本のプレゼントで「超」おススメしたいギフト本20冊【ジャンル別】

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皆さん友人やパートナーに本のプレゼントってしたことがありますか?
私はあげる方ももらう方もよくするのですが、実際に選んでみると以外と難しいものです。

今回は本をプレゼントするというテーマに、贈ったらきっと喜ばれるであろう本を8つのジャンルに分けて20冊厳選しました。
大切な人へのギフトに、また自分自身へのご褒美に是非活用してもらえると嬉しいです。

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1.文学

□銀河鉄道の夜
最初にオススメするのが、ご存知、宮沢賢治の銀河鉄道の夜です。
こちらのバージョンのハードカバーの本では挿し絵が糸や布、ビーズといった素材を使ったアート作品を手掛ける清川あさみさんによって作られています。

私は好きな文学作品を3つ挙げるとしたら銀河鉄道の夜を必ずいれるくらいこの作品が大好きなのですが、この清川あさみさんデザインのハードカバーバージョンはまさに至高の一冊です。
もう、カンパネルラっていう主人公の名前からして美しくてワクワクしてしまいますし、「本当の幸とは」という深くて切ないテーマは今でもずっと考えてしまいます。

やま菜
やま菜

銀河鉄道の素敵な風景を、たっぷり堪能できて部屋に飾りたくなる一冊です。

てしない物語

2冊目はミヒャエル・エンデのはてしない物語です。
私が文学を読む一番の理由は、自分の知らない全く知らない世界に入り込んで、その世界を体験できるからです。
この本はまさにそれを叶えてくれる一冊で、子供のころから大人になった今でもその夢を変わらず叶えてくれる本です。
このハードカバー版は「バスチアンはあかがね色の本を読んでいたー」から始まる物語と同じように読む人を本の世界に連れて行ってくれます。買うなら文庫ではなく絶対こちらがおススメですよ!

やま菜
やま菜

灰色の箱に布のカバーの装丁は、ずっしりと存在感があります。ずっと側に置いておきたくなる大切な本となります。

□陰翳

陰翳礼讃は谷崎潤一郎の随筆で、私が学生の頃は建築学生は全員読んでおくべき必読の書とまことしやかに囁かれていた名著です。
デザインをやっている人では読んだことのあるという人も多い本ですが、最近出版された大川裕弘氏の写真を挿入したビジュアルブック版はプレゼントにピッタリです。
日の当たらない「陰り」の部分に美意識を見い出し、よく見えない暗がりがあるからこそそこに想像力が働くと説く谷崎の言葉には世界を見る目が一変します。

やま菜
やま菜

デザイナーやクリエイティブな仕事をする人へ送りたい一冊です。

2.絵本

□クリスマスを探偵と

クリスマスを探偵と、はドイツ南部の片田舎の探偵のカールと、その尾行中に出会った一人の男性との物語です。
なんとこの本、ミステリー小説で有名な伊坂幸太郎さんによる絵本なのです。伊坂さんらしく、謎が謎を呼ぶミステリーらしい話の展開と、ラストに向けてどうなっていくのかドキドキしながら読むことができます。
この本は言ってしまえばクリスマスの公園で、おっちゃん2人が話している、それだけなんです!でも読み終わったあとは温かく、充実した気持ちになれるとんでもなく不思議な本でした。

やま菜
やま菜

現代小説好き、ミステリーファンへのクリスマスのプレゼントには最適な一冊ですよ。

□100年の家

100年の家はヨーロッパに建てられたある家について、まさに100年間の出来事を定点観測した絵で、その100年の出来事が「家目線」で語られる物語です。
最初は荒れ晴れたぼろ屋だった建物が、人の手によって生命を吹き込まれていきます。読者はページをめくることで時の流れや日々の変化を感じ取る仕掛けとなっています。
過去の記憶から続く一連の出来事をその家と読者だけが目撃するという、とっても不思議な絵本体験を味わえる本です。

関連記事 こちらで詳しく紹介しています
・家の100年を定点観測で描いた絵本「百年の家」はスゴ本

やま菜
やま菜

描かれるのは1軒の家とそのごく周辺という小さな世界なんです。でも壮大な物語を目撃した気持ちになるスゴイ本です。

□旅の絵本

旅の絵本は世界各国の街や自然の風景が本いっぱいに書かれていて、まさに実際に旅をしているかのような体験ができる絵本です。
安野光雅さんによる繊細で細かな描写がとても魅力的な本で、何度も読んでいるうちにそれまで気がつかなかった発見が気付きがあるのもポイントです。
アメリカ編、イギリス編 、スペイン編と色々な街があるので、プレゼントする人に合わせてチョイスできるのも嬉しいです。

やま菜
やま菜

旅行好きな人にプレゼントするときっと喜んでもらえますよ!
また、実際に行けなくても旅行にいった感覚になれるのもグッドです!

3.グラフィックノベル

皆さんはグラフィックノベルというものをご存知でしょうか?
厳密な定義はしにくいので、言葉にするとざっくりとオトナ向けのシリアスな漫画となるのですが、私的なイメージでいうと漫画と映画と文学作品を足し合わせたもの、それがグラフィックノベルです。
「え、なにそれ?最高かよ!」と思った人は是非グラフィックノベルの世界に足を踏み入れて下さい!

□サブリナ

そんなグラフィックノベルの中で、代表的な作品といわれるのがこのサブリナです。
イギリスで権威のある文学賞であるブッカー賞にもノミネートされ、批評家からも絶賛された話題作です。
ある女性が失踪したことから始まる物語は、正直最初は単調でなコマ割や彩度の低い絵の連続から取っつきにくいです。
しかし、これが読み進めるうちにページをめくるのが止められなくなるのです!!
早く結末が知りたいのと、このままずっと読み続けたい気持ちの両方が渦巻きながらどんどん高まって、最後にはどういう気持ちになればいいか言葉にならない…!しかし今現代においてこの作品に出会えたことに感謝しかない大きな感動が残ります。
3600円と決して安くはないですが、確実にその価値はあります。値段が張る分、プレゼントとしてはピッタリです。

やま菜
やま菜

実は私もプレゼントとしてサブリナをもらったのがグラフィックノベルとの出会いでした。プレゼントしてくれた友人には本当に感謝しています。

□アライバル

アライバルは絵本作家としても知られるショーン・タンによる台詞がない絵だけで語られる物語です。
家族と離れて新たな土地に移住した男が、見知らぬ土地の中で様々なものに出会いながら生きていく物語です。
ひとつの絵がここまで雄弁に語りかけてくることってあるのかと常識が変わる体験でした。
そこに描かれる風景は決して存在しないものだけど、確かに存在してそうに感じてしまう圧倒的な描写力に震えます。
ポジティブに捉えれば一人の大人の男性が、様々な物に出会い世界の見え方が広がってていくという物語にも見えます。

やま菜
やま菜

セリフが一切ないからこそ、表情や仕草から無限の情報が受け取れるのがめちゃめちゃ面白いです。

4.ノンフィクション

□出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと

タイトルからしてちょっとイカガワシイ感じの本ですが、あっという間に読み終わってしまいました。
ヴレッジヴァンガードの女性店長が人生で悩み、行き詰まり、その結果始めたのが出会い系サイトで出会いまくって本を進めるという実話なのですが、これがとにかく面白いのです。 笑
タイトルからすると破天荒でキワモノに見えるかもしれませんが、一人の女性が本を媒介として自分の世界を少しずつ広げていき、人生を再始動していくという成長と再生の物語としても読むことができ、とても勇気付けられます。
色々な本がレコメンドされるのでブックガイドとしても重宝します!

やま菜
やま菜

私は2019年にこの本を2人の女性にプレゼントしていますが、どちらも凄く喜んでもらえました

□僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー

2019年最も話題になった本ではないかと思うイギリス在住のブレイディみかこさんとその息子さんの中学生活を綴ったノンフィクションです。
息子さんが通うことになったイギリスの中学校は「元・底辺中学校」で今ではユニークな取り組みを進めるちょっと変わった学校。人種も貧富も様々な環境で、プレ思春期の男の子が体験する様々な事件や出来事が起こります。
簡単には割りきれない、まさに世界の縮図のような場所で自分なりに考えて成長していく「ぼく」の姿に大人である私たちも大いに考えさせられ、胸を打たれます。
帯の「一生ものの課題図書」に偽りなしです!
とにかくこの息子さんが素晴らしく、「こんな息子がほしい…!、こんな息子になってくれれば…!」と思うこと必至です。そしてそれを受け止めるブレディみかこさんも素敵過ぎます。

やま菜
やま菜

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