名古屋駅周辺で建築巡り!おススメの名建築30選を紹介

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17.ARK栄ビル(黒川紀章)

錦通り沿いに建つARK栄ビルは建築家黒川紀章氏が設計した地上8階地下2階建てのテナントビルです。湾曲した立面が、まるで都市にできた谷間のように建物と都市の間を貫いているのが特徴で、低層部では街の人々を引き込むようなオープンスペースが設けられています。
幾何学的な図形を多用したデザインは同時期の黒川氏の作品に共通する手法ですが、今見ても周りのビルと比べても一際個性が際立っていました。

設計:黒川紀章/黒川紀章建築都市設計事務所
所在地:愛知県名古屋市中区錦3-22-7
アクセス:栄駅徒歩約3分
竣工:1988年

18.ルイ・ヴィトン名古屋栄店(青木淳)

錦通りと久屋大通公園が交差する場所に建つルイ・ヴィトン名古屋栄店は、建築家の青木淳氏が設計を手掛けた商業施設です。
青木淳氏がといえば、表参道や六本木、ニューヨークや銀座など数々のルイ・ヴィトンの店舗のデザインを手掛けていますが、その最初の建築がコンペで勝ち取った名古屋栄店でした。
2枚のガラスの重なりがつくり出すモアレが浮かび上がる四角いボリュームは圧倒的に美しく、特別でどこか浮足立ったイメージを見事に建築で表現していました。

設計:青木淳/青木淳建築計画事務所
所在地:愛知県名古屋市中区錦3-16-17
アクセス:栄駅徒歩約1分
竣工:1999年

19.オアシス21(大林組)

オアシス21は栄駅前に建てられた商業施設、バスターミナル、都市公園などの複合施設です。
地下鉄を含む地下街と地上とが楕円形に開けられた大きな穴によって繋がれていて、その穴を覆う象徴的な大屋根は今や名古屋のランドマークとなっています。
水盤と水盤に反射した光によって揺らめく建築は別名「水の宇宙船」ともいわれていて、まさに都市のど真ん中に現れたオアシスのようです。
昼間だけでなく夜の姿も必見なので、昼間だけだなくぜひ夜の姿も体験してほしい建築です。

設計:大林組
所在地:愛知県名古屋市東区東桜1-11-1
アクセス:栄駅徒歩約1分
竣工:2002年
備考:2003年度グッドデザイン賞受賞
公式HP:http://www.sakaepark.co.jp/

20.久屋大通公園(大成建設+日建設計)

久屋大通公園(Hisaya-odori Park)は旧名古屋テレビ塔(中部電力MIRAI TOWER)を中心とした都市公園で、2020年の名古屋テレビ塔を中心とした大規模な整備・改修によって、商業施設を含む新たな都市公園として生まれ変わりました。
整備に当たっては、商業などの収益施設をつくりながら整備費用と公園の運営費用を賄うPark-PFI制度を活用していて、公園と共に24棟の建物が一体的に整備されました。
建築と公園が一体となり、明るく賑わいのある空間と、様々なデザイン的な工夫が散りばめられる空間が実現していて、今名古屋で最も注目られる話題のスポットとなっています。

設計:大成建設+日建設計
所在地:愛知県名古屋市中区丸の内
アクセス:栄駅直結
竣工:2020年(改修)

21.旧名古屋テレビ塔(内藤多仲+日建設計)

中部電力 MIRAI TOWER

続いて訪れた旧名古屋テレビ塔(中部電力 MIRAI TOWER)は1954年に日本初の集約電波鉄塔として建てられた電波塔です。
旧名古屋テレビ塔は先述した久屋大通公園と共に2020年に大規模な改修工事が行われ、免震化工事と塔内施設の大規模なリニューアルによって、カフェやレストランの他、なんと15室のホテルを内包する新たなタワーへと生まれ変わりました。
タワー自体を大きな屋根に見立てて様々な店舗や人々が1つ屋根の下に集うデザインや、展望室の鏡面仕上げの天井によって空間の広がりと幻想的を演出するデザインなど見どころが満載。まさに名古屋のランドマークにふさわしい建築でした。

中部電力 MIRAI TOWER
中部電力 MIRAI TOWER展望台

設計:内藤多仲+日建設計
改修設計:日建設計
所在地:愛知県名古屋市中区錦3-6-15
アクセス:久屋大通駅徒歩約1分、栄駅徒歩約2分竣工:1954年(2020年改修)
営業時間:
 平日・日曜日 10:00~21:00
 土曜日 10:00~21:40
展望台料金:
 大人(高校生以上)900円
 小人(小・中学生)400円
備考:登録有形文化財
公式HP:http://www.nagoya-tv-tower.co.jp/

ホテル:ザ タワーホテル ナゴヤ
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22.損保ジャパン日本興亜名古屋ビル(黒川紀章)

損保ジャパン日本興亜名古屋ビルは、建築家黒川紀章氏が設計を手掛けた地上20階地下1階建てのオフィス、ホール等の複合建築です。
一見すると普通のオフィスビルにも見えますが、ARK栄ビルと同じく足元には街と建築を繋ぐ中間領域がデザインされています。
開口部のデザインも何気に凝っていて、まるで一本の木に枝葉がついているように見えるのも面白いです。

設計:黒川紀章/黒川紀章建築都市設計事務所
所在地:愛知県名古屋市中区丸の内3-22-21
アクセス:久屋大通駅徒歩約3分
竣工:1989年

23.タマディック名古屋ビル(坂茂)

続いて紹介するタマディック名古屋ビルは、自動車・航空宇宙分野の開発、設計等を手掛けるタマディックのオフィスビルです。
地上8階建ての建物は、CLTと呼ばれる直交集成材を鉄筋コンクリートの型枠にしながら、その型枠をそのまま鉄筋コンクリートと一体となった構造体とする特殊な工法が採用されていて、今まで見たことのないような木質のオフィスビルが実現しています。
木質の矩形グリッドが立体的に積層することで生まれる明るくフレキシブルな空間は、シンプルですが働きやすく、働きたくなるオフィスビルとなっています。
最上階には社員のためにフィンランド式サウナも導入されていて、サウナ好きにとっては羨ましい限りのオフィスです。

設計:坂茂/坂茂建築設計
所在地:愛知県名古屋市中区丸の内2
アクセス:丸の内駅徒歩約2分
竣工:2021年

24.東建本社丸の内ビル(黒川紀章)

伏見通り沿いに建つ東建本社丸の内ビルはロケットのような外観が特徴の地上17階地下3階建てのオフィス、ホール等の複合建築です。
これまで見てきた名古屋の黒川氏の建築の中で最もシンボリックな建物で、こちらも80年代の建物と思いきや、以外にも新しい2004年に竣工した建物です。
低層部のエントランス部分を掘り込むようにデザインすることで建物と街と繋がるしかけは、これまでみてきた黒川氏のビルとも共通していて、黒川氏の一貫した設計手法が見えてくるのが面白いですね。

設計:黒川紀章/黒川紀章建築都市設計事務所
所在地:愛知県名古屋市中区丸の内2-1-33
アクセス:丸の内駅徒歩約4分
竣工:2004年

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