荻窪「本屋title」看板建築を改修した注目の本屋をレポート

今日は東京荻窪で人気を集める書店 本屋titleを訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・本職は建築の設計事務所で働く建築人

【この記事で分かること】
・本屋titleを実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・本屋titleの基本情報と、アクセス方法や訪れる際のポイント
・本屋titleの建築的な見どころや注目ポイント

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1.荻窪に建つ看板建築×独立系書店が面白い

本屋titleは、荻窪・西荻窪のちょうど中間地点の住宅街に建つ小さな街の本屋さん。

最近では独立系書店と呼ばれる、大型書店とはちょっと違った個性的な書店が増えています。
2016年にオープンした本屋titleも、店主こだわりのセレクトの1万冊の本が並び、全国からこのお店を目的に訪ねてくる人がいるほどの人気書店となっているそうです。

本屋Title

荻窪駅を出て青梅街道を10分ほど歩くと今回の目的地である本屋titleが見えてきます。
そう、ここ本屋titleは昭和初期に建てられた看板建築を改修した本屋さんなのです。

本屋Titleの外観

看板建築とは関東大震災の復興期に流行し、木造の伝統的な商店建築の前面に銅板葺き等で西洋風のデザインをあしらった建築のことです。
看板建築は、正に「看板」の名の通り、木造建築の正面に西洋風のデザインを職人さんや店主が施したもので、街道沿いや古い商店街でよく用いられてきました。
アカデミックな建築界の中ではあまり重要視されてこなかった看板建築ですが、近年ではその価値が再発見され、コアなファンも多く存在して注目を集めています。
一方で看板建築は建築から100年近く経つものもでてきて、老朽化や再開発によって急速に失われつつあるのも現状です。

こちらの建物は本屋titleとなる前は、お肉や総菜を販売する商店でしたが、2016年の改修でカフェ・ギャラリー併設の本屋へと生まれ変わりました。

前置きが少し長くなりましたが、そんな看板建築の本屋となれは、まさに本と建築好きの私にピッタリ。

2.まさに本の小宇宙!独特のセレクトの本棚を楽しむ

店内には店主がセレクトした約10000冊の蔵書が並んでいます。
決して大きな売り場面積ではないのでですが、雑誌や売れ筋の本ももちろん、タイトルや装丁から思わず手にとってしまう独特のセレクトが面白かったです。

文学作品から料理本や建築本、アートや哲学に至るまで幅広く揃えています。

気になった本の近くにある関連本など、普段だったら出会わないであろう本との出会いがあるのもリアル書店の楽しみですが、いろんな分野の本を横断しながら目くるめく本の世界に没頭してしまいます。

もう1つ面白いのは店内のカウンターの位置。街の小さな書店というと、店主の座るカウンターから入り口・そして店の隅々まで見渡せるイメージがありますが、本屋Titleではあえて店主のカウンターがぞで壁で隠されていて、他人の目を気にしないでゆっくり本を選ぶことができます。これは地味に嬉しいですね。


中身についてはAmazonで詳細がみれます

この辺の話は、本屋Titleの創造秘話が書かれたこちらの本にも詳しく書かれているので、興味のある方は是非↑から覗いてみて下さい。

その他にも手作りのZINEなども置いてあって、建築好きの私は思わず購入。
今回購入したのは愛知と鳥取。つくった人は名古屋の人のよう。全国の書店さん同士で横の繋がりがあるのでしょうか。
思わぬ出会いとなりました。

3.カフェ&ギャラリースペースも素敵

また、店の奥にはちょっとひと休憩できるカフェスペースが併設されています。

ブルーの壁紙が素敵なカフェスペースは、完全な仕切りではなく、二段床が高くなっているだけで仕切られているのもポイントです。
また、カフェスペースは中に入ってみると気づくのですが、本屋スペースから完全に死角となるテーブル席があるのも嬉しいところ。

いわゆるブックカフェでは、視線が抜け過ぎて店員さんと他のお客さんの視線に常にさらされて寛げない、なんてカフェがよくあります。
本屋titleではそういった利用者目線にたった細かい配慮が、いろいろなところから感じることができます。

この日頂いたのは、ブレンドコーヒー(470円)りんごのタルト(550円)。

本屋Titleのカフェ

アーモンドクリームの香りが漂うりんごのタルトは珈琲との相性バツグンでした。

本屋Title

またカフェメニューはアフォガードやフレンチトーストなど他にも美味しそうなメニューがいくつもあったので、次回訪れたときには頂きたいと思います。
また、ドリンクはコーヒー、アップルジュースの他にワインも頂けるみたいです。

最後に2階のギャラリーを見学。
この急な階段は古い建築を改修した物件ならではです。

本屋Title

2階のギャラリーは白を基調としたシンプルな内装が特徴。

床もかなり明るめのフローリングに貼り替えられていて、ミニマムな空間の中に展示される作品はより引き立って見えます。

本屋Titleのギャラリー

白いキャンバスにいろいろな絵を描いていくようなギャラリーがとても素敵でした。

生まれ変わった古建築をたっぷり味わいつつ、大満足で今回の建築&本屋巡りは終了。
とっても素敵な本屋さんなので、皆さんも機会があれば是非訪れてみてくださいね。

【おススメ建築本紹介】

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話ごとに建築のデザインはもちろん、法規や構造、施工や不動産に渡って幅広く扱っていて、建築好きなら毎回ワクワクしながら読めて、建築の知識も吸収できる超おススメ漫画です
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本屋Title
所在地:東京都杉並区桃井1-5-2
アクセス:荻窪駅より徒歩約10分
竣工:昭和初期(2016年改修)
定休日:水曜・第三火曜
公式HP:https://www.title-books.com/

※記載している営業時間や金額は記事執筆時点のものです。変更となっている場合もありますので、訪れる際は公式HP等をご確認ください。


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