イケ・サンパークを散策!池袋の新名所を徹底レポート

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こんにちは。建築好きのやま菜です。
今日は池袋の注目スポットであるとしまみどりの防災公園 イケ・サンパークを見学してきましたので、建築好きの視点からその魅力や見どころをレポートしたいと思います。

池袋と行けばハレザ池袋と一体整備された中池袋公園や南池袋公園など、近年まちづくりと一体に整備された公園が続々と誕生しています。
今回はそんな池袋の中で最新公園四天王と呼ばれる公園の中で最後に完成した「イケ・サンパーク」について実際に訪れた感想や見どころを紹介していきたいと思います。
官民が一体となってつくられた最先端の公園、早速見ていきましょう!

【こんな人におすすめ!】
・デートや家族連れで訪れるのにぴったりの魅力的なスポットを知りたい
・池袋の新名所であるイケ・サンパークの見どころや、注目ポイントについて知りたい
・建築やランドスケープに興味があって、面白い建築やランドスケープ作品を知りたい

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1.イケ・サンパークって?

としまみどりの防災公園 イケ・サンパークは池袋サンシャインシティの裏手、もともとは造幣局だった跡地ににつくられ、2020年7月にオープンした公園です。

このイケ・サンパークは、週末に開催されるファーマーズマーケットや小型店舗、池袋を巡回するIKEBUS(イケバス)との連携など、住民に開放され、街づくりと一体となった新たな都市公園として大きな注目を浴びています。
また、池袋最大級の17000㎡の公園敷地には約6600㎡の芝生広場の他、災害用ヘリポート、100tの応急給水槽、災害対策用トイレ、備蓄倉庫などが整備され、防災公園の役割も担っています。

近年豊島区では南池袋公園(2015年)池袋西口公園リニューアル(2019年)中池袋公園(ハレザ池袋と一体整備/2020年)と都市公園の整備が進んでいます。
これらはイケ・サンパークと合わせて池袋の公園四天王と呼ばれていて、今東京で最も注目されるスポットと言っても過言ではありません。

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2.早速見学してみた!池袋最大級の広さを誇る公園でピクニック

東京メトロ有楽町線の東池袋駅から5分ほど歩くとイケ・サンパークに到着です。
私は数年前にこのすぐ近所に住んでいましたが、サンシャインシティのすぐ裏手のずっと仮囲いがされていた場所がこんな公園になるなんて想像していませんでした。
イケサンパークへのアクセスは新しく移転したサンシャインシティの文化会館ビル側の道路を渡り、池袋保健所の脇を通ると公園のエントランスに到着です。
私が訪れた2020年の10月はまだカフェや防災倉庫の一部が工事中ということもありガードマンの誘導のもと入園しました。
駅からは十分徒歩圏内の場所にありますが、池袋を巡回する電気自動車「イケバス」の停留所が公園内にあるので池袋のその他のスポットや池袋駅前からアクセスしたい場合はイケバスを利用すると便利です。

公園内のイケバス停留所

ちなみにイケサンパークの入園料は無料で、誰でも入ることができます。
また、公園の開園時間は朝の5:00から夜の22:00となっていて、こういった管理型の公園の中ではかなり長い時間開園しています。
実際に朝夕訪れてみましたが早朝のお散歩や夜のデートなど様々な利用シーンで多くの人に利用されていました。

実際に訪れてみると第一印象としては、中央の原っぱ広場を中心にかなり広々とした印象です。
南側にはインフォメーションセンターやカフェ、トイレが一体となった建物がありますが、基本的に固定の建築物と言えばこのカフェ棟だけで、後は移動式の小店舗や遊具が広場を取り囲むように配置されています。

芝生の広場ではシートを広げたりベンチに腰掛けたりと皆思い思いの過ごし方をしていて、訪れた人が自由に過ごせるようになっています。
公園自体がまだオープンして間もないということもあり、カフェは工事中で移動店舗の数もまだまだ少なかったのですが、ちょっとしたピクニックとして過ごす公園としては十分といった印象です。

こちらのカフェ棟は現在はインフォメーションセンターやトイレといった機能の利用に限られていますが、2020年の冬にはカフェ部分の工事が終わるほか裏手には備蓄倉庫や非常用トイレが整備される予定です。

現在は写真のようなKOTO-PORTと呼ばれるキャビン型店舗が4店舗オープンしています。
「プラマーナ・スパイス」「あわてらす」「カフェ バンブー」「HIGUMA Doughnuts x SOUR the park」の4つの店舗でテイクアウトした食事やドリンクは、店舗脇のベンチスペースのほか公園内で楽しむことができます。

数は多くありませんが、デッキスペースにはテーブル席の他腰掛けられるベンチ上のスペースも多く用意されているので、ちょっとした食事は公園内で問題なくできます。
私が訪れたときも、芝生やベンチ、テラスなど、皆それぞれの場所でくつろいでいるのが印象的でした。

3.防災公園としての機能も兼ねている!災害時の拠点としての公園に注目!

イケ・サンパークの大きな特徴として防災機能を備えた公園であるということが挙げられます。
例えば給水機能をとってみても応急給水施設(飲料水)、深井戸(消火用水利、生活雑用水)、防災井戸(生活雑用水)と非常時に活用できる給水設備が網羅されていて、万が一の時にはこの公園は一時避難所としても機能します。

中央の広場は柵も簡易的で起伏も少ないのですが、こちらは災害時にヘリポートしても利用できるように計画されています。
最初の写真でイケバスの停留所や移動式の小店舗の写真をあげましたが、公園内のイケバスが通る車両動線や仮設の小店舗スペースはそのまま大型車両の駐車スペースにも早変わりできます。
大型車両で物資を集め、平場の公園で展開、小型車両に積み替えるといったことが想定されていて、災害時の拠点としての隠れた機能が垣間見れます。

防災拠点として公園を見渡してみると、ソーラー発電による自立型の伝統など細かい仕掛けや工夫が随所に仕込まれていることに気づきます。その他にも公園を取り囲む木々が火災の延焼を防ぐシラカシによる防火樹林帯になっていたりと様々な観点で公園と災害対策が融合しています。

私達の生活を影から守るための備えを見てみるとこの、公園の見方がちょっと変わって面白いですね。

4.隣接するとしまキッズパークにも注目!

また、2020年9月には隣接するとしまキッズパークがオープンしました。
この公園の遊具は工業デザイナーである水戸岡鋭治氏がデザインを監修していています。

水戸岡鋭治氏はイケバスのデザインも行っているのですが、としまキッズパークではイケバスと同じくIKEBUKURO REDと呼ばれる赤色を基調にデザインされていて、公園内ではミニSLが走っていたり、プチ展望台があったりと大人気の子供の遊び場となっています。

また、公園内は車いすの子も座って遊べる砂場や横転の心配のないブランコなど、誰でも一緒になって遊べる公園としてデザインされています。この誰でも遊べる公園はインクルーシブ公園と呼ばれる公園なのですが、まだまだ国内で実現している事例は少ないのが現状です。
このとしまキッズパークでは今後全国に広がっていってほしい公園の先駆けともいえる公園を体感できます。

現在は10:00から16:00までの開園時間で1時間ごとの入れ替え制になっていて、入園には予約が必要です。訪れる際は以下のHPから事前予約すればだれでも無料で入場することができます。
予約ページ:https://www.toshima-kids-park-reservation.jp/

5.昼間と違った夜の顔にも注目!夜は都会の喧騒から離れた落ち着いた公園に!

最後にイケ・サンパークの夜の顔について紹介したいと思います。
イケサンパークは夜の22:00までオープンしているのですが、夜になると子供ずれで賑わっていた公園も一気に雰囲気が変わって静かで落ち着いた雰囲気になります。

中心の原っぱ広場は真っ暗なのですが、対比するようにカフェや街頭の明かりが美しい大人の公園に表情を変えます。
池袋からほど近いながらもサンシャインシティの裏手の土地なので、夜になると都会の喧騒は全く感じず、落ち着いた雰囲気のデートスポットとしておススメです。

キャビン型店舗のKOTO-PORTはお店によって19:00~21:30までと営業時間が異なりますが、一番遅い「HIGUMA Doughnuts x SOUR the park」は21:30までやっています。

季節や天候などによっても営業時間は変わるので訪れる前に確認は必要ですが、昼間とはちょっと違った夜のイケ・サンパークは昼間にはない美しさと魅力的な一面を持っていました。

いかがでしたでしょうか。
今回は進化が止まらない池袋の最新スポットであるイケ・サンパークに訪れてみましたが、実際に訪れてみると行く前にはわからなかった以外な魅力や、隠れた工夫をたくさん見ることができました。
次世代の新たな公園としても訪れてみて絶対損はない公園ですので、気になった方は是非一度トリップしてみてはいかがでしょうか。

としまみどりの防災公園 イケ・サンパーク
建築設計:日比谷アメニス・都市計画研究所・株木建設・NTT都市開発ビルサービス共同事業体
内装設計:グラビティナイン
所在地:東京都豊島区東池袋4-42
アクセス:東池袋駅より徒歩約5分、東池袋四丁目駅より徒歩約5分
竣工:2020年
開園時間:5:00~22:00


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