5駅目:大塚駅
□東京大塚のれん街
後半最初に降りた大塚駅前ではじめに見るのは東京大塚のれん街です。
大塚のれん街は大塚駅北口再開発プロジェクトの一環として計画された10棟11店舗からなる店舗群です。

都電荒川線のすぐ目の前に建つ店舗には 海鮮、焼肉、 寿司 、やきとん、串焼、餃子バル、スナック、たこ焼きと様々な店舗が入ってはしご酒を楽しめます。
夜になると煌々と輝くその様は、はじめてみた時は俗っぽくていいイメージが湧きませんでしたが、その俗っぽさが大塚らしさであり活気の源なのだと思うと面白いです。

設計:& SPICE
所在地:東京都豊島区北大塚2-17
アクセス:大塚駅より徒歩約2分
竣工:2017年
□Tree-ness House

次に訪れたのは平田晃久氏の設計による集合住宅兼ギャラリーTree-ness Houseです。
平田氏の提唱する「からまりしろ」をもった建築として、「木の幹」「枝」「葉っぱ」をモチーフとした「ひだ」のような空間が街に表出しています。
向原で見たTreformに続いて大塚が現代建築の注目スポットとなるきっかけをつくるった建築ですが、とくかく不思議で面白いです。現在最も注目されている若手・中堅建築家の一人である平田氏の代表作でもあるのも頷けます。

設計:平田晃久
所在地:東京都豊島区
アクセス:大塚駅より徒歩約10分
竣工:2017年
6駅目:飛鳥山駅
大塚を出て次に降りたのは飛鳥山駅です。ここでは飛鳥山公園内にある近代建築がおススメです。
□渋沢史料館青淵文庫

渋沢史料館青淵文庫は飛鳥山公園内にある建物で、渋沢栄一の傘寿のお祝にと竜門社が寄贈した建物です。
元々は渋沢栄一の邸宅として使用されていた建物は、現在は資料館として一般公開されています。
様々な柄があしらわれた列柱のようなステンドグラスも必見で、規模は小さいですが凝縮された豊かな空間を堪能できます。

設計:中村・田辺建築事務所
所在地:東京都北区西ヶ原2-16
アクセス:飛鳥山駅より徒歩約3分
竣工:1925年
□渋沢史料館晩香廬

渋沢史料館晩香廬は飛鳥山公園内に建つ小さな木造平屋の建物で、渋沢栄一の喜寿の祝いにと当時の清水組(現清水建設)4代目が寄贈したものです。
一見してシンプルな見た目ですが、貴重な栗材を使ったの柱梁や、床の鉄平石、壁のタイルなど、よく見ると珍しい素材が随所に使われていて、深みのある表情と味わいを生み出しています。

設計:田辺敦吉
所在地:東京都北区西ヶ原2-16
アクセス:飛鳥山駅より徒歩約3分
竣工:1917年
飛鳥山公園・王子周辺の建築についてはこちらの記事にもまとめていますのでよろしければご覧ください。
関連記事
・王子で近代建築巡りをしたので、おススメの建築をまとめ【東京王子】
7駅目:王子駅
飛鳥山公園を下っていくと王子駅前に降りられますが、ここからは少し歩いて見れる2つの建築を紹介したいと思います。
□北区立中央公園文化センター

北区立中央公園文化センターは戦前の東京第一陸軍造兵廠の本部だった建物を改修し、現在は図書館や会議室などの文化センターとして活用されています。
戦後長らく米軍施設として使用されていますが、変換活動の後1971年に変換、1981年に文化センターとなり現在に至ります。
遠景で見た堂々とした姿とは対照に、近づくと細かい意匠が散りばめられている点も必見です。また正面だけでなく裏面も迫力があるのでこちらも要チェックです。


所在地:東京都北区十条台1-2-1
アクセス:王子駅より徒歩約12分
竣工:1930年
□北区立中央図書館

北区立中央公園文化センターから少し歩いた北区中央公園内にあるのは、旧陸軍兵器製造所内の赤レンガ棟を改修・増築して建てられた北区立中央図書館です。
戦後に返還された後は倉庫として利用されていましたが、現在では北区に管理が移管され中央図書館として活用されるようになりました。

三角屋根の赤レンガ部分に対して、ガラスとコンクリートのシンプルな建築が接続される構成となっていますが、図書館の読書スペースやカフェ部分など倉庫の高い天井高が効果的に活用されていて見事な図書館として生まれ変わりました。敷地の高低差を見事に建築にとり込み、アプローチやイベントスペースなど環境を生かした様々な空間を生み出しているところも必見です。

関連記事
・赤レンガ倉庫を改修した北区立中央図書館がすごすぎた【東京十条】
設計:佐藤総合計画
所在地:東京都北区十条台1-2-5
アクセス:王子駅より徒歩約15分
竣工:1919年(2008年改修)
8駅目:栄町駅
続いて王子駅から1駅の栄町駅にもおススメ建築が2件あります。
□コーセー先端技術研究所

コーセー先端技術研究所は、王子駅北東エリアの栄町駅に隣接して立つ研究所です。
都電荒川線のホームを降りると、目の前に飛び込んでくる一面に煉瓦を積み重ねた不思議な外装はインパクト大。
この煉瓦はコンピューターを使って綿密に配置の検討がされていて、人間の手では作れないであろう複雑さと整然が両立したデザインとなっているのが注目ポイント。
煉瓦のスクリーンによって視線を遮りつつ、圧迫感を軽減し、余計な設備は隠しつつ光や風は通すという実用性も兼ね備えたデザインが素敵な建築です。

設計:日建設計
所在地:東京都北区栄町46-3
アクセス:栄町駅より徒歩約1分
竣工:2019年
□東京書籍印刷本社

東京書籍印刷本社は、スクラッチタイルの外装が印象的な鉄筋コンクリート造2階建ての建物です。
1936年に建てられた建物は、日本で最初に設立された教科書図書館でもありました。
アールのかかった外壁や出窓、円形窓など、当時流行だったアール・デコの影響を残した建築は見どころが満載の建築は、王子の隠れた名建築です。

設計:西谷健吉+山本喜一
所在地:東京都北区堀船1-23-31
アクセス:栄町駅より徒歩約3分
竣工:1936年
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