池袋で建築巡り!建築好きがおススメする名建築30選

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11.武蔵塗料ホールディングス本社ビル(SAKO建築設計工社)

武蔵塗料ホールディングス本社ビルは豊島区役所に向かう少し手前に建つ塗料メーカーの本社ビル。
極小間口の限られた条件の中で、塗料メーカーの本社にふさわしいカラフルで美しいグラデーションのファサードが実現しているのは流石です。
カラフルなガラスパネルを透過したり反射した光が、季節や時間によって様々に表情を変えて周囲の風景を彩っています。
実は1枚目の写真と2枚目の写真は別の日に訪れたものなのですが、本当にその表情ががらりと変わって見えたのがとても面白かったです。

設計:SAKO建築設計工社
所在地:東京都豊島区南池袋2-30
アクセス:池袋駅より徒歩約13分、東池袋駅より徒歩約5分
竣工:2019年

12.としまエコミューゼタウン(隈研吾)

豊島区役所

としまエコミューゼタウンは低層部を豊島区役所を中心とした都市・行政機能、高層部を集合住宅とした超高層の複合都市施設です。
公募で決まった「エコミューゼタウン」の名称の通り、環境に配慮する様々な工夫が建築と一体になって計画されている他、デザイン監修には建築家の隈研吾氏が起用されたことでも大きな話題となりました。
外観のパネルが集積したファサードは周囲のどこからでもよく見えて、近づいていくとかなりの迫力。外観だけでなく内部の吹き抜けもとても豪華で、実に隈研吾氏らしいデザインが堪能できます。

まさに木々が集まって森になるように、巨大な存在感と共に近づくと不思議な抜け感も感じることができるのがとても面白い建築です。

豊島区役所吹抜

ちなみに隈研吾氏の東京都内のおススメ建築についてはこちらの記事にまとめていますので、隈氏の建築を訪れる際は是非参考にしてみて下さい。
関連記事
・建築家 隈研吾がデザインした東京都内のおススメ作品30選

外観・一部内観デザイン監修:隈研吾建築都市設計事務所
建築:日本設計
所在地:東京都豊島区南池袋2-45-4
アクセス:池袋駅より徒歩約15分、東池袋駅より徒歩約4分
竣工:2015年
備考:第58回BCS賞

13.KAKULULU(アトリエセツナ)

有楽町線の東池袋駅からすぐにあるKAKULULUは、三角形の敷地に建つ3階建ての小さな建物をリノベーションしたカフェです。
1階がカウンター席、2階がテーブル席、そして地下1階が小さなギャラリーとなっていて、既存の躯体を生かしつつ、カフェとして居心地良く上質空間がデザインされています。
地下のギャラリーは展示にもよりますが基本的には無料で入れる企画も多く催されていて、若手のアーティストの展示が期間ごとに行われている他、時たまジャズライブなども行われています。

2階の本棚には店主の蔵書がズラリと並び、ブックカフェとしても利用できます。店主の趣味が分る本棚ですが、建築や写真集が数多く揃えられていていくらいても飽きない空間です。
人気メニューであるブラジル風シチューの「ムケッカ」は絶品。訪れた際には是非とも味わってもらいたい一品です。

設計:アトリエセツナ
所在地:東京都豊島区東池袋4-29-6
アクセス:池袋駅より徒歩約17分、東池袋駅より徒歩約3分
竣工:2014年(改修)
公式HP:http://www.kakululu.com/

14.としまみどりの防災公園 イケ・サンパーク

イケ・サンパークは東池袋の造幣局跡地に整備された公園です。
官民が一体となってハード・ソフトの両面から計画されていて、2020年のオープン当初から沢山の人が利用者としています。
防災公園としての役割も担っていて、非常用給排水設備や備蓄庫、防火林、ヘリポートにもなる広場など将来の危機に備えた公園に注目です。

KOTO-PORTと呼ばれるキャビン型店舗も可愛らしくて、テイクアウトした食事やドリンクは、店舗脇のベンチスペースのほか公園内で楽しむことができます。

詳細記事
・イケ・サンパークがスゴい!池袋にできた新名所を徹底レポート【東京池袋】

建築設計:日比谷アメニス・都市計画研究所・株木建設・NTT都市開発ビルサービス共同事業体
内装設計:グラビティナイン
所在地:東京都豊島区東池袋4-42
アクセス:池袋駅より徒歩約20分、東池袋駅より徒歩約5分
竣工:2020年
開園時間:5:00~22:00
公式HP:https://ikesunpark.jp/

15.サンシャイン60(三菱地所)

サンシャイン60は東京拘置所の跡地に建てられた地上60階、地下4階の複合施設です。
1978年に竣工し、新宿の東京都庁ができるまでは日本一の高さを誇っていた建物の内部には商業施設の他にオフィス、ホテル、イベント広場、ホール、博物館など様々な機能が積層されています。

元々は東京拘置所施設が建ち、戦後はGHQが接収して東條英機らA級戦犯を処刑した巣鴨プリズンだった歴史があり、足元には今も祠があったり、地元では隠れ心霊スポットとしても知られる場所でもあります。
そうはいっても池袋の人気スポットであることには変わりなく、プラネタリウムや都市型水族館、イベントと連動した展望台など時代に合わせて柔軟に変化していて、変わりゆく池袋を代表するようなランドマーク的建築といえます。

池袋の街が一望できる展望台は、特に夜の夜景は見応え抜群
個人的には六本木ヒルズや都庁よりも、こちらの展望台のほうが間近で輝くビルや住宅の光が見れるのでおススメです。

設計:三菱地所
所在地:東京都豊島区東池袋東池袋3-1-1
アクセス:池袋駅より徒歩約15分
竣工:1980年
備考:第22回BCS賞
公式HP:https://sunshinecity.jp/

【東京旅情報】
ちなみに池袋でホテルや宿を探すなら色々なサイトがありますが、結論としては大手サイトをみてみるのが断然便利でお得です。
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16.サンシャイン三和ビル(菊竹清訓)

サンシャインの目の前の通りは別名乙女ロードと呼ばれ、平日・休日問わず全国から腐女子が集まり賑わいを見せています。
そんな乙女ロードの中心ともいえるアニメイトの入るサンシャイン三和ビル実は建築家菊竹清訓氏の手掛けたビルであることはあまり知られていません。
確かにこのビルには菊竹清訓氏の分かりやすい特徴があるわけではなく、言われなければまさか菊竹氏の建築とは気づきません 笑
よく見てみると日本橋の旧スルガ銀行東京支店のように規則正しく配置された開口部など僅かに共通点が見える気がしますが、予算や面積の関係からかなりあっさりしたデザインになっているようです。

巷では牛乳パックビルとも呼ばれているそうですが、壁面広告も綺麗にまとめられているのでこれはこれで愛らしい建築に見えますね。

設計:菊竹清訓/菊竹清訓建築設計事務所
所在地:東京都豊島区東池袋3-2-1
アクセス:池袋駅より徒歩約12分
竣工:1983年

17.サンシャインシティアネックスビル(日建設計)

三和ビルのお隣に建つサンシャインシティアネックスビルは真横を首都高が横切る変形敷地に建つ元トヨタ自動車のショールームです。
首都高と呼応するような曲面のデザインで、車や街の流れをそのまま受け流したり、取り込んだりしているのが特徴の建物です。
交差点側のシンボリックな形が印象的ですが、近づくと実はかなり奥行きのある建物であることに驚きます。

内部の日建設計らしい巨大なアトリウムは必見。ショールーム閉鎖後はスポーツメーカーの店舗になったので見学しやすくなっています。

設計:日建設計
所在地:東京都豊島区東池袋3-3-5
アクセス:池袋駅より徒歩約12分
竣工:1990年

18.キュープラザ池袋(竹中工務店)

キュープラザ池袋は、サンシャイン通りから程なくのところに建てられた地上14階地下2階の商業・シネコンです。
国内最大である高さ18.9m、幅25.8mのスクリーンをはじめ12のスクリーンが積層していて、文化都市池袋の拠点の一つとなろうとしています。
街に開かれた地上エントランスから建物内部に人々が巻き込まれて行く風景は、時間が決まってる映画館という特性と相まってよりその特徴を発揮しているのも面白かったです

設計:竹中工務店
所在地: 東京都豊島区東池袋1-30-3
アクセス:池袋駅より徒歩約11分
竣工:2019年
備考:2019年照明普及賞
   2020年CFT構造賞
公式HP:https://www.q-plaza.jp/ikebukuro/

19.ハレザ池袋(鹿島建設+伊藤喜三郎建築研究所)

ハレザ池袋

ハレザ池袋は池袋駅東口は豊島区役所と豊島公会堂の跡地の再開発によって生まれた3つの建物と広場からなる複合商業施設です。
街区全体がひとつの劇場となって、「アートとカルチャー、都市と世界、現在と未来がクロスするまちづくり」をコンセプトにつくられた建築は池袋の新たなランドスケープになりつつあります。
建築的には3つの建物の低層部分をガラス張りにして公園側に開いているのが特徴で、特に中央にある「ホール棟」では2階のBrillia HALLに向かう正面部分が大階段になっています。
まるでこの階段が公園を望む客席、中池袋公園が舞台のような構成になっていることに注目です。

ハレザ池袋

またハレザ池袋では敷地一体に点在するアート群も必見です。
これらのアート作品は建物の随所に散りばめられているので、アート作品を巡って散策するのもおススメですよ。
詳細記事
・ハレザ池袋に潜入!アート・建築好き必見スポットの見どころを紹介【東京池袋】

ハレザ池袋のアート

設計:鹿島建設+伊藤喜三郎建築研究所
所在地:東京都豊島区東池袋1-19-1他
アクセス:池袋駅より徒歩約10分
竣工:2020年
備考:第63回BCS賞
公式HP:https://hareza-ikebukuro.com/

20.菊池建設新東京支店ビル(安藤忠雄)

菊池建設新東京支店ビル

菊池建設新東京支店ビルは地上11階建ての建設会社のオフィスビルです。
設計を手掛けたのは日本を代表する建築家である安藤忠雄氏で、私が知る限り池袋で見られるはじめての安藤建築です。
コンクリートの躯体に三角窓の外観は安藤氏の代表作の一つでもある上方落語協会会館などにも通じる安藤氏得意のデザイン。
コンクリートの躯体に対比するようなガラスの開口部は、縦割りのオフィスビルを横断的に繋げ、内部に明るい光をもたらしています。
限られた敷地や、北側斜線といった法的な制限を巧みにデザインに取り入れて、オリジナリティ溢れるランドマーク的な建物にしているところもとても素敵です。

菊池建設新東京支店ビル
菊池建設新東京支店ビル

設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所
所在地 :東京都豊島区南池袋3-8-4
アクセス:池袋駅より徒歩約7分
竣工:2021年

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