リニューアルした池袋西口公園を見学!その見どころを徹底レポート

今回は池袋の西口にできた池袋西口公園 ローバルリングを見学してきたので見どころやその建築のポイントについて紹介していきたいと思います。
この西口公園グローバルリンクはアート・カルチャー都市を標榜する池袋の新たな名所となる注目スポットですが、実際に訪れてみると意外な発見や工夫が多くありました。
では早速レポートしてきたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・池袋西口公園を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・池袋西口公園の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・池袋西口公園の建築的な見どころや注目ポイント

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1.池袋西口公園がリニューアル!

池袋西口公園はその名の通り池袋駅の西口を出てすぐのところにある広さ約3000㎡の都市公園です。豊島区は2018年よりリニューアル工事を行ってきた池袋西口公園が2019年の11月に完成し、新たな劇場型公園としてオープンしました。
豊島区は「国際アート・カルチャー都市実現戦略」を掲げて以前の記事でも紹介した南池袋公園やハレザ池袋などを具現化してきましたが、この西口公園もその一環を担った駅前広場として注目されています。

池袋西口公園と、隣接して建つ東京芸術劇場は戦後日本を代表する建築家である芦原義信氏によって1990年につくられましたが、約30年の時を経て公園部分が大幅にリニューアルされました。
ちなみに東京芸術劇場は2012年に大規模なリニューアルがされているので、今回の公園改修で一帯の整備が完成したということになります。

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2.円形の「GLOBAL RING(グローバルリング)」を中心にステージやカフェをリニューアル!

リニューアルされた西口公園で最初に目に入ってくるのは「ローバルリング」と名付けられた円形状のパーゴラです。
かつての西口公園は円形の噴水のある大きな広場だったのですが、そこに巨大なリングがプラスされています。昔からこの公園に親しんでいた身としてはちょっとした衝撃で一目見た時は「前の公園の姿はもうないのか…」と少しさみしい気持ちになります。
このリングは広場空間と街とを緩やかに区切る「結界」のような役割をしていて新たな広場を印象付けています。

パーゴラで区切られた円上にはニューアルしたステージ棟「GLOBAL RING CAFE」が入るカフェ棟が配置されています。
西口公園では広場全体を使ったマーケットやステージを使ったイベントも度々開催されていますが、それ他の機能がかなり強化されている印象です。
ステージに関してはかつては下の写真のようにかなり簡素なものを組んでいたので、今回の改修で催しの幅はかなり広がりますね。

今回の改修の目玉として屋外でのクラッシックコンサートが可能になったことが挙げられます。楽屋や雨風への対応、幅11m高さ3mのデジタルサイネージの実装など劇場公演としての機能はかなり期待できそうです。

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3.GLOBAL RING(グローバルリング)には工夫が随所に見られた

このような屋外での質の高いコンサートの実現には、新たにつくられたグローバルリングによる仕掛けが大きく関係しています。
グローバルリングという思い切った円形パーゴラを設けることで、支柱に8chのサウンドシステムを搭載したり、1万球以上のLEDライトを設けることが可能になりました。

もう一度よく見てみると、そうした都市劇場への設備的な仕掛けが仕込まれてるのが分ります。
また、こうした設備機器は災害時の情報提供や時報などの役目も果たしていて、平時・非常時合わさった機能が組み込まれています。

このグローバルリングは内側の円だけ真円で、外側に奥に行くに従って徐々に円が広がっているデザインになっています。
単に広場の中で完結していくだけでなく、街に広がって行く様をイメージしていて、シンプルな円形形状の中にアクセントを生んでいます。

見学しながら気づいたのですが、グロバールリングのパーゴラの部材は5本のルーバーで構成されています。
野外コンサート会場として使うことが目玉の一つになっているので、このパーゴラは楽譜の「5線譜」をデザインイメージに取り入れているのではないかと思います。
このあたりを現地で発見した時はちょっと嬉しい気持ちになりますね。最初は大きな違和感を抱いた広場ですが、そうした発見があると少しずつ身近になっていきます。これから様々な使われ方やイベントを通して段々と皆に受け入れられていくのかなと思います。

4.噴水は健在!イベント対応のため埋め込み式のものにリニューアル!

西口公園には円形の噴水がありましたが、今回の改修に合わせて地面の下の埋め込み式の噴水へと改修がされました。
この噴水はかつてこの地にあった「丸池」をデザインソースとしていて、秩父山系の湧水がつくりだした丸池は池袋という地名の由来ともいわれている重要な要素でした。

新しい噴水は2/100の勾配のゆるやかなすり鉢状になっていて、イベントやコンサートにも柔軟に対応できるように計画されています。
噴水部に客席を配置こともできますし、逆にデジタルアートコンテンツに対応して照明や音楽に合わせた演出も可能になっています。
新しい噴水がどんなふうに活用されるかは今後のイベントに期待したいところです。

5.デザイン好きはカラーリングの妙にも注目!

最後に注目したいのがパーゴラと建物のカラーリングです。
グローバルリングは茶系の明るい色にデザインされているのですが、それを支える支柱や付属の建物は黒色というカラースキームとなっています。

こうすることで「渦」のようなグローバルリングが空中に浮遊しているように見えますし、その周りの建物や部材は「黒子」に徹することになります。
あくまでも主役は広場を訪れる人々と行われる体験や熱気のようなものが主役になるのだという意思を感じます。

面白いのはこのカラースキームは実は広場を取り囲む円形のベンチにまで採用されていて、木のベンチと黒の支柱は小さなグローバルにングともいえますね。
気づきにくい部分でありますが、細部までよくデザインされたポイントですので現地を訪れた際は是非確認してみると面白いかもしれません。

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池袋西口公園 GLOBAL RIING
設計:三菱地所設計+ランドスケープ・プラス共同企業体
照明:トミタライティングデザインオフィス
所在地:東京都豊島区西池袋1-8-5
アクセス:池袋駅より徒歩約1分
竣工:2019年

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