今日は新宿歌舞伎町に建つBOOK AND BED TOKYOの新宿店を訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。
【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走
【この記事で分かること】
・BOOK AND BED TOKYO新宿店を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・BOOK AND BED TOKYO新宿店の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・BOOK AND BED TOKYO新宿店の建築的な見どころや注目ポイント
1.本屋に泊まれる!?本好きにはたまらない話題のスポットを訪問
今日訪れたのは新宿歌舞伎町にある「泊まれる本屋」をコンセプトにしたホテル・カフェであるBOOK AND BED TOKYOの新宿店。
BOOK AND BED TOKYOといえば以前このブログでも旧池袋本店の宿泊レポートを書きました。
残念ながらレポートした池袋の本店はコロナ禍の影響もあり、2021年に閉店してしまい、現在の運営されているのはこちらの新宿店を含めて3店舗のみとなってしまいました。
新宿店がはいるのは新宿駅から歌舞伎町方面に程なく歩いたところに建つビルの8階。
元々こちらの新宿店はBOOK AND BED TOKYOの5つ目の店舗として2018年に生まれたお店ですが、お隣には開店当初は計画段階だった高さ約225mの歌舞伎町タワーがつい先日オープンしています。
ちなみに新宿店の入るビルにはリアル脱出ゲームが複数階に渡って入っていたり、新宿産直横丁という名の飲食店街が軒を連ねています。
そんなバラエティに富んだビルの8階に上がると、スタイリッシュなデザインの新宿店に到着します。
池袋本店もそうでしたが、ちょっと薄暗い店内にライン状の間接照明が入った内装はスタイリッシュで現代的な装いです。
BOOK AND BED TOKYO新宿店は主にカフェ利用、デイユース、宿泊の3つの利用コースがあります。
カフェ利用の場合はカウンター奥の窓際のスペースで料金は飲食代のみ、デイユースは宿泊スペースの共用部を使えて700円/h、宿泊ではその名の通り宿泊料がかかります。
施設自体は宿泊施設ということで24時間営業をしていますが、カフェ部分のみ12時から、共用スペースが使えるデイユースが13時からとなっています。
訪れたのはちょうどお昼前の時間だったので、先ずはカフェで休憩して、その後デイユースを利用することにしました。
2.個性的なメニューが楽しめるカフェに注目
BOOK AND BED TOKYO新宿店のカフェスペースは、窓際のエリアにソファやテーブルが並ぶ小さなスペースです。
建物の北側の窓際のエリアで、ソファーの向こうは一面の大開口となっているので、完成したばかりの歌舞伎町タワーがよく見えます。
店内の内装は木質のフレームや棚とグレーを基調とした洗練されたイメージです。
一昔前の歌舞伎町といえば危険でダークなイメージが強くありましたが、最近では東宝の再開発が象徴するようなスタイリッシュなイメージが定着してきています。
実際に新宿店のカフェの客層は、私が訪れた時は若い女性とカップルがほとんどでした。
カフェのメニューはどのメニューもブラックカラーの独特のメニューとなっていて、ダークな雰囲気を引き継ぎつもおしゃれで洗練された美しさを感じます。
スペースは小さいですが、テーブル席、ソファ席がコンパクトに配置されていて、一人でパソコン作業をする人から数人のグループまで様々な人が訪れているようでした。
例えばこちらのブラックマキアートは毒々しさすら感じるインパクトのあるドリンク。
他のドリンクもブラックなメニューが盛りだくさんで、皆注文したメニューが届くとSNSにアップする写真を撮っていました。
ちなみに見た目は強烈ですが味は普通のマキアートでとても美味しかったです。
この他にも銀色に光る平皿にのせられ、真っ黒なパンに挟まれたこちらのチキンサンドや、フルーツサンドなど、この店ならではの個性的なメニューとなっています。
個人的には特にチキンサンドがお気に入りで、ちょっと小腹がすいた時のランチにピッタリでした。
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3.デイユースで本に囲まれたラウンジ空間を堪能
カフェを堪能した後は、13:00から利用可能なデイユース利用を体験。
デイユースは、カウンターで利用する予定時間を伝えて最初に料金を支払うシステム。
利用料金は700円/hで、ベッドの中やシャワーは使えませんが、共有のラウンジスペースを利用できます。
支払いを済ませたらロックされたドアを開けてもらいラウンジスペースへ。
内部は入口の通路から壁一面に雑誌がレイアウトされていて、期待感が高まります。
内部は秘密基地のように積み重ねられたベッドと、そのベッドを利用した本棚が路地状に広がっていて、本や雑誌に囲まれた迫力の空間となっています。
カフェスペースもそうでしたが、ちょっとダークなグレーやブラックの内装と木調のコントラストが鮮やかで、非日常ながらどこか落ち着くデザインとなっています。
尚、ベッドスペースはデイユースでは使えませんが、以前池袋本店で宿泊した際は簡易なマットレスのベッドにコンセントと照明が備え付けられた簡素な個室でした。
店員さんのカウターの裏のスペースは、階段状のステージのようなデザインとなっていて、こちらは国内外の様々な雑誌が並べられていています。
新宿店では雑誌のラインナップが充実していて、訪れた人も一般書籍ではなく雑誌を手にとっている人が多い印象でした。
ベッドやソファーの配置は歌舞伎町の裏路地をイメージさせるようなデザインとなっていて、歩いているとちょっとワクワクドキドキします。
天井には漫画「AKIRA」のページが散りばめられています。
ソファー席は中央のメインの島状のソファーだけでなく、ちょっと奥まったところにあるソファーや、窓際の明るい席など性格の異なる席が様々に散らばっているのが面白かったです。
みなみに写真の窓の外に見えるのは歌舞伎町タワーです。
歌舞伎町タワーの側面が間近に見られるのも建築好きとしてはたまりません。
スタイリッシュでダークな店内を散策しながら、その場での偶然の本との出会をたっぷりと堪能してきました。
普段訪れる書店や図書館とはまた違った本との思いがけない出会いが楽しめるのも、BOOK AND BED TOKYOの魅力です。
素敵な空間と本を満喫して、この日の建築巡りも大満足で終了。
とてもユニークで魅力的なスポットでしたので、皆さんも機会があれば是非訪れてみてくださいね。
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BOOK AND BED TOKYO新宿店
設計:軍司沙織/Indigo
所在地:東京都新宿区歌舞伎町1-27-5 歌舞伎町APMビル8F
アクセス:新宿駅より徒歩約8分、西武新宿駅より徒歩約1分
竣工:2018年
営業時間:
カフェ 12:00~20:00
デイユース 13:00~21:00
公式HP:https://bookandbedtokyo.com/ja/shinjuku/
※記載している営業時間や金額は記事執筆時点のものです。変更となっている場合もありますので、訪れる際は公式HP等をご確認ください。
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