王子で近代建築巡り!おススメの建築を総まとめ【東京王子】

まとめ記事

今回は王子・十条の建築見学に行ってきましたのでおススメの建築をまとめてみました。
王子は飛鳥山公園が有名ですが、飛鳥山公園以外にも見どころ満載の近代建築の宝庫です。

また、2008年には旧陸軍の施設を改修した北区立中央図書館がオープンするなどその活用後の建築にも大注目の近代建築パワースポットとなっています。
では早速紹介していきたいと思います。

1.酒類総合研究所赤レンガ酒造工場(妻木頼黄)

明治期に旧大蔵省醸造試験所の施設として建てられた建築で2014年に重要文化財となりました。
設計は横浜赤レンガ倉庫等の設計でも知られる妻木頼黄(つまきよりなか)によるもので、赤レンガ倉庫よりもこちらの建物が少し先の竣工となり、現存する数少ない妻木建築のうちの一つです。
色々な煉瓦の積み方や意匠が見てとれて、じっくり見学することをおススメします。まさに歴史遺産です。

設計:妻木頼黄/大蔵省営繕課
所在地:東京都北区滝野川2-45-9
最寄り駅:王子駅徒歩5分
竣工:1902年

2.渋沢史料館晩香廬(田辺敦吉)

渋沢史料館晩香廬は飛鳥山公園内にある建物で、渋沢栄一の喜寿の祝いにと当時の清水組(現清水建設)4代目が寄贈した木造平屋です。
一見してシンプルな見た目ながら、すべて栗材の柱梁や、床の鉄平石、壁のタイルなどよく見ると珍しい素材が絶妙の深みを生み出しています。

設計:田辺敦吉
所在地:東京都北区西ヶ原2-16
最寄り駅:王子駅徒歩5分
竣工:1917年

3.渋沢史料館青淵文庫(中村・田辺建築事務所)

こちらも飛鳥山公園内にある建物で、渋沢栄一の傘寿のお祝にと竜門社が寄贈した建物です。もともとは渋沢栄一の邸宅でしたが、現在は資料館として解放されています。様々な柄があしらわれた列柱のようなステンドグラスは必見です。

設計:中村・田辺建築事務所
所在地:東京都北区西ヶ原2-16
最寄り駅:王子駅徒歩5分
竣工:1925年

4.北区立中央公園文化センター

戦前の東京第一陸軍造兵廠の本部だった建物を改修し図書館や会議室などの文化センターとして活用されています。
戦後長らく米軍施設として使用されていますが、変換活動の後1971年に変換、1981年に文化センターとなり現在に至ります。
遠景で見た堂々とした姿とは対照に、近づくと細かい意匠が散りばめられている点も必見です。また正面だけでなく裏面も迫力があるので見学の際は要チェックです。

設計:不詳
所在地:東京都北区十条台1-2-1
最寄り駅:王子駅徒歩12分、東十条駅徒歩15分
竣工:1930年

5.十条台小学校温水プール・体育館(船越徹)

体育館の上に可動式の可動ドームの温水プールが乗っている構成で、バルブの空気をひしひしと感じることができます。
こちらも遠目から見た都市スケールの姿とは対照的に、近づくと意外とスケールダウンしたデザインとなっていることにも注目です。

設計:船越徹
所在地:東京都北区中十条1-5-6
最寄り駅:王子駅徒歩15分
竣工:1992年

6.STEP 中央工学校創立85周年記念館(林雅子/林・山田・中原設計同人)

中央工学校の創立85周年の記念館です。
中央にある大階段は点在する学校施設を繋いでおり、この連絡通路で12mの構内の落差を解消している点は必見です。
中には入ったことはありませんが、中には地域活動や生涯学習などに活用する為に様々なホールやスペースが配置されているようです。

設計:林雅子/林・山田・中原設計同人
所在地:東京都北区岸町1-7-19
最寄り駅:王子駅徒歩10分
竣工:1994年

7.飛鳥山3つの博物館(佐藤総合計画)

飛鳥山公園の緩やかな敷地に北区飛鳥山博物館、渋沢史料館、紙の博物館が並びます。
地形というか飛鳥山を上手く活かしつつ、それぞれがしっかり独立しつつながら全体としては一体的に見えるもが面白いです。

紙の博物館は世にも珍しい紙をテーマにした博物館ですが、その他の博物館も渋沢栄一や北区の郷土についての博物館などテーマがたっていてどこに入るか迷ってしまいますね。

設計:佐藤総合計画
所在地:東京都北区王子1-1-3
最寄り駅:王子駅徒歩5分
竣工:1997年

8.清音閣(舟橋設計事務所)

王子駅近辺を建築見学する際にひと際目だっていた集合住宅です。
総戸数44戸の賃貸住宅で、3mを基調とした立方体によって徐々にセットバックしたり張り出したりしながら積み重なっていきます。角キューブから植栽がはみ出したり、空が切り取られたりと面白い景観をつくりだしています。

設計:舟橋設計事務所
所在地:東京都北区王子本町1-2-12
最寄り駅:王子駅徒歩5分
竣工:2001年

9.北区立中央図書館(佐藤総合計画)

北区中央公園内の旧陸軍兵器製造所内の赤レンガ棟を改修・増築して建てられた図書館です。
戦後に返還された後は倉庫として利用されていましたが、現在では北区に管理が移管され中央図書館として活用されるようになりました。

三角屋根の赤レンガ部分に対して、ガラスとコンクリートのシンプルな建築が接続される構成となっていますが、図書館の読書スペースやカフェ部分など倉庫の高い天井高が効果的に活用されていて見事な図書館として生まれ変わりました。敷地の高低差を見事に建築にとり込み、アプローチやイベントスペースなど環境を生かした様々な空間を生み出しているところも必見です。

設計:佐藤総合計画
所在地:東京都北区十条台1-2-5
最寄り駅:王子駅徒歩15分、東十条駅徒歩12分
竣工:1919年(2008年改修)

いかがでしたでしょうか。
最後に紹介した北区立中央図書館は実際に訪れてみると写真で見ていた以上に魅力的な空間や細かい配慮がされていて大満足の建築でした。
皆さんも機会があれば是非訪れてみることをおススメします。


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