建築デザインが素敵な東京都内のおススメカフェ50選

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40.国際こども図書館 カフェBell(上野)

カフェBell

続いて紹介する国際こども図書館は、1906年に建てられた旧帝国図書館を、建築家の安藤忠雄氏の手によって国際こども図書館にリニューアルした荘厳な建築。
国際こども図書館は明治時代に建てられたルネサンス様式の建物に、現代的なガラスの空間が貫通するデザインが特徴ですが、そんなガラスの貫入空間にはいるのがこちらのカフェBellです。
今から100年以上前に建てられた建物と、最新の現代建築の両方が体感できるカフェで、歴史や建築に想いを馳せながらとっておきの時間を過ごすことができます。

カフェBell
カフェBell

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設計:久留正道+真水英夫+岡田時太郎(改修:安藤忠雄+日建設計)
所在地:東京都台東区上野公園12-49 国際こども図書館 1F
アクセス:上野駅より徒歩約10分
竣工:1906年(1929年増築、2002年改修)※アーチ棟は2015年竣工
開館時間:9:30~17:00※カフェは16:00まで
休館日:月曜、祝日、第3水曜
入館料:無料
備考:第45回BCS賞
公式HP:https://www.kodomo.go.jp/

ちなみに国際こども図書館のすぐ近くにもおススメのカフェ建築があります。

■上島珈琲店 黒田記念館店/黒田記念館

黒田記念館

黒田記念館は元々は洋画家・黒田清輝の遺産による美術館・美術研究所として建設されました。
建物の設計は当時の東京美術学校で教授を務めていた岡田信一郎が行いました。岡田は、吉田五十八、今和次郎、吉村順三ら数々の名建築家を育てたことでも知られる建築家ですが、黒田記念館はそんな岡田の代表作ともいえる建築です。
耐震補強とバリアフリー対応の為休館後、2013年にリニューアルオープンしていて、交差点側には上島珈琲店 黒田記念館店が入っています。座席は2階にもあるので建築巡りの合間の休憩にもピッタリのスポットとなっています。

黒田記念館の上島珈琲

設計:岡田信一郎
所在地:東京都台東区上野公園12
アクセス:上野駅より徒歩約10分
竣工:1928年(2013年改修)
営業時間:
 黒田記念館 9:30~17:00
 上島珈琲店 7:30~19:00
休館日(黒田記念館):月曜
公式HP:https://www.tobunken.go.jp/kuroda/

41.ROUTE BOOKS(上野)

ROUTE BOOKS

ROUTE BOOKSは、上野駅の東口エリアにあるブックカフェです。
店内には独特の視点でセレクトされた本とアンティーク風の家具、観葉植物がミックスした空間となっていて、新しいものと出会うワクワク感と共に落ち着いて読書や物思いに耽ることができます。
建築の工務店が運営していることもあって、店内のインテリアは工務店ででた古材を利用しているのも注目ポイント。
人工物と自然とが合わさり、ライフスタイル全般を豊かにしてくれる本と空間が堪能できます。

ROUTE BOOKS
ROUTE BOOKS

設計:YUKUIDO
所在地:東京都台東区東上野4-14-3
アクセス:上野駅より徒歩約7分
竣工:2015年(改修)
営業時間:12:00~19:00
公式HP:https://route-books.com/

42.レボン快哉湯(入谷)

レボン快哉湯は1928年に建てられた築100年近い銭湯を改修したカフェです。
銭湯自体は2016年に惜しまれつつも閉館してしまいましたが、この建築を残したいと願う様々な人達の努力が実って2020年にカフェとして生まれ変わりました。

入口で靴を脱いで中に入ると、昔の銭湯ならではの天井高のある格子天井の脱衣所がそのままカフェになっていて、ふと目線を移すと富士山の見事なペンキ絵が目に飛び込んできます。

「マリアージュ」をコンセプトにした珈琲とアイスのセットはまさに絶品。
古き良き伝統と、新しい時代に向けた革新性の両方を楽しめるおススメのスポットです。

詳細記事
・入谷「レボン快哉湯」昭和初期に建てられた銭湯を改修したカフェをレポート

設計:ヤマムラ+デザインオフィスクリソウ
所在地:東京都台東区下谷2-17-11
アクセス:入谷駅より徒歩約2分
竣工:1928年(2020年改修)
営業時間:10:00~18:00
座席数:16席
公式HP:https://www.rebon.jp/

43.カフェ・ベローチェ神楽坂店(神楽坂)

カフェベローチェ神楽坂

神楽坂に建つカフェ・ベローチェ神楽坂店は、ベローチェを運営するシャノアールの50周年を記念してつくられた旗艦店舗です。
これまでのブランドを一新し「Casual&Rich」をコンセプトに掲げた店舗では、クラシカルな丸窓や、白と黒でカラーリングされたスタイリッシュな外装など、今までのベローチェのイメージから一新したデザインとなっています。
建物エントランスと道路の間の中間領域は人々が佇めるバッファーゾーンになっていて、海外のストリートテラスを思わせるお洒落なつくりとなっているのも面白いです。

カフェベローチェ神楽坂外部席
カフェベローチェ神楽坂のモーニング
お得なモーニングセット

グラフィカルな床のデザインや、トイレの表示システム、メニューや食器のリデザインなど様々な試みがなされているのも注目ポイントです。
詳細記事
・神楽坂「カフェ・ベローチェ」生まれ変わった注目カフェをレポート

設計:SUPPOSE DESIGN OFFICE
所在地:東京都新宿区神楽坂4-1-1
アクセス:神楽坂駅より徒歩約8分、牛込神楽坂駅より徒歩約5分
竣工:2016年(改修)
営業時間:7:00~21:00
席数:40席

44.サンドイッチとコーヒー アンペア/杉並区立中央図書館(荻窪)

杉並区立中央図書館

サンドイッチとコーヒー アンペアは、荻窪駅から程なく歩いたところに建つ杉並区立中央図書館の1階に入るカフェです。
杉並区立中央図書館は著名な建築家として知られる黒川紀章氏が設計を行ったことでも知られる図書館です。
凹ませた正面の広場状のエントランスや、裏の公園に合わせて雁行しながら展開するガラスのカーテンウォールによって、建築と街や自然の境界が溶け合わさるような建築となっているのが特徴で、後の黒川氏の公共建築にも通底する環境との共生を体験できる名建築です。

杉並区立中央図書館のカーテンウォール

カフェも公園に面する大開口に面していて、空間を包み込む天井と優しい質感の家具と共に刻々と変化する環境を楽しめるので、読書や散歩の合間にひと休憩するのにピッタリです。

サンドイッチとコーヒー アンペア

建築設計:黒川紀章/黒川紀章建築都市設計事務所
改修設計(カフェ内装):Puddle
所在地:東京都杉並区荻窪3-40-23
アクセス:荻窪駅より徒歩約10分
竣工:1982年(2022年改修)

45.珈琲や 東小金井工房/コミュニティステーション東小金井(東小金井)

コミュニティステーション東小金井

珈琲や 東小金井工房は、中央線東小金井駅の高架下空間コミュニティステーション東小金井内にあるカフェです。
コミュニティステーション東小金井は、巨大な土木スケールのコンクリートの高架に対して、軽やかなフレームとヒューマンスケールの商業空間・イベントスペース、広場が対比されながら連続していて、閉鎖的でマイナスイメージになりがちな高架下に新たな居場所が生み出されています。

そんな高架下を歩いていると漂ってくる珈琲の香りに誘われて店内に入ると、珈琲工房のような素敵な空間が広がります。
様々な産地や焙煎方法により珈琲の魅力と奥深さが堪能できる他、特製の珈琲プリンやランチメニューもあり、近年増えつつある高架下空間の中でもイチオシのカフェスポットとなっています。

コミュニティステーション東小金井
コミュニティステーション東小金井

建築設計:リライトデベロップメント
所在地:東京都小金井市梶野町5
アクセス:東小金井駅より徒歩約3分
竣工:2014年
営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜
公式HP:http://coffeeya.co.jp/

46.旧沖本家住宅洋館/カフェおきもと(国立)

沖本家住宅洋館

カフェおきもとは、1932年に貿易商であった土井内蔵の別荘として建てられた旧沖本家住宅を改修してつくられたカフェです。
元々の建物の設計を手掛けたのは土井の甥の建築家川崎忍氏で、ふたりが留学していたアメリカのコロニアルスタイルを踏襲したデザインとなっているのが特徴。
建物は周辺の自然に馴染みつつも、緑と補色をなす赤橙の窓枠や破風がアクセントとして効いていて可愛らしく親しみを感じます。
2020年にオープンしたカフェでは、そんな歴史が積み重なった空間で、緑豊かなお庭を望みながら優雅なひと時を過ごすことができます。

沖本家住宅洋館

設計:川崎忍(洋館)
所在地:東京都国分寺市内藤2-43-9
アクセス:国立駅より徒歩約5分
竣工:1932年(洋館)、1940年(和館)
備考:登録有形文化財
2020年にカフェおきもとオープン

47.KITASANDO COFFEE(北参道)

KITASANDO COFFEE

KITASANDO COFFEEは、北参道と千駄ヶ谷の間に建つオフィスビルの1階につくられたカフェです。
スタイリッシュなデザインの店内ですが、よく見ると手仕事感のある素材がはめ込まれていたりと人の感覚が丁寧に織り込まれているのも注目ポイント
また、店舗の入り口は立体的なテラスになっていて、なだらかに街と繋がっているのも素敵です。
洗練されたデザインと優しくナチュラルな雰囲気の両方が楽しめるので、都心の中でホッと一息つくのにピッタリのカフェとなっています。

KITASANDO COFFEE
KITASANDO COFFEE

設計:山路哲生建築設計事務所
所在地:東京都渋谷区千駄ケ谷4-12-8SSUビル 1F
アクセス:北参道駅より徒歩約1分
竣工:2019年
営業時間:
 平日 8:00~19:00
 土曜、日曜、祝日 10:00~18:00

48.BOOK AND BED TOKYO SHINJUKU(新宿)

BOOK AND BED TOKYO SHINJUKU

続いて紹介するBOOK AND BED TOKYO SHINJYUKU「泊まれる本屋」をコンセプトにしたホテル・カフェです。
BOOK AND BED TOKYOは宿泊施設でもありますが、日中はカフェのみの利用やラウンジのソファスペースのデイユースが可能です。
内装はグレーを基調としたデザインに、木調の棚やカウンターが散りばめられた現代的な装い。
メニューもかなり個性的で、スタイリッシュな空間でブラックをテーマにしたフードとドリンクを堪能できます。

BOOK AND BED TOKYO SHINJUKUのカフェ
BOOK AND BED TOKYO SHINJUKUのカフェ

詳細記事
・新宿「BOOK AND BED TOKYO新宿店」本に囲まれたホテル&カフェをレポート

設計:軍司沙織/Indigo
所在地:東京都新宿区歌舞伎町1-27-5 歌舞伎町APMビル8F
アクセス:新宿駅より徒歩約8分、西武新宿駅より徒歩約1分
竣工:2018年
営業時間:
 CAFE 12:00~20:00
 DAY TIME 13:00~21:00
公式HP:https://bookandbedtokyo.com/ja/shinjuku/

49.DOMO CAFÉ(大久保)

DOMO CAFE

DOMO CAFÉ(ドウモカフェ)は、新大久保駅と大久保駅のちょうど中間地点に建つカフェです。
地上4階地下1階建ての建物の地下部分を改修して建てられたカフェは、台湾のFika Fika Cafeと京都の珈琲店のエッセンスが合わさった注目カフェ。
また、改修デザインを手掛けたのが元々伊東豊雄建築設計事務所で台中メトロポリタンオペラハウスなどを担当していた佐野健太氏であることも、建築好きとしては見逃せません。

店舗の内部は元々建物で躯体として空間を遮っていたコンクリート壁をそのまま残して空間を対比させていて、台湾と日本の2つの異なる国が融合し、交流し合うカフェを表現しているのも面白いところ。
トレンドをしっかりと追いつつも居心地のいい洞窟のようなカフェは、ついつい長居したくなるような素敵な穴場スポットです。

DOMO CAFE
DOMO CAFE

詳細記事
・大久保「DOMO CAFÉ」日本&台湾が融合した注目カフェをレポート

改修設計:佐野健太/佐野健太建築設計事務所
所在地:東京都新宿区百人町1-15-29
アクセス:新大久保駅より徒歩約3分、大久保駅より徒歩約3分
竣工:2017年
営業時間:9:00~22:00
座席数:35席
公式HP:https://domocafe.business.site/

50.Esola池袋 梟書茶房(池袋)

梟書茶房

梟書茶房は、池袋駅西口の商業施設Esola池袋の4階に入るブックカフェです。
ドトールコーヒーの常務取締役菅野眞博氏神楽坂の「かもめブックス」代表の柳下恭平氏の2人のマイスターがコラボレーションして生まれたカフェでは、本と珈琲の魅力が凝縮されています。
海外の王立図書館のような内装は、照明効果を上手く使いながら池袋の雑踏から離れたとっておきの居場所をつくり出していて、フレンチトーストやパンケーキなどのカフェメニューの他、ご飯系のメニューからアルコールまで幅広いメニューを楽しめます。

梟書茶房
梟書茶房

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・池袋「梟書茶房」本と珈琲のプロによる素敵空間をレポート

建築設計:プランテック総合計画事務所
カフェ内装設計:D&Nレストランサービス
所在地:東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋 4F
アクセス:池袋駅直結
竣工:2009年
営業時間:10:30~22:00
公式HP:http://www.doutor.co.jp/fukuro/
備考:2010年度鉄道建築協会賞受賞

おまけ.自由学園 明日館(池袋)

最後に紹介するのは、池袋駅からほどなく歩いたところに建つ自由学園明日館の喫茶室です。
正確にはカフェではない自由学園明日館ですが、喫茶付きの見学プランが超おススメなので今回最後に紹介させていただきました。

自由学園 明日館

自由学園明日館は、今から100年前の1921年に、近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトと弟子の遠藤新の手により建てられた学校で、平成元年に大規模な補修工事がされた後は一般の見学者にも広く開放されている建築です。
周囲の環境を丁寧に読み解き、幾何学形態を多用しながらデザインされた建築は、自然に寄り添いながらも人間の持つ知性への信頼と期待をハッキリと感じ取ることができる名建築です。
喫茶付きの見学プランでは、建物中央にある旧食堂スペースでドリンクとちょっとしたお菓子を頂くことが出来ます。

自由学園 明日館

重要文化財でもある建築の食堂で、至高の建築空間を堪能できる喫茶付きプランはまさに一生ものの体験。
ライトとその意志を継ぐ沢山の人たちの手によって残る至高の建築を、是非体験ください。

自由学園明日館_カフェ

設計:フランク・ロイド・ライト+遠藤新(講堂は遠藤新)
所在地:東京都豊島区西池袋2-31-3
アクセス:池袋駅より徒歩約12分
竣工:1921年、1927年(講堂)
備考:重要文化財
   DOCOMOMO Japan選定
開館時間:通常10:00~16:00
     休日見学日10:00~17:00(指定日)
休館日:月曜、年末年始
見学料:見学のみ500円、喫茶付き見学800円
公式HP:https://jiyu.jp/

※記載している営業時間や金額は記事執筆時点のものです。変更となっている場合もありますので、訪れる際は公式HP等をご確認ください。


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