大宮駅周辺で建築巡り！オススメの名建築12選を紹介

今日は埼玉県の大宮駅周辺で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った建築を紹介したいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・大宮駅周辺エリアでの建築巡りを写真と文字でレポート
・大宮駅周辺エリアの著名な建築家がデザインした建築や歴史のある近代建築をまとめ
・大宮駅周辺エリアの建築の見どころや注目ポイントを解説

ちなみにさいたま市全体やさいたま新都心駅周辺の建築についてのレポートも書いていますので、興味のある方は是非併せてご覧ください。
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1.OM TERRACE

まず初めに紹介するOM TERRACEは大宮駅東口のロータリーに建つトイレ・サイクルポート・広場の複合建築です。
大宮駅東口のロータリーと古き良き雑多な飲み屋街の間に建つ建築は、表側から裏の細い路地に通り抜けたり、階段を上がると駅前を一望できるテラスにテラスに導かれたりと、街の一部となりながら様々な体験ができる空間となっています。
解放された広場は誰でも自由に入ることができ、イベント活用なども積極的に行われていて、市民の居場所と活動拠点の一つとなっています。

設計：藤村龍至/RFA
所在地：さいたま市大宮区大門町1
アクセス：大宮駅より徒歩約1分
竣工：2017年
備考：2017年度グッドデザイン賞

2.ais大宮ビル

ais大宮ビルは、大宮駅東口のいわゆる南銀と呼ばれる飲み屋街に建てられたテナントビルです。
外観は前面のコンクリートのファサードがカーブを描きながら湾曲して地下へ続く吹抜の上に浮いているのが特徴で、限られた敷地に建物がいっぱいに建てられる居酒屋街にありながら、空に広がるスカイラインがとても印象的です。
コンクリートの巨大なボリュームの存在感は強いですが、内部に入ると立体的に小道や伸びていたり、狭いながらも風が通ったり光の演出がなされているのも注目ポイントです。

設計：シーラカンス
所在地：埼玉県さいたま市大宮区仲町1-60
アクセス：大宮駅より徒歩約3分
竣工：1993年

3.大宮製油

大宮製油は、大宮駅と氷川神社参道の中間地点に建てられた油屋さんです。
大門町は2022年の再開発により複合施設大宮門街が建設されるなど、近年大きな変化がありましたが、大宮製油はそのエリアからかろうじて外れていて、現在も現役で営業しています。
褐色のスクラッチタイトルにシンプルだけれどバランスのとれたデザインが目を引く建物は、いかにも昭和初期らしい素敵な建築です。

奥にある明治期に建てられた母屋や蔵も必見です。

所在地：埼玉県さいたま市大宮区大門町3-90
アクセス：大宮駅より徒歩約6分
竣工：1927年

4.西原小児科医院

西原小児科医院は、大宮の繁華街の先に建てられた木造2階建ての医院建築です。
大正時代に建てられた建物は現在も現役で使われていて、濃淡のコントラストが効いた木材や、小さな富士山のような1階の屋根などおしゃれな意匠が満載の大正ロマン感溢れる建築となっています。

所在地：埼玉県さいたま市大宮区仲町2-52
アクセス：大宮駅より徒歩約6分
竣工：1922年

5.さいたま市大宮区役所・大宮図書館

さいたま市大宮区役所・大宮図書館は、氷川神社参道沿いに建てられた新しい区役所、図書館、市民施設などの複合施設です。
大宮は近代以降製糸の街として発展した歴史を持つことから、建物の中心には製糸の「織木枠」をモチーフにした構造体が配されていて、そのコアを中心にそれぞれの機能が連なる構成となっています。
周辺の大開口は、明るく開かれた市民施設を実現しつつ、氷川参道や大宮の街の風景を映し出すスクリーンになっているのが面白いです。

設計：久米設計・シーラカンスK&H・大成建設設計共同企業体
所在地：埼玉県さいたま市大宮区吉敷町1-124-1
アクセス：大宮駅より徒歩約15分
竣工：2019年
備考：第62回BCS賞

6.浅間町ハウス

浅間町ハウスは、さいたま市大宮区役所・大宮図書館の向かいに建つ地上4階建ての店舗併用集合住宅です。
内外ともに単調となりがちなワンルームの集合住宅ですが、浅間町ハウスは素材の質感を活かしつつ、目前の参道の木々と呼応するようなバリエーション豊かな開口部を設けることで、環境を取り込み、環境と一体となったような集合住宅を実現しています。