今回は高田馬場周辺にあるミャンマー街を散策してきましたので、その模様をレポートしたいと思います。
【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・東京都内の面白いスポットやディープなスポット巡りも邁進中
【この記事で分かること】
・高田馬場のミャンマー街を写真と文字でレポート
・高田馬場のミャンマー街のお店の注目ポイントを解説
1.高田馬場駅前のリトルヤンゴンでミャンマーへトリップ
今回訪れたのは東京副都心の池袋と新宿に挟まれた街、高田馬場。
高田馬場は、近くに早稲田大学のキャンパスや専門学校があることから学生街のイメージが強くありますが、実はミャンマー料理屋が数多く密集し、多くのミャンマー人が住むミャンマー街が存在する街でもあります。
高田馬場には、現在では約2000人を超えるのミャンマー人が住んでいて、ミャンマーの首都ヤンゴンにちなんで、「リトルヤンゴン」という愛称で呼ばれることもあります。
元々高田馬場には中華料理屋やアジア料理屋が多くあり、ミャンマー料理屋も数店舗ある都内の中でも比較的ミャンマー人が多く住む場所ではありましたが、ここ10数年で人口は倍増。
ミャンマー街としての存在感が増しています。私もミャンマー人の友人から、高田馬場のことを聞く機会があって、今回実際に訪れてきました。
高田馬場駅をでてまず初めに訪れたのは、JRと西武新宿線に挟まれたタックイレブンビル。
黒い外装が線路の間から聳え建つ建物は、ずっと前から気になっていたのですが、リトルヤンゴンの中心地がこのタックイレブンビルです。
昭和の空気がパッキングされたような妖しさが溢れるビルには、ノング インレイというミャンマー料理店が入ります。
このノング インレイは孤独のグルメで紹介されたことから一気に有名になり、今でもお昼時には行列ができるほどの人気店です。
ノング インレイ
所在地:東京都新宿区高田馬場2-19-7 タックイレブンビル2F
アクセス:高田馬場駅より徒歩約1分
営業時間:11:30~23:00
お店の場所は高田馬場の駅前なのですが、ビルの中は時間が止まったような独特の雰囲気があり、どこか現代日本ではない場所に来たような錯覚を覚えます。
この辺りの古い雑居ビルにはいくつかミャンマー料理屋が点在しています。
例えば、タックイレブンビルから西武新宿線を挟んだお隣の柳屋ビルの地下にはミンガラバーというミャンマー料理店がありました。
2.ビル地下のミャンマー料理店ミンガラバーで本格ミャンマー料理を堪能
今回は、まずはこちらのミンガラバーでランチを頂くことにしました。
お昼の時間を少し過ぎていたこともあり、店内は奥の席にご夫婦と思われる先客と、手前の席に1人の女性がいるのみ。
この後2人組の若者が入ってきましたが、この2人は恐らくミャンマー語と思われる言葉で話していて、ミャンマー人にもよく利用されているようでした。
店内は色々な写真や置物が置かれていて、中なの雰囲気でした。
また、途中からは入り口にあるモニターにミャンマーのものと思われるカラオケの映像がBGM代わりに流れていました。
メニューはカレーや煮込み、炊き込みご飯といった定番メニューからラーメンまで幅広くありました。今回はランチメニューの中でもイチオシというミャンマーの炊き込みご飯ダンパッウ(1100円)を注文。
料理を待つ間に店内を眺めていると、席の仕切り板が鉄道写真になっているのを発見。
日本でかつて走っていたJRの電車がミャンマーに送られて、ヤンゴンで親しまれているという写真にちょっとした嬉しさを感じます。
そうこうしているうちに料理が到着。
じっくりと煮込まれて柔らかくなった牛肉と、スパイスのしみ込んだご飯の相性がピッタリでとても美味しかったです。
本格的なミャンマー料理テイストですが、日本人の口にもピッタリで、満足度はかなり高め。
また、ランチのセットなのでスープとサラダがついてくるのも嬉しいです。
お店を切り盛りする年配の女性がとにかく優しい表情をしていたのも印象的。
お会計の時に「美味しかった?」と聞いてくるのもチャーミングで、とてもよかったです。
ミンガラバー
所在地:東京都新宿区高田馬場2-18-6
アクセス:高田馬場駅より徒歩約1分
営業時間:
平日 11:00~14:30、17:00~21:00
土曜、日曜 11:00~21:00
3.魅力的なお店が満載!高田馬場ミャンマー街を散策
ミンガラバーを出た後は、JRのガード下を通ってさかえ通りを散策。
こちらはローズファミリーストアという名前のマーケット。
少しの覗いてみましたが、日本ではなかなか手に入らないような食材や調味料が置かれてしました。
ローズファミリーストア
所在地:東京都新宿区高田馬場3-2-13 ドムス サニ ヤナガワ ビル 2F
アクセス:高田馬場駅より徒歩約3分
さらに進むと見えてくるのが、スィウミャンマーという名前のミャンマー料理店。
こちらはもうお昼の時間は過ぎていましたが、中には何組もお客さんがいるようで賑わっていました。
スィウミャンマー
所在地:東京都新宿区高田馬場3-5-7
アクセス:高田馬場駅より徒歩約4分
営業時間:11:30~15:00、17:00~23:00
定休日、第2・4月曜
続いて少し戻って早稲田通りを散策。
こちらのエムエムマートもミャンマー人が経営するマーケット。
この辺りは何度も通りかかったことがありましうが、今回初めてこんなお店があったのだと驚きます。
エムエム-マート
所在地:東京都新宿区高田馬場4-9-14
アクセス:高田馬場駅より徒歩約2分
すっかりミャンマー街の雰囲気と料理が気に入ってしまったので、実は翌週も高田馬場を訪れました。
この日はエムエムマートから、早稲田通りをさらに西に進んだところにある油そば 力でランチを頂きました。
一見すると普通のよくあるまぜそば屋さんですが、こちらもミャンマー人が経営するラーメン屋さんです。
まずは入口の券売機で食券を購入。
ボタンを押してもなかなか出てこないと思ったら、「強く押してください」という張り紙が貼ってあり思わず笑ってしまいました。
こちらは店内には1人のお客さんがいるのみで、店主とミャンマー語で会話をしていました。
注文したココナッツ油そばは、ココナッツの風味が強すぎなくてとても好みの味でした。
スパイスも思ったより辛くないのもよく、逆にちょっと辛めのスープとよく合いました。
ミャンマー料理はこれまであまり食べたことがなかったですが、想像以上の美味しさに正直ビックリしました。
油そば 力
所在地:東京都新宿区高田馬場3-12-1
アクセス:高田馬場駅より徒歩約4分
営業時間:
月曜~土曜 11:00~23:00
日曜、祝日 11:00~21:00
どのお店も他では味わえない独特の雰囲気があって、東京の中で東京ではないちょっと不思議で魅力的な体験ができました。
リトルヤンゴン・高田馬場。皆さんも機会があれば是非訪れて、その空間と味を体験してみて下さいね。
ちなみに高田馬場での建築巡りについてはこちらの記事で書いていますので、高田馬場を訪れる際は是非参考にしてみて下さいね。
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・高田馬場で建築巡り!おススメの名建築10選を紹介
※記載している営業時間や金額は記事執筆時点のものです。変更となっている場合もありますので、訪れる際は公式HP等をご確認ください。
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