刻、織物、写真など様々
開館時間:11:00~19:00(展示によって異なるので要確認)
休館日:月曜

⑤GAギャラリー(鈴木恂)

GAギャラリーは千駄ヶ谷にある建築専門のギャラリーです。建築学生なら1度は訪れておきたい場所です。
建築関係の様々なイベント・展示会が催されており、展示内容も豪華なものが多いので小さいギャラリーながらとても楽しめます。
打放しコンクリートの武骨な外観に、建築雑誌が並ぶ大きな前面ガラスはワクワクさせてくれます。
ちなみに渋谷区神宮前にある「ウィークエンド・ギャラリー」も同じ鈴木恂氏の設計ですが、こちらは現在ギャラリーとしては使われていないようですが、外観だけの見学は出来るようですので気になる方は是非チェックしてみてください。
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-12-14
アクセス:千駄ヶ谷駅より徒歩約7分
竣工:1983年
展示の主な内容:建築系
開館時間:12:00~18:30

⑥アテネ・フランセ文化センター(吉阪隆正)

吉阪隆氏が設計したアテネ・フランセの4階にあるアテネ・フランセ文化センターはフランス映画を中心にフランス文化を発信する文化拠点です。
主に上映しているフランス映画に合わせた展示や、時期によってはトークイベントなども開催されています。
個性的な造形と色彩の建築は都市に対してメッセージを発しているようで、世界に向けてアートを発信したフランスを彷彿とさせます。アートが緻密な計算と理論と遊び心で建築化されたような場所です。
所在地:東京都千代田区神田駿河台2-11
アクセス:御茶ノ水駅より徒歩約7分、水道橋駅より徒歩約10分
竣工:1962年~1971年
展示の主な内容:フランス文化
開館時間:展示・上映映画によって異なるので要確認
休館日:日曜

⑦銀座奥野ビル(川元良一)

最後に紹介するのは銀座1丁目にある銀座奥野ビルです。
2020年に築88年となるこのビルですが、丁寧なメンテナンスやオーナーの熱意もあって今でも現役で使われている貴重な近代建築でもあります。
元々は集合住宅でしたが、現在は画廊やギャラリーなどアート系の店舗が20近く入居しています。(設計者の川元氏は同潤会アパートなどの設計を手掛けた人です)
実際に内部に入ってその空間を体験することも出来き、エレベータのドアは何と手動式!細かい意匠も必見で今再び注目を集めてる建築でもあります。


所在地:東京都中央区銀座1-9-8
アクセス:銀座一丁目駅より徒歩約2分
竣工:1932年/1934年

いかがだったでしょうか。自分でも少し意外でしたが、今回紹介したものを改めて振り返ってみるとすべて2000年以前の建築でした。
何十年も前につくられたギャラリーが今も街の中にひっそり佇んでいることは少し感慨深いです。
また、紹介しようと思った物の中にはこの数年で閉館・取り壊しされていたものもいくつかありました。
特に小さなギャラリーは数年でなくなってしまうものも多々あるので、後悔しないうちに一度訪れてみることをおススメします。上質な時間と意外な出会いがきっとあると思います。


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