建築デザインが素敵な都内のおススメランチスポット50選

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13.KITTE丸の内/JPタワー(丸の内)

KITTE

KITTE(キッテ)丸の内は、東京駅前の東京中央郵便局を保存・修復しながら建替えられたJPタワー内に入る商業施設です。
このKITTEは改装デザインを建築家の隈研吾氏が手掛けてたことでも知られ、中央の三角形の吹き抜けを中心とした新たな商業施設がデザインされています。

KITTEでは眼前に東京駅を望むことが出来る上階の他、地下には全国の名店を集めたラーメン激戦区 東京・丸の内が入っていることに注目です。
中でも千葉県松戸の超有名店である中華蕎麦 とみ田のつけ麺を、待ち時間も比較的少なく味わうことができる超穴場スポットとなっています。

KITTE
ラーメン激戦区 東京・丸の内

他にも東京駅や丸の内・八重洲の眺望が楽しめるレストランやカフェ、老舗の果物専門店である千疋屋総本店など和洋中問わず様々なランチスポットがあり、有名店の一流の味を堪能することができます。

千疋屋総本店のランチカレー

詳細記事
・JPタワーに潜入!近代建築の名残からKITTEまで魅力の建築をレポート【東京丸の内】

設計:三菱地所設計
KITTE内装:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
原設計:吉田鉄郎
所在地:東京都千代田区丸の内2-7-2
アクセス:東京駅より徒歩約1分
竣工:2012年(1931年)
備考:第56回BCS賞
第24回BELCA賞ベストリフォーム部門
KITTE公式HP:https://marunouchi.jp-kitte.jp/

丸の内エリアには他にもランチにおススメのスポットがいくつもあります。
■Cafe1894(東京駅)

Cafe1894

Cafe1984は、元々は1894年に建てられ老朽化等の理由から1968年に解体された三菱一号館美術館を、2009年に復元・再築してつくられたカフェ・レストランです。
店内に一歩足を踏み入れると、思わず息を呑んでしまうような迫力の2層吹き抜けの大空間が目の前に広がります。
明治期には銀行として使われていた建物は、荘厳にしてどこか懐かしい温もりも感じる建築となっていて、銀行建築時代そのままに復元された手前の待合スペースと、その向こう側には復元された窓口からは、見たことがないはずの当時の風景が浮かんでくる気さえします。

Cafe1894
Cafe1894

メニューは三菱一号館美術館とのタイアップで企画される限定メニューもあるので、訪れる際にはHPは要チェック。
また、人気ランチメニューのハンバーグステーキ マデラソース(2000円)はちょっとお値段はしますが、高級ホテルの味にも引けを取らない絶品の味。
ふっくらしてジューシーなハンバーグと濃厚で深みのあるソースが絡み合う一品は、今まで食べたハンバーグの中でも一番おいしかったです。
まさに映画の中の世界に迷い込んだような、至高の空間体験ができる丸の内でイチオシのランチスポットです。
詳細記事
・Cafe1894がスゴい!明治の銀行建築を復元したカフェをレポート【東京丸の内】

設計:ジョサイア・コンドル(原設計)、三菱地所設計(復元)
所在地:東京都千代田区丸の内2-6-2
アクセス:東京駅より徒歩約5分
竣工:1894年竣工、1968年解体(2009年復元)
公式HP:https://mimt.jp/cafe1894/

14.CAFE A LA TIENNE/日本生命日比谷ビル(日比谷)

日本生命日比谷ビル

日本生命日比谷ビルは、日比谷公園の向かいに建つ日本生命のオフィスと日生劇場が同居する地上8階地下5階建ての複合施設です。
花崗岩貼りによる端正なデザインの外装は、石材の微妙な変化と彫り込まれたバルコニーにより実に繊細で奥深い表情を見せてくれます。
近づいてみるとさらに細かく立体的な造形が丁寧に折り重ねられていて、物静かな建築が雄弁に語りかけてくる、建築家村野藤吾の手腕が存分に発揮された建築となっています。

周到なデザインと惚れ惚れする造形美の建物の1階は街と連続する開放的なカフェとなっていて、街ゆく人や日比谷公園を眺めながら素敵な空間と食事が楽しめるとっておきのグルメスポットとなっています。

日本生命日比谷ビル
日生劇場

設計(建築全体):村野藤吾
所在地:東京都千代田区有楽町1-1-1
アクセス:日比谷駅より徒歩約1分
竣工:1963年
営業時間:11:00~20:00

15.東京国際フォーラム(有楽町)

東京国際フォーラム

東京国際フォーラムは、有楽町駅前の旧東京都庁跡地に建てられたホール、展示室、会議室、商業施設や美術館等の複合文化施設です。
山手線の緩やかなカーブに沿うような不整形の敷地に、7つのホールや33の会議室、レストランやカフェ、美術館などが配置されていて、特に3600枚ものガラスパネルを使ったアトリウム空間は圧巻。アトリウムは先端にある巨大な2本の柱とキール鉄骨と呼ばれる白の梁によって支えられていて、船底のような屋根は、まるでノアの箱舟のようにも見えるのも面白いところ。

様々な飲食店の入る東京国際フォーラムで特におススメなのは中庭に面したニューヨーク発のハンバーガーレストランshake shackです。
中庭を行きかう人々を眺めながら肉汁溢れる本場仕込みのハンバーガーを味わえるおススメスポットとなっています。

詳細記事
・東京国際フォーラムがスゴい!バブルが生んだ名建築を建築好きがレポート

設計(建築全体):ラファエル・ヴィニオリ建築士事務所
所在地:東京都千代田区丸の内3-5-1
アクセス:有楽町駅より徒歩約1分、東京駅より徒歩約5分
竣工:1996年
公式HP:https://www.t-i-forum.co.jp/

16.ローヤル/交通会館(有楽町)

東京交通会館

有楽町の交通会館の地下街に入るローヤルも、交通会館ができた1965年当初から入る老舗の喫茶店。
交通会館はオリンピックの翌年に完成し、当時流行しつつあった屋上の回転レストラン(2020年に回転は停止)を取り入れたことでも有名な建物ですが、地下街には竣工当時から続く店舗が数多く残されています。

喫茶ローヤル

まさにROYALの名の通り、王室の内装を思わせる煌びやかなインテリアは圧巻で、まるで博物館のようなしつらえの家具や調度品がとっても魅力的な空間をつくっています。
内装は格式高さを感じつつ、お城のようにくり抜かれた大理石の腰壁など、どこか遊び心のようなものを感じるのも面白いところ。
奥のスペースにはステンドグラス風の照明壁が設置されていたりと、地下空間であることを忘れさせてくれる楽しいしかけがいっぱいあります。

喫茶ローヤルのパスタ

ランチメニューはパスタ、カレー、ご飯ものなど種類がかなり充実しているですが、基本的にはサラダ・ドリンクとセットで850円というリーズナブルな値段も嬉しいところ。
新メニューというこちらのフーフードパスタは、もちもちとした昔ながらのソフトな麺で、老舗店ならではの懐かしくも優しいお味でした。
詳細記事
・ローヤルがスゴい!有楽町駅前に残る至高の純喫茶をレポート【東京有楽町】

設計(建築全体):三菱地所設計+芦原義信
所在地:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館 地下1階
アクセス:有楽町駅より徒歩約1分
竣工(創業):1965年
営業時間:
 平日 8:00~19:30
 土日 11:00~18:30
公式HP:https://www.kotsukaikan.co.jp/food_shopping/food_tea/85/

17.銀座ライオン 銀座七丁目店(銀座)

銀座ライオン

続いて紹介する銀座ライオン 銀座七丁目店は、現存する日本最古のビアホールとも呼ばれる老舗のビアホールです。
中に一歩入ると様々な装飾が散りばめられた天井や柱、大迫力のガラスモザイクの大壁画、豊穣と収穫をイメージした照明など、惚れ惚れとしてしまう素敵な空間が広がります。
お酒にピッタリのちょっと濃い目の味付けの料理、活気溢れるホール空間、キビキビとしたスタッフさんの動きと共に、昼間からビールを頂く至高の時間が楽しめる銀座のオススメランチスポットです。

銀座ライオン
銀座ライオン

詳細記事
・老舗ビアホール「銀座ライオン」 素敵すぎる建築で絶品ランチ

設計:菅原栄蔵
所在地:東京都中央区銀座7-9-20
アクセス:有楽町駅より徒歩約8分、銀座駅より徒歩約5分
竣工:1934年
備考:登録有形文化財
公式HP:https://www.ginzalion.jp/shop/brand/lionginza7/

18.資生堂パーラー/東京銀座資生堂ビル(銀座)

資生堂パーラー

資生堂パーラーは、1902年に創業されたソーダファウンテン(当時は珍しかったソーダやアイスクリームを提供する店舗)にルーツをもつ老舗の洋食店です。
現在の東京銀座資生堂ビルは2000年にバロセロナ出身の建築家リカルド・ボフィル氏らチームのデザインにより建て替えられたものですが、資生堂パーラーは昔の味を受け継ぎつつ、現代の人にも受け入れられ愛される極上の味とサービスを提供し続けています。

リカルド・ボフィル氏といえば古典建築を引用した格式高いデザインと、集客を意識した商業空間を両立させる建築デザインに定評のある建築家。こちらのビルでも流行に左右されない普遍性と商業施設としてのキャッチーさの両方が見事に融合し、伝統を受け継ぎつつ時代の先端をいくような、洗練された空間と料理を味わえます。

資生堂パーラー
資生堂パーラー

設計(建築全体):リカルド・ボフィル+文化科学高等研究院研究事業+清水建設
所在地:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル4・5F
アクセス:新橋駅より徒歩約5分、銀座駅より徒歩約6分、有楽町駅より徒歩約9分
竣工:2000年
営業時間:11:30~21:30
定休日:月曜
備考:2002年度グッドデザイン賞
第28回東京建築賞優秀賞

19.竹葉亭 本店

竹葉亭 本店

竹葉亭本店は、銀座駅から程なく歩いたところに建つ1866年創業の老舗の鰻料理店です。
離れなど一部の建物は大正時代末期に建てられたものが残る店舗には多くの文豪や文化人が愛したことでも知られ、永井荷風の「断腸亭日乗」や夏目漱石の「吾輩は猫である」にも登場しています。
丁寧な下処理のもとふっくらと焼き上げられた鰻は、創業以来継ぎ足し続けているという秘伝のたれと相まって絶品の味わいとなっています。

竹葉亭 本店
竹葉亭 本店

所在地:東京都中央区銀座8-14-7
アクセス:銀座駅より徒歩約8分、汐留駅より徒歩約5分
竣工:1924年(離れ等)
定休日:日曜・祝日

20.日本橋高島屋(日本橋)

日本橋高島屋は関東大震災の復興建築として、高橋貞太郎氏のコンペ1等案に基づいて建てられた百貨店です。
1933年に建てられて以降は、建築家村野藤吾氏によって度々増築がなされているのも特徴で、2009年には百貨店建築としてはじめて重要文化財にも登録されました。
正面の装飾から、内部の照明・階段といった細かい部分まで見応えは抜群で、どこを見てもつくり手の工夫と歴史がぎっしりと詰まった名建築です。

そんな高島屋には和洋中様々な店舗が軒を連ねています。
例えば本館地下2階にあるレストランローズは、半世紀以上前にオープンした日本橋高島屋の地下大食堂「ウォルナット・ルーム」を前身とした老舗店で、昔懐かしくも品格を感じる空間とメニューを味わうことができます。

日本橋高島屋レストランローズ

設計(建築全体):高橋貞太郎+片岡安+前田健二郎(増築:村野藤吾)
所在地:東京都中央区日本橋2-4-1
アクセス:日本橋駅より徒歩約2分、新日本橋駅より徒歩約4分
竣工:1933年(1952年増築)
備考:国重要文化財
公式HP:https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/

21.小諸そば 桜橋店/三福ビル

三福ビル

三福ビルは、鍛冶橋通りと平成通りの交差点に建つ地上4階建ての建物です。
シンプルな装いの建物ですが実は昭和初期の1930年に建てられた建物で、長い歴史の中で様々に店舗が移り変わり、内装は大きく変わりながらも現在1階はお蕎麦屋さんが営業していてランチスポットとして利用できるのも嬉しいポイント。(土日定休日なので注意)
簡素なデザインですが、開口部周りのさりげない段差やアールがかった隅切り部などが仄かな陰影を生み出し、味わい深い表情をつくりだしているのも魅力的です。

三福ビル
三福ビル

所在地:東京都中央区八丁堀3-11-9
アクセス:八丁堀駅より徒歩約3分
竣工:1930年

22.カメクロ横丁/カメイドクロック(亀戸)

カメイドクロック

KAMEIDO CLOCK(カメイドクロック)は、亀戸駅の東口を出てすぐのところに2022年にオープンした商業施設です。
中でも注目なのが、1階に設けられた飲食店街であるカメクロ横丁で、カジュアルイタリアン、ホルモン、海鮮、天ぷらなどの様々なお店が軒を連ねるランチスポットとなっています。
カメクロ横丁の内装は、このブログでも何度か紹介しているいる窪田建築都市研究所がデザイン監修を務めていて、入口から徐々に通路の幅が狭くなって路地状になる配置や、下町の雑踏感を現在的な素材で演出した内装デザインなど見どころ満載のフードコートとなっています。

カメイドクロック
カメクロ横丁

デザイン監修(カメクロ横丁):窪田建築都市研究所
設計(建築全体):東急設計コンサルタント+前田建設工業
所在地:東京都江東区亀戸6-31-6
アクセス:亀戸駅より徒歩約3分
竣工:2022年
備考:2023年度グッドデザイン賞
公式HP:https://www.kameidoclock.jp/

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