六本木「文喫」素敵な本と出会えるちょっと変わった書店建築をレポート

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今回は東京六本木にある文喫 六本木を訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・文喫 六本木を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・文喫 六本木の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・文喫 六本木の建築的な見どころや注目ポイント

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1.様々な形で本と向き合える新感覚の本屋さんを訪問

今日訪れたのは、六本木駅をでてすぐの場所にある文喫 六本木です。

文喫 六本木

文喫は、文化を喫すると書き、「本と出会うための本屋」をコンセプトにした書店です。
また、入場料のある本屋としても度々話題となっていて、2018年のオープン以来週末には入場制限がかかることもある人気の書店となっています。

文喫 六本木

六本木駅の3番出口をでて程なく歩くと、文喫の入る六本木電気ビルディングがみえてきます。

元々は青山ブックセンター六本木店があった跡地にできた文喫は、新刊書店でありながら入場料がかかるちょっと変わった書店です。

文喫は、エントランスを入ってすぐのところが無料のギャラリーとショップスペースとなっていますが、奥の階段をあがった先の書店部分へは受付で入場料を払って入場します。

入口付近のギャラリーでは、この日は小説家の森見登美彦さんの展示が行われていましたが、時期によって様々な展示が催されているので、訪れる際は事前にチェックしてみることをオススメします。

本1冊分程度の入場料を払うと、目印であるバッチを渡され、自由に本を閲覧したり、喫茶室や各種座席を利用できるというシステムになっています。
ちなみにバッチの裏にはフリーWi-Fiのパスワードが記載されていて自由に使うこともできます。

館内には、小説、人文書、科学や哲学、建築・デザイン、食、旅など様々なジャンルの約3万冊の書籍が並べられています。

書籍は選書室と呼ばれるメインのスペースの他、2階の閲覧スペースにもズラリと並んでいます。
私の一番の関心領域である建築やデザイン関連の本はこの2階のスペースに並べられていますが、その他にも旅やアートなど関連する本棚にも置かれていて、本棚をぐるぐると回りながら気になる本と出会う体験ができます。

本棚は時期ごとに変わる特集コーナーがあったりして、普段本屋では手に取らなかったであろう意外な本と出会えるのが面白いところ。

選書室のある中二階は青山ブックセンター時代からありましたが、選書室を中心に食事の楽しめる喫茶室や、カウンターのある閲覧室が小さな段差で区切られつつも有機的に接続していて、性格の異なる各空間が緩やかに繋がっているのがユニークです。

2.こだわりが詰まった読書空間と至福の喫茶メニューを堪能

店内はカウンター席、食事もできる喫茶室、複数人で利用できる研究室など、性格の異なる空間が連なっています。
例えばこちらの閲覧室は、ひと席ごとに区切られたカウンタータイプの座席で集中して本を楽しめるスペースです。

また、奥にある研究室と呼ばれるスペースは、壁で区切られていてるので本についておしゃべりしたり談笑したりできるスペースとなっています。

店内のスペースは決して広くはないですが、高低差をうまく使って空間が区切られつつ、視線が通ったり吹付けによる開放的な空間となっています。

文喫 六本木

実際の空間は、フロア案内図でみる以上に広がりがあって、居心地の良さと長居しても飽きない豊かさを感じます。

反対側にある喫茶室は、食事を楽しみながら本を読んだりおしゃべりできるスペースです。

一人がけの席からテーブル席、ソファ席、小上がり席など色々な種類の席があり、いろいろな使い方や過ごし方ができるのも大きな魅力です。

文喫 六本木

内部空間は元々の建物の躯体を活かしたデザインとなっていて、無骨ながらスタイリッシュな内装となっています。
建物自体は半世紀以上前に建てられたものですが、味のあるコンクリートやむき出しの設備と、フレッシュで新しい要素が上手くマッチしています。

文喫 六本木

文喫は、入場料の中に珈琲・煎茶の料金も含まれていて、入場後はおかわり自由で頂けますが、喫茶室では追加で食事やおやつの注文ができます。

喫茶メニューは、サンドイッチなどの軽食からカレーやパスタまで様々にあり、こちらのカウンターから注文できます。

文喫 六本木

例えばこちらの南国風ビーフカレーは、大きな牛肉と濃いめのソースがマッチした人気のメニューです。

トロトロの牛肉と甘い玉ねぎの相性も抜群でとても美味しかったです。

こちらのインド風チキンカレーは、スパイシーな味わいが特徴で、どこか懐かしい味わいが素敵なカレーです。

読書を堪能した後はキャラメルとナッツのバニラアイスでスイーツタイム。

文喫 六本木

甘いキャラメルソースとサクサクのナッツがマッチして、読書の合間の糖分補給にピッタリでした。

素敵な空間とメニューをたっぷりと堪能して、この日の建築巡りも大満足のものとなりました。
とてもオススメのスポットですので、皆さんも機会があれば是非訪れてみてくださいね。

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文喫 六本木
設計:スマイルズ
所在地:東京都港区六本木6-1-20
アクセス:六本木駅より徒歩約1分
竣工:2018年
営業時間:9:00~23:00
入場料:
 平日 1650円
 土曜、日曜、祝日 2530円
備考:朝や夜限定プランもあり
公式HP:https://bunkitsu.jp/


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