赤坂で建築巡り!おススメの名建築25選を紹介

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今日は東京赤坂で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・赤坂エリアでの建築巡りを写真と文字でレポート
・赤坂エリアの著名な建築家がデザインした建築や歴史のある近代建築をまとめ
・赤坂エリアの建築の見どころや注目ポイントを解説

ちなみにすぐ近くの四谷・乃木坂エリアでの建築巡りについてはこちらの記事でレポートしているので、興味のある方は併せてご覧ください。
関連記事
・乃木坂で建築巡り!建築好きがおススメする名建築12選
・四谷で建築巡り!建築好きがおススメする名建築12選

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1.赤坂サカス

赤坂サカス

赤坂サカスは、地上39階地下3階のオフィス赤坂Bizタワー・21階建ての賃貸住宅赤坂ザレジデンス、低層部の劇場・商業施設などの複合施設です。
敷地が元から持つ大きな高低差を上手く使いながら、広大な敷地に配置されたそれぞれの機能を繋いでいるのが特徴です。
歩きながら緩やかに変化していく風景や、時期ごとに様々なイベントが催されるオープンスペースなど、建築の枠を超え街と一体とになったアクティビティがたっぷりと楽しめる建築です。

赤坂サカス

設計:久米設計
所在地:東京都港区赤坂5-3-6
アクセス:赤坂駅より徒歩約2分
竣工:2008年
備考:第51回BCS賞
   2009年度グッドデザイン賞

2.TBS放送センター

TBS放送センター

TBS放送センターは、赤坂の駅前に建てられた地上20階地下2階建てのTBSの新社屋・スタジオ・オフィスなどの複合施設です。
「ビッグハット」という別称の通り最上部には2層の巨大な円形パラボラデッキ兼ヘリポートが設置されていて、常時最新の情報をキャッチできるような計画がなされています。
独特の幾何学模様があしらわれた外観も特徴的で、ポストモダンの流行がピークを迎えた1990代前半の空気が伝わってくるようです。

TBS放送センター

設計:日本設計
所在地:東京都港区赤坂5-3-6
アクセス:赤坂駅より徒歩約2分
竣工:1994年

3.The Hexagon

The Hexagon

The Hexagonは、赤坂駅前に建つ地上10階地下2階建てのテナントビルです。
その特徴は折り紙のように角度を変えて配置されたガラスのカーテンウォールで、層を跨いで連続するかのようなクレームにより、内外ともに実際の寸法以上の広がりがあるように感じます。
私が訪れた平日の朝は、上階のジムで汗を流す人々がスクリーンのように映し出されていたのも印象的で、小さなメディアのような建築となっています。

The Hexagon

設計:小林・槇デザインワークショップ+前田建設工業
所在地:東京都港区赤坂5-4-6
アクセス:赤坂駅より徒歩約1分
竣工:2008年

4.PLAZA MIKADO

PLAZA MIKADO

PLAZA MIKADOは、元々は建築家の鈴木エドワード氏が設計を手掛け、「現代の障子」をコンセプトにして、一面が半円形と直線のガラスの外装が印象的な建築でした。
2011年には大江匡氏率いるプランテック総合計画事務所による大規模な改修がなされ、障子のような内外の関係性を問い直すテラコッタルーバーによる外装が特徴的な建築へと生まれ変わりました。
約20年での改修ですが、建物の中心に引き込むようなルーバーの他、現代において付加価値を高める工夫がとても興味深いです。

PLAZA MIKADO

改修設計:大江匡/プランテック総合計画事務所
原設計:鈴木エドワード/鈴木エドワード建築設計事務所
所在地:東京都港区赤坂2-14-5
アクセス:赤坂駅より徒歩約2分
竣工:1990年(2011年改修)

5.赤坂フェニックスビル

赤坂フェニックスビル

赤坂フェニックスビルは、ユニット化された格子状のルーバーが特徴的な地上7階建てのオフィスビルです。
交互に編み込まれるようにデザインされたルーバースクリーンは、外部からの視線や光を制御しつつ、街と建築との独特の境界をつくりだしています。
見る角度や時間によって微妙に表情を変える建物は、近辺のちょっとしたランドマークにもなっています。

赤坂フェニックスビル

設計:北川原温/川原温建築都市研究所
所在地:東京都港区赤坂2-17-69
アクセス:赤坂駅より徒歩約4分
竣工:2008年

6.鹿島建設KIビル

鹿島建設KIビル

鹿島建設KIビルは、大手ゼネコンの鹿島建設のオフィスとして建てられたインテリジェントビル。
当時の技術の粋を尽くしてつくられた建物は、意匠的な美しさだけでなく構造・設備・情報などあらゆる面で実験的な試みがなされています。
例えば中央のアトリウムでは建物の中なのに水が流れ、植物が生い茂り、太陽の光が降り注ぐ圧巻の空間となっています。
決して派手ではないけれど、知性と経験に考え抜かれた完成度とチャレンジ精神を感じる建築です。

鹿島建設KIビル

設計:鹿島建設+MIDI綜合設計研究所
所在地:東京都港区赤坂6-5-30
アクセス:赤坂駅より徒歩約4分
竣工:1989年
備考:第31回BCS賞
2012年度グッドデザイン賞

7.KDXレジデンス 赤坂

KDXレジデンス 赤坂

KDXレジデンス 赤坂は、赤坂駅から5分ほど歩いた角地に建つ地上10階建て総戸数28戸の集合住宅です。
一番の特徴は、バルコニーに市松状に配されたた透かし煉瓦。この煉瓦によって単調になりがちな都市型集合住宅の外観に変化と重厚さの両方を付加しつつ、厚みのある煉瓦によって外部からの視線を上手く遮っています。
また、煉瓦部分のバルコニーを吹抜けにすることで、法規上の制約を回避しつつ、光や風を通す新たなバルコニーを実現しているのも面白いです。

KDXレジデンス 赤坂

設計:木下昌大/木下昌大建築設計事務所
所在地:東京都港区赤坂6-13-11
アクセス:赤坂駅より徒歩約5分
竣工:2014年
備考:第32回日事連賞優秀賞
第42回東京建築賞共同住宅部門最優秀賞

8.M・ビルディング

M・ビルディング

M・ビルディングは、赤坂通り沿いに建てられた地上8階地下2階建てのテナントビルです。
建物の前面は緩やかなカーブを描き、低層部には荒々しい石張り、高層部はストライプ状のデザインとなっているのが大きな特徴です。
立面の丸いボリュームの奥はきと続き整形の部屋となっていて、その奥にはエレベーターやトイレなどのコアがまとめられています。
ガラスのつるつるしたオフィスが多い中で、素材の荒々しさや彫刻的な強さがより際立つ建物は、赤坂の地に突然隆起してきた地形のような力強さを感じます。

M・ビルディング

設計:伊丹潤建築研究所
所在地:東京都港区赤坂7-9-7
アクセス:赤坂駅より徒歩約5分
竣工:1993年

9.赤坂アルファベットセブンビル

赤坂アルファベットセブンビル

赤坂アルファベットセブンビルは、黄色いタイル貼りが印象的な郵便局、オフィス、住居の複合建築です。
全体をみると彫刻のようなマッス感が美しい建築ですが、足元に目をやると斜めに配された袖壁やミラーの壁によって、奥行き感や動線を演出しているのもとても面白いです。

赤坂アルファベットセブンビル

設計:坂倉建築研究所
所在地:東京都港区赤坂7-6-38
アクセス:赤坂駅より徒歩約6分
竣工:1990年

10.赤坂レジデンシャルオフィス(アンフィニ)

赤坂レジデンシャルオフィス

赤坂レジデンシャルオフィス(アンフィニ)は、1990年にその名の通り赤坂の傾斜地に建つ住宅とオフィスの複合建築として建てられた建築です。
角地に対して優雅なカーブを描く建物は実は建物の半分が地下に埋められていて、地下部分には中央の吹き抜けから光がはいるようにデザインされています。
コンクリートやガラスによるスタイリッシュな建物ですが、所々に植えられた植栽もよく育っていてコントラストがとても鮮やかでした。

赤坂レジデンシャルオフィス

設計:菊竹清訓/菊竹清訓建築設計事務所
所在地:東京都港区赤坂8-7-15
アクセス:赤坂駅より徒歩約12分
竣工:1990年

11.ナインアワーズ赤坂

ナインアワーズ赤坂

ナインアワーズ赤坂は、赤坂の閑静な住宅街に建つカプセルホテルです。
様々な坂によって立体的に構成される街赤坂において、4つのカプセルから構成される2.4m角のユニットを積層させることで、建築の中に街が、街の中に建築の一部がはみ出るように影響することが目指されています。
白と黒を基調にしたスタイリッシュな建物と、敷地に立体的に展開する緑のコントラストも素敵です。

ナインアワーズ赤坂

設計:平田晃久/平田晃久建築設計事務所
所在地:東京都港区赤坂5-3-14
アクセス:赤坂駅より徒歩約5分
竣工:2018年

12.ホテルリズペリオ赤坂

ホテルリズペリオ赤坂

ホテルリズペリオ赤坂は、赤坂見附駅をでてすぐのエスプラネード赤坂通り沿いに建つ地上10階建て客室数71室のビジネスホテルです。
道路側にある黒いボリュームと、奥にそびえるバラバラの窓が対比される外観が特徴で、この微妙なズレによって均質化したホテルにはない特異性がデザインされています。

ホテルリズペリオ赤坂

設計:三浦慎建築設計室
所在地:東京都港区赤坂3-18-1
アクセス:赤坂見附駅より徒歩約3分
竣工:2015年

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