こんにちは。建築好きのやま菜です。
本日は東京丸の内に2020年11月にオープンした丸の内テラスを見学してきましたので、建築好きの視点からその魅力や注目ポイントをレポートしたいと思います。
では早速見ていきましょう!
【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走
【この記事で分かること】
・丸の内テラスを実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・丸の内テラスの基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・丸の内テラスの建築的な見どころや注目ポイント
ちなみに丸の内周辺の建築巡りについてはこちらの記事でレポートしていますので、興味のある方は是非併せてご覧ください。
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1.丸の内テラスって?
丸の内テラスは丸の内の一角のみずほ銀行前本店ビル、銀行会館、東京銀行協会ビルが建っていた敷地の建て替えプロジェクトで、新しく建てられた建物のアネックス棟の名称です。
みずほ銀行前本店といえば、旧日本興業銀行の本店ビル(設計は建築家村野藤吾)として建築好きの間では有名な場所でした。そんな敷地が今回大々的に建て替えられることになり、1万㎡を超える敷地に延べ約18万㎡を超える床面積が集積する巨大建築が完成しました。特に今回紹介する2020年11月にオープンした丸の内テラスは、丸の内初の大々的なループトップテラスや新形態の飲食店などが計画されていて、丸の内界隈の新たな注目スポットとして話題となっています。
■施設情報
営業時間:
ショップ
7:00~23:00
レストラン
平日・土曜 11:00~23:00
日曜・祝日 11:00~24:00
定休日:年中無休
公式HP:https://www.marunouchi.com/lp/marunouchiterrace/
2.早速突入!街との近さが際立つ新スポットが面白い
東京駅から新丸の内ビルの裏手にある丸の内仲通りを5分ほど歩くと今回見学する丸の内テラスに到着です。
今回は建て替えられた建物の内向かって右手が目的の建物です。
もともとこの場所に建てっていた旧日本興業銀行本店は建築家 村野藤吾氏が設計したことでも有名で、取り壊しを聞いた時はかなりショックを受けたこともあり、今回どんな建築ができたかとても楽しみにしていました。
丸の内テラスは地上10階、地下4階の建物なのですが、地下1階~地上2階と9階から10階が飲食・物販・サービス店11店舗、3階~7階はプライベートクラブが入居しています。
訪れてみるまず初めに目に入ってくるのが目の前の丸の内仲通りにオープンに開かれた店舗群です。
1階にはスペインバルやイタリアン、四川バルなどの飲食店が立ち並んでいるのですが、基本的には1件1件が道路側にテラス席を持っています。
9・10階に入る「THE UPPER」や2階の「MARUNOUCHI BASE」も屋外テラスを持っていることが特徴なのですが、地上部においても積極的に街と関わる姿勢を持っていることが分かります。
丸の内テラスとタワー棟の間の部分にも大きな屋根がかかっていて、まさに都市と建築の中間領域といった感じの空間がデザインされています。
地上部でもう1つ気になったのが建物北側に設けられた「丸テラ広場」です。
鉄骨のフレームに囲われたテラス空間が開放されていて、丸の内の街の人々の憩いの場として機能するようにデザインされています。
この屋外広場は特に店舗に面しているわけでもないので、ちょっとした休憩や待ち合わせ時に気軽に利用できます。
毎年恒例のクリスマスイルミネーションの時期にはメッシュ状の屋根に星空のようなイルミネーションが施され、丸の内イルミネーションの起点としての機能も果たします。
テラスというからどんなテラスがあるのかと想像していたのですが、仰々しく大きなテラス空間というよりは、小さくいろいろなバリエーションのテラス空間が街に対して設けられているといったところでしょうか。
3.アメリカンダイナー「BASE」でランチを堪能!
今回は丸の内テラスの中でも最大規模の飲食店舗「MARUNOUCHI BASE」でランチをいただきました。
MARUNOUCHI BASEは「昼から深夜まで使える大人の拠点、基地」をコンセプトにカラオケ、ダーツ、卓球などを楽しみながらお酒や食事を楽しめるアメリカンダイナーです。
BASEは丸の内テラス内で唯一の1階・2階をまたいだ店舗となっていていて、店舗の規模は丸の内テラス最多の324席もあります。
丸の内テラスの北東の角にある店舗なので、仲通り側と丸テラ広場の両方に開いているのが印象的でした。
私が訪れたのは冬の昼~夕方の時間帯でしたが、ダイナーの外の景色がだんだん暗くなるにしたがって店内の雰囲気もどんどん変わっていくのがとても面白かったです。
こちらはBASEのランチメニューでも人気の「BASE牛タンバーガー」
グリーンサラダとポテトが付いて1200円。
高く積みあがったバーガーにかぶりつくのはアメリカンダイナーに来たらやっぱりやりたいですよね 笑
肉厚のハンバーグは思った以上にあっさりしていて、ボリューミーですがさらりと食べられました。
ランチメニューはバーガーの他にもスパイスカレーやサラダランチ、週替わりのプレートランチもあるので、何回も来たくなります。
ちなみにランチメニューはプラス100円でドリンクがつけられる他、ライス系のメニューは大盛りが無料でできるのもうれしいです。
こちらは2階のエントランス。2階はアミューズメントエリア+ダイニングエリアが併設されています。
ちょっとした飲み会からパーティーまで幅広い用途で利用できて、ダーツやカラオケも完備しています。
営業時間:
月~土・祝前日:11:00~28:00
日祝11:00~23:30
座席数:324席
HP:https://marunouchibase.dkdining.com/
4.その他にも個性的なお店がズラリ!
丸の内テラスではBASEの他にもに個性的なお店がズラリと並びます。
例えば1階のBASEと通路を挟んで向かい側にあるNeo四川バル「ジャンピングパンダ」。
ポップな店名とインテリアですが、本場中国・成都の名門店で修行を積んだシェフが作り出す四川料理はまさに本場の味。
バルの内でちょっと変わったバル体験ができる注目店舗です。
営業時間:
平日昼 :11:30~14:30
土日祝昼:12:00~15:00
平日夜 :17:30~23:00
土日祝夜:17:30~22:00
座席数:33席
丸の内テラス1階の一番南側にある「ESPRIT de TAILLEVENT」はフランスの老舗レストラン グランメゾン タイユヴァン パリの味を気軽に楽しめるフランス料理店です。
店内はワインショップも併設されていて、気に入ったワインがあればそのまま購入することもできます。
丸の内らしい上質でちょっと大人な空間と体験を味わえます。
営業時間:
ワインショップ
平日:11:00~21:00
日祝:11:00~18:00
レストラン
昼:11:00~15:00
カフェタイム:15:00~18:00
夜:18:00~23:00
日祝11:00~18:00
座席数:16席
ESPRIT de TAILLEVENTの向かいにあるのはスペインバル「バル ポルティージョ デ エスパーニャ」です。
「小さな扉」を意味する店名はまさにスペインへの入口となっていて、スペインの田舎町にありそうなバルをテーマにスペインの本格郷土料理が楽しめます。
バルとしては珍しいお米料理の専門店で、お腹も心も満たせる注目店舗です。
営業時間:
昼:11:30~14:30
夜:17:00~23:00
土11:30~23:00
日祝11:30~22:00
座席数:約58席+テラス席約30席
HP:https://bar-portillo-es.com
飲食店の最後に紹介する「THE UPPER」は9階・10階にあるルーフトップレストランです。
「TOKYO NEW CLASSIC RESTAURANT」をコンセプトに有名シェフが料理監督を務める丸の内テラスの目玉の飲食店です。
店内インテリアはシドニーを拠点に活躍するデザイン事務所「Luchetti Krelle」が手掛けていて、「静寂」をテーマにした9階と「活気」をテーマにした10階の対比させた独自のセンスによるインテリアにも注目の店舗です。
営業時間:
昼:11:30~14:30
ティータイム :14:30~16:00
夜・バータイム:18:00~23:00
座席数:220席(9F:100席 10F:120席 内テラス40席)
定休日:日祝
HP:https://the-upper.jp/
5.コンビニからマフィアの隠れ家まで!?地下も面白い
続いてエスカレータを降りて地下に向かいます。地下階にはローソンや薬局、タリーズコーヒーといった定番店から靴磨き専門店「千葉スペシャル 丸の内店」といった個性的な店舗まで5つのサービス店舗が軒を連ねます。
中でも注目の「ヒロ銀座BARBERSHOP丸の内店」は高級理容室・ヒロ銀座グループの30店舗目となる理容室です。
「男の社交場」「男の憩いの場」をコンセプトにインテリアはまさにマフィアの隠れ家といった感じです。ビジネスマンやちょっと大人の雰囲気に身だしなみを整えたいオジサマが訪れるようで私が訪れたオープン直後の時間も予約客の皆さまでとても賑わっている人気店です。
営業時間:
平日 11:00~21:00
土日祝10:00~19:00
HP:https://www.hiroginza.com/
一通り見学を終えるとすっかり日も暮れ夜の丸の内となっていました。
私が訪れたのはオープン直後の11月だったので、丸の内の冬の風物詩である丸の内イルミネーションを堪能して本日の建築巡りの締めくくりました。
丸の内にできた注目スポット丸の内テラス、気になった方は是非一度訪れてみてくださいね!
※記載している営業時間や金額は記事執筆時点のものです。変更となっている場合もありますので、訪れる際は公式HP等をご確認ください。
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丸の内テラス
設計:三菱地所設計+日本設計+久米設計
所在地:東京都千代田区丸の内1-3-4
アクセス:東京駅より徒歩約5分、大手町駅より徒歩約3分
竣工:2020年
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