4.内部に潜入!大きな箱に200の店舗が並ぶショッピング空間に注目

続いてショッピングシティ 有明ガーデン内部に入ります。
ショッピングシティは中央のエスカレータを中心に200を超える店舗が入ります。
1階は、クリニックやスーパー、ダイソーなどの地域の人々の為の店舗+バスターミナル、2階は来街者の為にアパレル・食物販・雑貨など3階はアクティブスポーツなどのスポーツやアウトドアを中心とした店舗、4階は子供服やおもちゃをはじめキッズ系の専門店、5階は飲食を中心としたフードコートと各層色付けがなされています。

特に注目なのが2階のセンタースクエアで、この建物の中心にある大きな吹き抜けとエスカレータの空間を起点にX型の通路が建物全体に広がります。
まさに巨大なおもちゃ箱におもちゃを詰め込んだような建物です。
四角い箱にたくさんの店舗が入る商業エリアですが、各エレベータホールが素材とカラーで色分けされていて自分が今どこにいるのか把握しやすくなっているのは隠れた注目ポイントです。

ショッピングシティに入る店舗は旗艦店や有明ガーデンならではの形態をとっているものも多く、例えば4階のキッズゾーンにある書店の丸善では靴を脱いで裸足で楽しめるキッズゾーンがあるなどここでしか味わえない商業体験が面白かったです。

ちなみに東京ガーデンシアターの上部に入る温浴施設「泉天空の湯」はショッピングモールから空中の渡り廊下を通ってアクセスもできます。
ショッピングや広場スペースで歩き疲れたら、こちらの温浴スペースで体を癒すなんて、想像しただけで楽しそうですね。
5.ガーデンを堪能!段々状に臨海に開く有明の庭に注目

次に注目したいのは有明ガーデンの名の通り臨海部に対して段々畑のように開かれたガーデンです。
1階の広場から段々と連続するガーデンは、それぞれ広さや隣接する機能に合わせた特色づけがされています。

まずは1階に広がる有明ガーデンパークとスポーツエンターテイメント広場。
有明ガーデンパークは広大な芝生エリアを中心とした広場スペースで、四季折々の植樹がされた公園はピクニックやお散歩にピッタリです。
隣接するスポーツエンターテイメント広場はスポーツに特化された広場で様々なイベントにも対応しているとのことです。

3階にあるみんなのテラスはショッピングゾーンに隣接する約1000m²のガーデンで、私が訪れた時は夏祭りと称する縁日イベントが開催されていました。
このガーデンにはステージも設置されていて、1階の広場や海岸を背景にした催しものも出来るようになっています。

5階の水のテラスはフードコートに隣接したガーデンで、音楽、噴水、照明と大型サイネージが一体となったイベントスペースとしても使用されます。

この5階の水のテラスはフードコートでテイクアウトした飲食物をそのまま持ち込むことも出来ます。
また池や噴水など各所に水にまつわるアイテムが設置されていて、私が訪れた時は水鉄砲を持ち込む子供たちの姿も見られました(いいのかどうかわからないですが 笑)

最後にフードコートの螺旋階段を上がったところにある雲のテラスは最上階の屋上レベルにあるテラスです。
ここからは段々状に広がる有明ガーデンと臨海部を一望することができます。5階に比べて人も少ないので実は穴場スポットかもしれません。
この臨海部や広場に向けて開いたガーデン空間はまさに有明ガーデンの特色ともいえるスペースなので、訪れた際には是非その空間を堪能しましょう。
最後に劇団四季の劇場が入る有明四季劇場をちらりと見て今回の有明ガーデン見学を終えました。有明四季劇場は2021年開業なのでオープンまでもう少し待ちたいと思います。
↑劇団四季はDVDもおススメですので是非一度チェックしてみて下さい!
こちらは「人間になりたがった猫」
いかがでしたでしょうか。
今回は有明の臨海部の注目スポットである有明ガーデンをいち早く訪れて建築好きの視点からレポートしました。まだまだ紹介したいことろはたくさんあって、想像以上に楽しめた建築でした。
皆さんも気になった方は是非訪れてその空間を体験してみて下さい。


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設計:竹中工務店+前田建設工業
所在地:東京都江東区有明2-1
アクセス:ゆりかもめ有明駅徒歩2分、りんかい線国際展示場駅徒歩5分
竣工:2020年