
①BOOK AND BED TOKYO池袋とは?
ふかふかなマットレスも無ければ、低反発の枕も無ければ、軽く暖かな羽毛の布団も無い。最高な環境での良い寝心地は、ここにはありません。あるのは、読書をしてたら(マンガでも良いですよ)いつの間にか夜中2時になってて、もうあとちょっとだけってまぶたが重くてたまんない中も読み続けてたら、いつの間にか寝てしまった。そんな、誰もが一度は経験した事があるであろう最高に幸せな「寝る瞬間」の体験です。BOOK AND BED TOKYO HPより
②早速潜入!まずはDAY利用について
もともと雑居ビルということもあり窓際は解放感があり日の光も入るのですが建物の奥には光は入りません。BOOK AND BED TOKYOではエレベータを降りたホールは日の光が全く入りませんが、こういったエントランスや奥の部分は上手く照明を落とした上でポイントだけ照明を効かせて、暗い空間を逆転して落ち着ける空間として活用しているのも面白いですね。
本を読むスペースは複数の照明でライティングされているので、落ち着いたトーンながら本が読みにくいというほど暗くはない絶妙なチューニングとなっています。

テーマに合わせた本棚が別途と一体となっています。木材のフレームと、木から創られた紙の集積である本が一体となった空間となっているのが面白いですね。こちらは昼間のDAY利用(宿泊をしない)の時の写真です。

13:00~20:00までの1時間ごとに料金をカウントする仕組みなので宿泊はハードルが高い!という人はまずは昼間の時間の利用をお勧めします。
昼間の席は自由制となっていて、ベッド以外のソファスペースが利用できます。空いている席を見つけて自由に座りましょう。クッションも自由に使えるので好きな体勢を確保して本をパラパラと読みましょう。
週末は混雑するので13:00のタイミングで入場するのがおススメです。
ちなみにDAY利用時には時間も限られているので、買うと高価な図録や写真集を眺める利用方法がおススメです。大きな本も小上がりのスペースであればストレスなく広げられるので、自宅や図書館ではできない本の読み方ができます。
③続いて宿泊!本に囲まれた一夜を過ごす
宿泊は予約制なので「STANDARD」¥4,600 (税抜)/1泊か「COMPACT」¥3,800 (税抜)/1泊を選んで予約します。(価格は2019年10月現在なので要公式HP確認/BOOK AND BED TOKYO)
夜は落ち着いた雰囲気でまさに寝落ち町の幸せな時間が演出されています。
ベッドはカーテンが付いており、個室の中は緩やかに仕切られます。素材が木と布なので一般的なカプセルホテルよりも音は伝わります。しっかり寝たいという方向きではないので夜更かしを楽しみましょう。(気になる人は無償で耳栓を貰えます。)
こちらが水周りです。シンプルで使いやすいです。
■平和湯
料金:大人(12才以上)470園、中人(6才以上12才未満)180円、小人(6才未満)80円
営業時間:15 :00 ~ 25:00
定休日:月曜日、木曜日
HP:http://www.heiwayu.net/
夜が更ける中、気になる本を開いてうとうとします。
飲み物や食べ物の持ち込みもOKで、レンジやトースターもあって自由に使うことができるので夜食を買い込むことも忘れずに。(飲食場所等にルールあり)
夜個室に入る際は上の写真のように黒いカーテンを閉めます。
本棚の照明は消えるわけではないのと、ベッドスペースの中だけが個人のスペースなので籠りたい場合はベッドに籠るのもアリです。
本を読んだり訪れた人とおしゃべりしているうちにあっという間に夜更けになってしまいます。
内装は上の写真のように配管が露わになっていますので、その分天井高も高くて開放感があります。配管が露わになってはいますが音などは特に気になるレベルでうるさいということはありませんでした。
窓の外には、まだ眠ったままの池袋の街が望めます。だんだんと歩いて行く人の数が増えていく様を、ソファで本を片手に眺めながら、この幸せな空間を全身で享受します。
いかがだったでしょうか。
昼間も、そして泊まりもおススメなBOOK AND BED TOKYO。
身構える必要は全くなく、思い思いに過ごせば大丈夫ですので、もし興味があればみなさんも是非実際に体感してみてください。
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名称:BOOK AND BED TOKYO池袋本店
設計:SUPPOSE DESIGN OFFICE(谷尻誠 吉田愛 阿部隼)
所在地:東京都豊島区西池袋1-17-7 ルミエールビル7・8階
最寄り駅:池袋駅徒歩1分
竣工:2015年


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