池袋で建築巡り!建築好きがおススメする名建築30選【東京池袋】

今日は東京都の池袋周辺で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築について紹介していきたいと思います。
日本有数のターミナル駅である池袋には超貴重な近代建築から、最新の現代建築まで様々な建築が点在しています。
是非建築巡り・街歩きの参考や、バーチャル建築巡りとして楽しんでいただければと思います。

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1.池袋PARCO(村野藤吾)

最初に訪れたのは池袋東口の顔である池袋パルコです。
元々は1957年に東京丸物百貨店として建てられ、設計を手掛けたのは近代日本を代表する建築家である村野藤吾氏です。
竣工から60年以上建ち、度重なる改修によって当初のデザインの面影はほとんど見られないのですが、2016年の改修時には元の村野氏のデザインを継承する形で改修デザインがされました。
元々の建物にあったグリッド状にリズミカルに並ぶ開口部のデザインをキーにして、凹凸と光の陰影によってその記憶を継承することにチャレンジしています。

特に夜景の美しさは必見なので、建築巡りの帰りが暗くなるような時間であれば是非気にしてみて下さい。

設計:村野藤吾
改修設計:大林組
所在地:東京都豊島区南池袋1-28-2
アクセス:池袋駅徒歩約1分
竣工:1959年
公式HP:https://ikebukuro.parco.jp/

2.西武池袋本店 別館・書籍館パブリックスペース(成瀬・猪熊建築設計事務所)

続いて訪れたのは西武池袋本店 別館・書籍館パブリックスペースです。
リューアルデザインを手掛けたのは新進気鋭の設計事務所である成瀬・猪熊建築設計事務所。
木のフレームと鏡を効果的に使ったデザインは閉塞感を感じやすい百貨店建築のイメージを一新しています。
シックな黒の空間に置かれた鏡が空間に奥行を与えつつ、書棚や行き交う人々を何層にも渡って反射させていて、本の森に迷い込むような非日常とワクワク感を演出しています。

設計:成瀬・猪熊建築設計事務所
所在地:東京都豊島区南池袋1-28-1
アクセス:池袋駅徒歩約3分
竣工:2015年(改修)

3.ダイヤゲート池袋(日建設計)

ダイヤゲート池袋は池袋駅の南東に線路を跨ぐようにして建てられた西武鉄道本社ビルの建て替えプロジェクトです。
池袋に樹を植えるというデザインコンセプトのもと、幹と枝葉に例えられるフレームが建物全体を包み込んでいます。
地上近くでは力強く、上空にいくほど軽やかで繊細に建物を支えていて、間近でみるとかなりの迫力を味わえます。

設計:日建設計
所在地:東京都豊島区南池袋1-16-15
アクセス:池袋駅徒歩約5分
竣工:2019年

4.ブルーボトルコーヒー 池袋カフェ(長坂常)

ブルーボトルコーヒー 池袋カフェはこの後紹介する南池袋公園の北側につくられたカフェです。
ブルーボトルと言えば先日の記事で渋谷の北谷公園内にある渋谷店をレポートしましたが、公園に面したブルーボトルは2019年にオープンした池袋カフェが国内初でした。
前面ガラス張りで公園側に開いたシンプルなデザインが特徴ですが、スケールアップした障子のように美しく区割りされたサッシからは建築家が考え抜いてデザインしたものであることが伺えます。

南池袋公園は「都市のリビング」をコンセプトにしていますが、ここで注文したコーヒーは公園のデッキや芝生で堪能することができて、店舗と公園の関係もとても面白かったです。

設計:長坂常/スキーマ建築計画
所在地:東京都豊島区南池袋2-23-7
アクセス:池袋駅徒歩約7分
竣工:2019年
営業時間:
 平日 8:00~19:00
 土・日・祝 9:00~19:00
公式HP:https://store.bluebottlecoffee.jp/

5.南池袋公園

ブルーボトルコーヒーの目の前に建つ南池袋公園は「都市のリビング」をコンセプトに2015年にリニューアルオープンした南池袋の新名所です。
元々のこの場所は地域の中でもマイナスのイメージを持つ薄暗い森でしたが、カフェレストランと一体に整備を行い、その収益の一部を公園の運営に活用することで区と地元住民が一体になった新たな公園が実現しました。
段々状のベンチにも使われるウッドデッキや、遊具と一体となった通路のデザインなど、地域住民に使われ、愛される新たな公園は一見の価値ありです。

レストラン ラシーヌは公園側に大きく開いていて、光も風も抜ける明るくおしゃれな店内が特徴。
カフェメニューは建物内で食べてもいいですし、外のテントや晴れていれば芝生でピクニックをしながらのカフェタイムもおススメです。

設計:
 ランドスケープ・デザイン:ランドスケープ・プラス
 建築:久間建築設計事務所
 照明:トミタ・ライティングデザイン・オフィス
 サインデザイン:氏デザイン株式会社
所在地:東京都豊島区南池袋2丁目22−1
アクセス:池袋駅徒歩約8分
竣工:2015年(Ⅰ期)、2016年(Ⅱ期)
開園時間:8:00~20:00
ラシーヌ公式HP:https://racines-park.com/

6.斐禮祈:賢者の石(梵寿綱)

南池袋公園の目の前に建つのは日本のガウディの異名を持つ梵寿綱(ぼんじゅこう)氏が手掛けた斐禮祈(ひらき):賢者の石です。
まるで映画のセットのような造形の不思議な建物ですが、1Fは居酒屋と酒屋の倉庫・事務所、上階は集合住宅となっていてもちろん入居者もいる建物です。
梵寿綱氏は工芸家や彫刻家、職人など様々な仲間を集めて「梵寿綱と仲間たち」を結成し、モダニズムを源流とする近現代建築とはまったく異なる建築を生み出し続けた建築家。
つくり手の情念が表れて、おどろおどろしさや分からなさが溢れる建築をたっぷりと堪能できます。

詳細記事
・梵寿綱が設計した都内の不思議な建築1【東京池袋】

設計:梵寿綱
所在地:豊島区南池袋2-29-16
アクセス:池袋駅徒歩約10分
竣工:1979年

7.ヴェッセル:輝く器(梵寿綱)

ヴェッセル

斐禮祈のすぐ先にはもう1つ梵寿綱氏が手掛けた作品ヴェッセル:輝く器があるのでこちらも見逃さずにチェック。
こちらのヴェッセルは斐禮祈と比べてガラスと金属を多用した作品ですが、一見して何の変哲もなく見える格子状のパネルですが、近づいて見てみるとどれ一つとして同じ柄がないことが分ります。
この建築にコンピューターによって決められたランダム性や、数学的な規則性からくる美しさを見つけようとしてもどうしても見つけられません。これは人間が一つ一つ考えて創ったのだと気付いた時に、驚きと同時に怖さすら感じます 笑
外観以外にも精巧な扉の金属装飾や、点在する動物の像など見どころ満載の建築です。

ヴェッセル

詳細記事
・唯一無二のデザイン!梵寿綱の「輝く器」で俗なるパワーを堪能【東京池袋】

設計:梵寿綱
所在地:豊島区南池袋2-31-3
アクセス:池袋駅徒歩約10分
竣工:1990年


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