六本木・乃木坂周辺で建築巡り!建築好きがおススメする名建築24選

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今日は東京都の六本木・乃木坂周辺で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築について紹介していきたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・乃木坂エリアでの建築巡りを写真と文字でレポート
・乃木坂エリアの著名な建築家がデザインした建築や歴史のある近代建築をまとめ
・乃木坂エリアの建築の見どころや注目ポイントを解説

ちなみにお隣の赤坂エリアでの建築巡りについてはこちらの記事でレポートしているので、興味のある方は併せてご覧ください。
関連記事
・赤坂で建築巡り!おススメの名建築30選を紹介

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1.都営地下鉄大江戸線六本木駅

大江戸線六本木駅

都営地下鉄大江戸線は、各駅の設計を著名な建築家や設計事務所が手掛け、各駅が特徴的なデザインとなっていますが、ここ六本木駅黒を基調に黄金色のアクセントが映える内装が特徴の駅舎となっています。
地下鉄の中でも深度が大きな大江戸線において、黒色の内装が自然と空間に馴染んでいて、六本木らしい艶と色気のある駅空間となっています。
様々に使い分けられた金色の素材は、管楽器をモチーフにしていて、駅を行き交う様々な人々と共鳴しながら空間を彩っています。

大江戸線六本木駅
大江戸線六本木駅

設計:MIA建築デザイン研究所
所在地:東京都港区六本木6-1-25
竣工:2000年

2.俳優座ビル

俳優座ビル

俳優座ビルは、六本木駅前の六本木通り沿いに建つ地上9階地下1階建ての劇場、飲食店、オフィス等の複合施設です。
俳優座劇場は戦後程なくの1954年に誕生し、六本木の華やかな発展と共に現代演劇の発信拠点となってきました。現在の建物は1980年に建て替えられたものですが、ダークトーンのシックな外観と人々を向かい入れるように開いた門型のエントランスが特徴の建物は古き良き六本木らしい大人の装いとなっています。
残念ながら2025年に閉館されることが発表されていますが、戦後の劇場文化を支えた生き証人のような建築です。

俳優座ビル
俳優座ビル

設計:白鳳建築設計事務所
所在地:東京都港区六本木4-9-2
アクセス:六本木駅より徒歩約1分
竣工:1980年

3.東京ミッドタウン

東京ミッドタウン

東京ミッドタウンは、旧防衛庁本庁檜町庁舎跡地の再開発事業として、2007年にオープンしたオフィス、商業、ホテル、住宅、美術館等からなる複合施設です。
約56万㎡もの空間が時には積層され、時には連なり、時には対比されながらひとつにまとまった建築は、まさに一つの街を形成しています。
多くの建築家や専門家がコラボレーションしているのも注目ポイントで、隈研吾建築都市設計事務所が手掛けたサントリー美術館や、坂倉建築研究所や青木淳建築計画事務所が手掛けた外装デザイン、内藤廣氏らが手掛けたとらやなど、様々なプロジェクトを一挙にみることができます。

東京ミッドタウン

設計:日建設計+SOM+青木淳建築計画事務所+坂倉建築研究所+隈研吾建築都市設計事務所+安藤忠雄建築研究所他
外構設計:EDAW
所在地:東京都港区赤坂9-7-1他
アクセス:六本木駅直結
竣工:2007年
備考:第49回BCS賞

4.21_21 design sight

21_21 design sight

21_21 design sightは、ミッドタウン・ガーデン内に建てられたデザインとアートの発信拠点です。
一枚の鉄板を折り曲げたような屋根が地下から地上を覆っいるデザインが特徴の建物は、建築家の安藤忠雄氏が手掛けました。
内部にはいると、地上から見える以上に広々した内部空間となっていて、ドラマチックに差し込む光がとても印象的な建築でした。

21_21 design sight

設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所+日建設計
所在地:東京都港区赤坂9-7-6
アクセス:六本木駅より徒歩約5分
竣工:2007年

5.文喫 六本木

文喫六本木は、六本木駅をでてすぐの場所にある青山ブックセンター六本木店の跡地にできたちょつと変わった新刊書店です。
文化を喫すると書き、入場料のある本屋としてオープンした文喫では、小説、人文書、科学や哲学、建築・デザイン、食、旅など様々なジャンルの約3万冊の書籍が並べられています。

店内はカウンター席、食事もできる喫茶室、複数人で利用できる研究室など様々な性格の空間が緩やかに連なっていて、様々な形での本との出会いの場がデザインされています。

文喫 六本木
文喫 六本木

設計:スマイルズ
所在地:東京都港区六本木6-1-20
アクセス:六本木駅より徒歩約1分
竣工:2018年

6.GEMS六本木

GEMS六本木

GEMS六本木は、六本木通りから1本路地を入ったところに建つ地上9階地下1階建ての飲食特化型のテナントビルです。
六本木らしい煌びやかなで上品なイメージの外装は、夜にはさらに陰影豊かな表情に変わり街を彩ります。
入口はプロジェクションマッピングによる演出がされていたりと、現代の技術を積極的に取り入れながら訪れた人を楽しませているのも注目ポイントです。

GEMS六本木
GEMS六本木

設計:野村不動産+イチケン
所在地:東京都港区六本木6-2-6
アクセス:六本木駅より徒歩約1分
竣工:2021年

7.ピラミデビル

ピラミデビルは、GEMS六本木の斜向かいに建つ地上4階地下1階建てのギャラリー、飲食店舗等の複合施設です。
ピラミデの名の通りピラミッド型の屋根の各棟が広場を中心に連なり、中央にはピラミッド型の天窓が配置されているのが特徴。
街の一角に変化に富みつつ、街に開かれたもう一つの街並みがつくられているのがユニークで、視線の抜けや錐形の造形によってゆとりある都市空間がつくり出されています。
現在は、現代アートを中心としたギャラリーが集まっていて、ヒューマンスケールな建築空間でアートと向き合えるスポットとなっています。

ピラミデビル
ピラミデビル

設計:山下和正/山下和正建築研究所
所在地:東京都港区六本木6-6-9
アクセス:六本木駅より徒歩約2分
竣工:1991年

8.全日本海員組合本部会館

海員組合本部会館

全日本海員組合本部会館は、六本木駅から程なく歩いたところに建つは地上6階地下3階建ての全日本海員組合の本部ビルです。
建物の設計を手がけたのは、前川國男建築設計事務所で東京文化会館等の建築を担当していた大高正人氏で、こちらの全日本海員組合本部会館は前川事務所から独立してすぐの頃の作品となっています。
前川建築のエッセンスを感じる光の取り入れ方や、タイルや木などの質感が楽しい一方、後の大高氏の作品で多く使われるプレキャストコンクリートのデザインがよく表れているのも注目ポイントです。

海員組合本部会館
海員組合本部会館

設計:大高正人
所在地:東京都港区六本木7-15-26
アクセス:六本木駅より徒歩約2分
竣工:1964年

9.物質試行20 麻布EDGE

物質試行20 麻布EDGE

物質試行20 麻布EDGEは、環状3号線沿いに建つ地上8階地下1階建ての複合ビルです。
六本木と西麻布、そして商業地域と住居地域の境界の小さな三角地帯の一角に建てられた建物は、店舗・オフィス・住居といった様々な要素を抱き込みながら佇んでいます。
法的・経済的な要件から決定された建物のシルエット外周を取り囲む階段と、各所に見られる造形的なデザインが一体となって迫ってくるのが面白い建築です。

物質試行20 麻布EDGE
物質試行20 麻布EDGE

設計:鈴木了二建築計画事務所
所在地:東京都港区西麻布1-1-1
アクセス:六本木駅より徒歩約5分
竣工:1987年

10.六本木ヒルズ

六本木ヒルズ

六本木ヒルズは、高さ約240mの六本木ヒルズ森タワーを中心にした、オフィス、商業施設、住宅、ホテル、美術館等の複合施設です。
完成まで約17年の年月をかけ、総延床面積約76万㎡にも及ぶ巨大プロジェクトは、日本で最も有名な建築といっても過言ではないほど多くの注目を浴びました。
六本木ヒルズの中心となる六本木ヒルズ森タワーだけでも約38万㎡の面積を誇る巨大建築。
外観は、日本の折り紙や鎧兜などをモチーフにしながら象徴的且つ繊細な表情を見せるデザインとなっていて、見る角度や時期によって多様な見え方となるのが大きな特徴。

六本木ヒルズ
六本木ヒルズ

商業施設の名手ジャーディ・パートナーシップが手掛けた低層部や、展望台を含む森アーツセンター、様々な野外アートやコラボイベントが体験できる外部空間など、見どころ満載の建築です。

設計:森ビル+入江三宅設計事務所+コーン・ペダーセン・フォックス+ジャーディ・パートナーシップ他
外構設計:鳳コンサルタント環境デザイン研究所
所在地:東京都港区六本木6-10-1
アクセス:六本木駅より徒歩約1分
竣工:2003年

11.テレビ朝日本社ビル

テレビ朝日本社ビル

六本木ヒルズの建築でもう一つ特筆したいのが、森タワーの向かいに建つテレビ朝日本社ビルです。
江戸時代の名残を残す毛利庭園に隣接す?地上8階地下3階階建ての建物は、柔らかくカーブする障子のような外装が印象的な建物です。
一般の人にも開かれた高さ約30mのガラスのアトリウムは、庭園の環境や自然光を取り込む気持のいい空間となっていて、建物と街との中間領域にもなっています。
現代的でスタイリッシュな建物ですが、そこかしこに日本建築の美学や工夫が援用されているのも注目ポイントです。

テレビ朝日本社ビル
テレビ朝日本社ビル

設計:槇文彦/槇総合計画事務所+森ビル
所在地:東京都港区六本木6-9-1
アクセス:六本木駅より徒歩約3分
竣工:2003年

12.国際文化会館

国際文化会館

国際文化会館は、六本木駅から程なく歩いたところに建つ国際文化交流や及び知的協力の促進を目的としたホール、会議室、レストラン、宿泊施設などの複合施です。
戦後間もない1955年に本館が完成した建物は、前川國男、坂倉準三、吉村順三の三人の建築家が設計を手掛けました。
ル・コルビュジェやアントニン・レーモンドに師事し戦後の日本建築界を牽引した建築家の協働によってつくられた建物は、モダニズムのエッセンスを凝縮しつつ、隣接する日本庭園をはじめとする周辺環境や天から降り注ぐ自然光を巧みに取り入れているのが特徴です。
建物内外で軽やかでインターナショナルなデザインと、それぞれの建築家の個性溢れるデザイン、様々な表情を見せる素材とが融合する、戦後日本を代表する名建築です。

国際文化会館
国際文化会館

設計:前川國男/前川國男建築設計事務所+坂倉準三/坂倉準三建築設計事務所+吉村順三/吉村順三建築設計事務所
所在地:東京都港区六本木5-11-16
アクセス: 麻布十番駅より徒歩約5分、六本木駅より徒歩約10分
竣工:1955年(本館)、1958年(レストラン)、1976年(西館)
備考:レストランは1958年に吉村順三により増築、西館は1976年に前川國男により増築 国登録有形文化財
1956年日本建築学会賞
第17回BELCA賞

後半も引き続き乃木坂の注目建築を紹介します

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