駒沢周辺で建築巡り!おススメの名建築10選を紹介

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今回は世田谷区の駒沢エリアで建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・駒沢周辺エリアでの建築巡りを写真と文字でレポート
・駒沢周辺エリアの著名な建築家がデザインした建築や歴史のある近代建築をまとめ
・駒沢周辺エリアの建築の見どころや注目ポイントを解説

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1.駒沢グリーンビル

はじめに紹介する駒沢グリーンビルは、駒沢大学駅をでて駒沢公園口前の自由通りを程なく歩いたところに建つ地上3階地下1階建てのテナントビルです。
明るくスタイリッシュで視認性を考慮したガラスの外装と、柔らかくカーブする楽しげなグリーンの壁面がお互いを引き立たせるようにデザインされているのが特徴です。
建築として立体化したグリーンが、街の中に緑の気持ちよさをお裾分けしているような素敵な建物となっています。

設計:丹下都市建築設計
所在地:東京都世田谷区駒沢1-3-1
アクセス:駒沢大学駅より徒歩約2分
竣工:2014年

2.国際デンタルアカデミー駒沢

国際デンタルアカデミー駒沢は、駒沢グリーンビルの少し先の角地に建つクリニック兼学校施設です。
設計を手掛けたのはハンガリー出身の建築家でクリニック建築を得意とするパルフィ・ジョージ氏で、元々はオフィス・工場・住宅だった建物を躯体を含めた大幅な改修によってコンバージョンしています。
デンタルクリニックらしいスマートで軽やかな外装や、角地の立地を活かした優雅な階段は地元のちょっとしたトレードマークになっています。

設計:パルフィ・ジョージ/パルフィ総合建築計画
所在地:東京都目黒区東が丘2-12-24
アクセス:駒沢大学駅より徒歩約5分
竣工:1985年

3.谷・平倉邸

谷・平倉邸は、駒沢の住宅地に建つ2つの家族のための共同住宅です。
一見すると1世帯の住宅に見えますが、建物の正面から見て左右に別れて居住空間が別れていて、内部はスキップフロアになっていることが外部の開口部などから伺えます。
コンクリートの無骨な外装ではありますが、天窓付きの出窓などによって内部は光に溢れた豊かな空間が広がっているのが伝わってきます。

設計:平倉章二+平倉直子
所在地:東京都目黒区東が丘
アクセス:駒沢大学駅より徒歩約6分
竣工:1979年

4.東が丘の住

東が丘の住も駒沢の谷・平倉邸を手掛けた平倉直子氏が手掛けた住宅です。
1辺が9mの立方体を角度を振って配置することでできる隙間によって、光や風を通す余白のスペースを生み出すデザインが特徴です。
建物全体だけでなく、その内側の建物内でも角度を振ったデザインとなっていて、生まれた隙間がその場その場にふさわしいスケール感を生み出したり、天窓になったりしているのがとてもユニークです。

設計:平倉直子/平倉直子建築設計事務所
所在地:東京都目黒区東が丘
アクセス:駒沢大学駅より徒歩約8分
竣工:1990年

5.泰山館

泰山館は、東が丘の東京医療センターの裏手のエリアに建つ千々3階建て総戸数43戸の集合住宅です。
中庭を中心にコの字に配置された住戸郡は、大小さまざまな中間領域を点在させながら敷地全体で一つの集落のような集合住宅が実現しています。
外からは一部しか伺うことはできませんが、外から眺めるだけでも様々な素材や意匠のパターンが連なりながらユニークな住宅が形づくられていることがよく伝わってきます。

設計:泉幸甫/泉幸甫建築研究所
所在地:東京都目黒区東が丘1-16-17
アクセス:駒沢大学駅より徒歩約15分
竣工:1990年

6.駒沢オリンピック公園

駒沢オリンピック公園は、1964年の東京オリンピックの会場として整備され、現在も当時のオリンピック施設がいくつも残されている建築ファン必見の公園です。

こちらのオリンピック記念塔は、オリンピック時は管制塔としての役割を担った建築で、銀座のソニービル(解体済)や池袋の東京芸術劇場を手掛けたことでも知られる建築家の芦原義信がデザインを手掛けています。
白いシンボリックなデザインの建物は仏塔をモチーフにしていて、近未来的でありながら日本古来のイメージが重ね合わさる不思議な魅力を纏う建築です。

こちらの体育館も芦原氏のデザインで、折れ曲がった八角形の屋根が特徴的な建物となっています。
こちらもコンクリートのダイナミックさと、大地からめくれ上がったような敷地との地続き感が融合した迫力の建築となっています。

陸上競技場は、花びらのような柔らかな壁兼屋根が特徴的な屋外競技場です。
こちらもの建物もダイナミックで躍動感溢れるデザインがとても魅力的で、駒沢オリンピック公園を代表する建物となっています。

道路を挟んだ南側の敷地に建つ屋内競技場は2017年に大規模な改修が行われた注目建築です。
新たに追加されたアーチ状の構造体が屋根を吊ることにより屋内の大空間を実現していて、空港などの大空間建築を多く手掛ける梓設計のノウハウと技術力が遺憾なく発揮されています。

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設計:芦原義信/芦原建築設計研究所(オリンピック記念塔、体育館)、村田政真/村田政真建築設計事務所(陸上競技場)
改修設計:梓設計(屋内競技場)
所在地:東京都世田谷区駒沢公園1-1
アクセス:駒沢大学駅より徒歩約15分
竣工:1964年、2017年(屋内競技場改修)

7.清流寺深沢分院

清流寺深沢分院は、駒沢オリンピック公園を少し南下したところに建つ寺院兼住宅です。
地下に住宅機能を納め、地上部は現代的な素材を組み合わせた抽象的なデザインとなっているのが特徴。
スタイリッシュさの中に日本的なモチーフや美学が浮かび上がっているのがとても面白く、コンクリートやガラスといった素材が繊細で美しい襖のようにみえたりと、現代の寺院らしい魅力的なデザインに注目です。

設計:宮崎浩/プランツアソシエイツ
所在地:東京都世田谷区深沢2-18
アクセス:駒沢大学駅より徒歩約20分
竣工:2005年

8.Mr.FARMER 駒沢公園店

Mr.FARMER 駒沢公園店は、駒沢オリンピック公園の西側の一角に建つレストランです。
大きな屋根の下につくられたカフェは、西側から東に向けて徐々に屋根が大きくなるようデザインされていて、屋内からテラス席、公園とスケール感の増大と共に公園に溶け込むようなデザインとなっているのが特徴です。
公園の緑や上部から降り注ぐ自然光などの自然要素を巧みに取り込むしかけが随所に施されていて、オリンピック公園の豊かな自然をたっぷりと堪能できるオススメのスポットです。

設計:リックデザイン
所在地:東京都世田谷区駒沢公園1-1-2
アクセス:駒沢大学駅より徒歩約15分
竣工:2017年

9.駒沢公園テラスハウス

駒沢公園テラスハウスは、駒沢エリアの住宅街に建つ地上3階建て総戸数12戸の集合住宅です。
グリッド状に区分けされた各住戸は、吹き抜けや専用テラス、ドライエリアなどを組み合わせながら立体的に積層されていて、プライバシーを守りながら開放性も兼ね備えています。
こだわり抜いたスマートな細部のデザインも見事で、個の集合としての住戸と全体で見た統一感の両方を感じることができるデザインが素敵です。

設計:千葉学/千葉学建築計画事務所
所在地:東京都世田谷区駒沢4
アクセス:駒沢大学駅より徒歩約17分
竣工:2009年

10.駒澤大学深沢校舎

駒澤大学深沢校舎は、2006年に建てられた大学院の研究室やホールなどからなる駒沢大学の校舎です。
ガラスの開放性とテラコッタルーバーの重厚感が対比されるデザインとなっていて、通りを歩くと角度によってルーバーのつくり出す表情が変化していくのがとても印象深い建築でした。
大学の諸機能を効率的に収容しつつ、ルーバーや吹き抜けによりボリュームを分節し、同時にキャンパスの入口としてのゲートのような役割を果たしている駒沢大学のシンボル的な建物となっています。

設計:久米設計
所在地:東京都世田谷区深沢6-8-18
アクセス:駒沢大学駅より徒歩約18分
竣工:2006年

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