川崎で建築巡り!建築好きがおススメする名建築12選

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8.ラゾーナ川崎東芝ビル

ラゾーナ川崎東芝ビル

ラゾーナ川崎東芝ビルは、東芝川崎堀川町工場跡地の再開発プロジェクトの一環として建てられたオフィスビルです。
81m角、延床面積10万㎡の超巨大オフィスは「エコシェルフ」と呼ばれるルーバーとバルコニーに囲われた、独特の外観で存在感を発揮しています。
あえて高層のオフィスとせず、キューブ型のボリュームにすることで外皮面積を大幅にカットし、エコシェルフで環境との干渉帯をつくるという手法は従来のガラスの高層オフィスに代わる新たな時代の建築を予感させます。
実際に建築コストとランニングコストの両方を大幅にカットすることにも成功していて、その分が働く人々のコミュニケーションやモチベーションを向上させるためのゆとりやしかけに使われているのも素敵です。

ラゾーナ川崎東芝ビル

設計:野村不動産+日建設計+大林組
所在地:神奈川県川崎市幸区堀川町72-34
アクセス:川崎駅より徒歩約3分
竣工:2013年

9.NTT DoCoMo川崎ビル

NTT DoCoMo川崎ビル

NTT DoCoMo川崎ビルは、JR川崎駅と京急川崎駅の間の貨物線跡地に建つNTTのオフィスビルです。
地上19階、高さ130mのビルには3本の尖塔が聳え立つ独特のシルエットが川崎の街の中で静かな存在感を放っています。
特に2000年代前半はロケットのような尖塔が乗った特徴的なNTTのビルが全国で建てられましたが、川崎ビルはその中でもガラスの透明感とといい、3つ子の塔といい、最も特徴的なデザインになっています。
見る角度によって印象が全く変わって見えるのも特徴で、尖塔を共通アイコンに場所場所によって全く違った表情を見せてくれます。

NTT DoCoMo川崎ビル

設計:NTTファシリティーズ
所在地:神奈川県川崎市川崎区日進町59-16
アクセス:川崎駅より徒歩約5分
竣工:2002年

10.unico

unico

unicoは、かつては多くの中小工場で賑わっていた地域に建つ、工場をリノベーションした複合施設です。
内部はカフェ、ファブラボ、シェアワーキングスペースなどか集まり、川崎の新たな創造拠点となることが目指されています。
1階のファブラボはデジタルテクノロジーで建築生産・デザイン業界に革命を起こそうとしている気鋭の建築家 秋吉浩気氏のVUILDの工房になっていて、施設内の家具はVUILDがデザイン・制作したものが数多く置いてあります。
unicortと名付けられた隣接する工場跡はバスケットコートになっていて、地元の人たちが楽しそうにバスケットをする音が響いて楽しそうでした。

unico

設計:西田司+森詩央里+伊藤彩良+大沢雄城/オンデザインパートナーズ
所在地:神奈川県川崎市川崎区日進町3-4
アクセス:川崎駅より徒歩約5分
竣工:2017年

ちなみに、こちらの建物のすぐ近くには、川崎の九龍城と言われたウエアハウス川崎が建っていましたが、残念ながら2019年に閉店、2020年に取り壊されてしまいました。
詳しくはこちらの記事でもレポートしていますので、興味のある方は是非合わせてご覧ください。
関連記事
・川崎に九龍城!?惜しくも閉店の伝説的建築を徹底レポート【神奈川県川崎】

11.ソリッドスクエア

ソリッドスクエア

ソリッドスクエアは、JR川崎駅前の明治製菓川崎工場跡地の再開発によって建てられたオフィスビルです。
地上24階、高さ約100mのツインタワーがまるで谷のように聳える様は壮観です。また、この谷の麓には約2500㎡の巨大アトリウムが設けられていて、オフィスワーカーや近隣の住民の憩いの場となっています。

アトリウムの中央は普段は水盤となっているそうですが、私が訪れたときはクリスマス直前ということもあり巨大なクリスマスツリーが設置されていました。
スクエア(正方形、四角い広場)の名の通り、この四角いアトリウム広場と建物全体に散りばめられた正方形のデザインが建物全体をまとめ上げていて、自然と人工物両方が合わさった美しい世界を体感できます。

ソリッドスクエア

設計:日建設計
所在地:神奈川県川崎市幸区堀川町580
アクセス:川崎駅より徒歩約5分
竣工:1995年

12.川崎市河原町高層公営住宅団地

川崎市河原町高層公営住宅団地

最後におススメする川崎市河原町高層公営住宅団地は、川崎駅の西口から歩いて15分程のところにある総戸数3600戸の超巨大団地です。
設計を行ったのは丹下健三の右腕と言われ、自らも国立京都国際会館など日本建築史に残る名建築を残した建築家 大谷幸夫氏によるものです。
特に注目なのは2号棟で、逆Y字のシルエットが度肝を抜く建物は、低層部が段々状に広がって日当たりとプライベートコートを確保しつつ、それによって建物に内包した半屋外的な広場空間がつくられています。

川崎市河原町高層公営住宅団地

半世紀以上前に建てられながらSF映画のような未来感も感じる河原町団地は、建築好きや団地マニアの間ではカルト的な人気を誇る聖地のような場所にもなっています。
高度経済成長期の住宅需要を満たしつつ、快適で魅力的な住まいを考え抜いた結果生まれた集合住宅には、かつて建築家達が夢見た理想の住まいの夢が感じられます。

河原町団地についてはこちらで詳しくレポートしていますので、興味がある方は是非合わせてご覧ください。
詳細記事
・夢の団地!?川崎にある河原町団地を建築好きが徹底レポート【神奈川県川崎】

設計:大谷幸夫
所在地:神奈川県川崎市幸区河原町
アクセス:川崎駅より徒歩約15分
竣工:1969年

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