渋谷「北谷公園」話題の注目公園&カフェを徹底レポート

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今日は2021年に東京渋谷でリニューアルされた北谷公園&ブルーボトルコーヒー 渋谷カフェを訪れてきましたのでその模様をレポートしたいと思います。
生まれ変わった渋谷の注目スポット、いったいどんな公園と建築なのか早速見ていきたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・本職は建築の設計事務所で働く建築人

【この記事で分かること】
・北谷公園を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・北谷公園の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・北谷公園の建築的な見どころや注目ポイント

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1.生まれ変わった渋谷のポケットパーク 北谷公園がスゴい!

北谷公園

渋谷駅と代々木公園を繋ぐ渋谷公園通りを1本入ったところにあるのが今回訪れた北谷公園です。
元々北谷公園は駐輪場とバイク置場が多くを占める普通の公園でしたが、2021年に公募設置管理制度(Park-PFI)という制度を使って大規模なリニューアルが行われました。

北谷公園

元々高低差のある敷地には写真のような擁壁がぐるりと回る閑散とした雰囲気の公園でしたが、今回のリニューアルで元からある一部の擁壁は残しつつ大規模な整備と改修がなされました。

北谷公園
北谷公園

Park-PFI制度は2017の都市公園法改正により新たに設けられた制度で、公共施設である公園内にカフェなどの収益施設を設けることで公園の整備を行いつつ利便性を向上させることを目論んだ制度。
この北谷公園では新たな収益施設としてブルーボトルコーヒー 渋谷カフェが計画されました。

北谷公園

約960㎡の公園の中には高低差の一番高い位置に設けられたカフェの他、建物の屋根の下の反屋外イベントエリア「大屋根エリア」や、平場の「ランウェイエリア」、階段が劇場の客席のように段々と下がる「ステップエリア・ステージエリア」など小さいながら特徴付けされたスペースがデザインされています。

2.野外ステージのようなフレキシブルな公園に注目!

北谷公園

先ほどの写真にあるように新しい北谷公園は段々状に設けられたベンチがまるでステージの客席のように配置されているのが大きな特徴です。
元々北谷公園では小さな公園内で約3mほどの高低差がありましたが、その高低差をうまくつ買ったデザインです。

段々状のエリアの最下段はステージエリアになっていて、実際にイベントの際にはステージとして使われます。まるで野外劇場のような作りが面白く、今後どんなイベントに使われるか気になります。

北谷公園

その他にも公園内で唯一の建物であるブルーボトルコーヒー 渋谷カフェの南側は半屋外のイベントスペースになっています。
普段はカフェの野外席や公園利用者が気軽に休憩スペースとしつつも、週末などはちょっとしたイベントにも使えるフレキシブルなつくりが特徴です。

北谷公園

公園内の極力シンプルにデザインされているベンチなどのストリートファニチャーも好印象です。
植栽と広場を仕切るコンクリートがそのままベンチになっていますが、シンプルな躯体に柔らかい木の座面が乗るベンチは、シンプルながらよくデザインされている隠れ注目ポイントです。

北谷公園

上段から見ると段々状に風景が変わっていく眺めも面白くて、昔の公園のイメージを知っている人からすると、要素が増えたわけではないのに風景の見え方ががらりと変わったことに驚きます。

3.渋谷初上陸のブルーボトルコーヒーに注目!

そんな公園の西側の高台には、今最も注目のコーヒースタンドでもあるブルーボトルコーヒー渋谷カフェが新たにオープンしました。
ブルーボトルコーヒーは2002年にアメリカ・サンフランシスコで元クラリネット奏者という異色の肩書を持つジェームス・フリーマンが創業したコーヒーショップ。
2015年にアメリカ国外1号店を清澄白河にオープンして以来、世界中で話題になっている新進気鋭のカフェです。

北谷公園

ブルーボトルと言えば、鮮度を重視した焙煎したての珈琲を提供し、徹底した品質管理で支持を集める私も大好きなコーヒーショップ。

ブルーボトルコーヒー 渋谷カフェ

日本でも清澄白河の1号店をはじめ青山や代官山、中目黒、三軒茶屋など、急速に店舗数を増やしていて、そのこだわりの珈琲のおいしさは折り紙付きです。
ブルーボトルコーヒーと言えば珈琲の美味しさも一級品ですが、建築好きとしては店内のインテリアのこだわりも見逃せません。
円弧を描くような中央のカウンターの赤茶色のタイルは火山灰をつかった釉薬を使用したもので、白をを基調とした店内の中で珈琲を淹れるカウンターを浮かび上がらせています。

ブルーボトルコーヒー 渋谷カフェ

内装のデザインを手掛けたのは以前こちらの記事蒲田のナインアワーズの設計者として紹介した芦沢啓治氏。
芦沢啓治氏は店内の家具もデザインしているので訪れた際は注目です。
また、中央の円弧を描くようなカウンターは、建物外装の直線的なラインと対比するようにデザインされていて、建築の内外で生み出されている直線と曲線のコントラストも見どころです。

ブルーボトルコーヒー 渋谷カフェ

開放的な店内は横の大屋根エリアや目前のステップエリアともシームレスに接続されていて、かなりの開放感。
ちなみに座席はこちらの1階席の他、2階席もあります。

ブルーボトルコーヒー 渋谷カフェ
ブルーボトルコーヒー 渋谷カフェ

今回頂いたのは定番の水出しアイスコーヒー コールドブリュー(550円)。さわやかな風味はまさに初夏にピッタリでした。
この他にもミルクを入れたオ・レや複数の豆を使ったブレンドも人気メニューです。
開放的に広がる公園の緑を借景に珈琲をいただくひと時はまさに至福です。

ブルーボトルコーヒー 渋谷カフェ

私が訪れたのはちょうど5月の天気のいい日だったので、ガラスの大開口も開けられて涼しい風が店内に流れます。

ブルーボトルコーヒー 渋谷カフェ

こうしてみると、高低差の効果もあってどこかの屋上のテラスにいるようでもありますが、これも高低差を利用した公園ならではの抜け感です。
新しい公園が出来たと聞いて気軽に訪れてみましたが、今回も大満足の建築体験となりました。
都心の中で、建築と珈琲と自然の3つが満喫できる新生 北谷公園、おススメです!

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北谷公園
設計:日建設計
カフェ内装設計:芦沢啓治/芦沢啓治建築設計事務所
所在地:東京都渋谷区神南1-7-3
アクセス:渋谷駅より徒歩約7分
竣工:2021年
公式HP:https://shibuya-kitaya-park.tokyo/


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