建築家 隈研吾がデザインした東京都内のおススメ作品40選

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27.明治神宮ミュージアム

明治神宮ミュージアムは、原宿駅からすぐの場所にある明治神宮の参道に建つミュージアムです。
明治神宮といえばわずか100年の期間で人工的につくられた奇跡の杜ともいわれる神社ですが、この建築はまさに杜の中に建ち、杜と建築が一体となっているような建築です。

ゆるい勾配の屋根が折り重なるデザインや水平方向の抜け感、内外のつながりは、隈研吾氏が設計した高輪ゲートウェイ駅などの近作とも共通したテーマ。
周りの豊かな自然環境や、地形の傾斜に寄り添うようにデザインされた建築は、現地に立ってみてみるとその魅力がより一層感じられます。

設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
所在地:東京都渋谷区代々木神園町1-1
アクセス:原宿駅より徒歩約5分
竣工:2019年
開館時間:10:00~16:30
休館日:毎週木曜日※木曜日が祝日の場合は開館
入館料:
 一般:1000円
 高校生以下900円
 小学生未満無料
公式HP:https://www.meijijingu.or.jp/museum/

28.STARBUCKS RESERVE ROASTERY TOKYO

スターバックス リザーブ ロースタリー東京は中目黒駅からほどなく歩いたところにあるスターバックスの次世代店舗です。
「リザーブ」はスターバックスの豆の格付でプレミアムクラス、ロースタリーは焙煎所という意味で、店舗内で豆の焙煎を行いながらプレミアムな珈琲と空間を提供するスターバックスのこだわりが凝縮された建物となっています。

隈研吾氏が手掛けたのは外観デザインで、目の前に流れる目黒川に呼応するような木製庇やバルコニーにその特徴と魅力が凝縮されています。

また、店内は階ごとに珈琲、お茶、お酒と明確に分れていているのも特徴で、こだわりのドリンクをまるでテーマパークのように味わえます。
詳細記事
・世界で5店舗目のプレミアムスターバックスをその建築と共に徹底レポート

外観設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
所在地:東京都目黒区青葉台2-19-23
最寄駅:中目黒駅より徒歩約15分、池尻大橋駅より徒歩約15分
竣工:2019年
営業時間:7:00~23:00
公式HP:https://www.starbucks.co.jp/reserve/roastery/

29.渋谷スクランブルスクエア

渋谷スクランブルスクエアは、渋谷駅直結の地上47階地下7階、高さ約230mの超高層複合施設です。

デザインアーキテクトを日建設計、隈研吾建築都市設計事務所、SANAAが務めていて、都市と建築が交錯する改札前の吹抜けや、屋上の展望テラスSIBUYA SKY、フロアごとに印象が変わる商業デザインなど見所が満載です。

様々な人、道路、鉄道、そして渋谷川といった自然が交差する結節点において、絶えずその影響を受けながら成長していく樹木のような建築は、渋谷の新たなランドマークになりつつあります。

設計: 渋谷駅周辺整備計画共同企業体(日建設計+JR東日本建築設計+東急設計コンサルタント+メトロ開発)
デザインアーキテクト :日建設計+隈研吾建築都市設計事務所+SANAA
所在地:東京都渋谷区渋谷2丁目24-12
アクセス:渋谷駅直結
竣工:2019年
公式HP:https://www.shibuya-scramble-square.com/

30.新国立競技場

新国立競技場は建設前からメディアでも大きく取り上げられ、令和の日本で最も注目された建築と言っても過言ではないのではないでしょうか。
隈研吾氏が繰り返し突き詰めてきた木の庇が重なるようなデザインが特徴的な建物は、近づいてみてみると想像していたよりも大きなそのボリュームと迫力に圧倒されます。
内部も要所要所に木材を使ったデザインが注意深く施されていて、世界最大級の隈研吾作品を堪能できます。

設計:大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体
所在地:東京都新宿区霞ヶ丘町10-1
アクセス:千駄ヶ谷駅より徒歩約5分、国立競技場駅より徒歩約1分
竣工:2019年
備考:第63回BCS賞
公式HP:https://www.jpnsport.go.jp/kokuritu/

31.高輪ゲートウェイ駅

高輪ゲートウェイ駅はJR山手線の駅としては西日暮里駅以来49年ぶりの新駅となった事でも大きな注目を浴びた駅舎。
上空に掛けられた大屋根は日本の折り紙をデザインをモチーフにしていて、このジグザグに折れ曲がるフレームと薄い膜が張られてた屋根は早大にして軽やかです。

隈研吾氏がこれまで様々な作品で問い続けてきた「屋根」という部位を駅や街との関係性の中で再解釈している建築でもあり、隈研吾氏がここ十数年追求し続けてきたことの1つの集大成としても注目の建物です。

また、駅と一体に設計されたスターバックスは駅全体が見える絶景スポットでもあるので、訪れた際にはこちらも併せて利用してみることをおススメします。
詳細記事
・高輪ゲートウェイ駅に突入!隈研吾による建築デザインの注目ポイントを解説【東京高輪】

デザインアーキテクト:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
設計:東日本旅客鉄道東京工事事務所、東京電気システム開発工事事務所、JR東日本コンサルタンツ・JR東日本建築設計JV
所在地:東京都港区港南2
竣工:2020年
備考:2020年度グッドデザイン賞
令和2年度鉄道建築協会賞

32.東京工業大学Hisao&Hiroko Taki Plaza

Hisao&Hiroko Taki Plaza

東京工業大学Hisao&Hiroko Taki Plazaは、東工大の大岡山キャンパスの正門を入ってすぐの場所に建てられた地上3階地下2階建ての学生施設です。
キャンパスの他の建物への視線や動線の抜けを考慮して、建物の約半分を地下に埋め、地上波キャンパスの地形と連続するような丘状のデザインとなっているのが特徴です。
丘は屋根部分だけでなく地下にも続いていて、大きな吹き抜けやガラスの大開口によって地下に光を導きつつ、ダイナミックな空間で地下と地上を立体的に繋いで、キャンパスに新たなアクティビティと交流の場をつくり出しています。

Hisao&Hiroko Taki Plaza
Hisao&Hiroko Taki Plaza

設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
所在地:東京都目黒区大岡山2-12-1
アクセス:大岡山駅より徒歩約1分
竣工:2020年

33.田園調布せせらぎ館

田園調布せせらぎ館は、東急東横線・目黒線・多摩川線の多摩川駅前のせせらぎ公園内に建てられた複合施設です。
2021年の1月中旬にオープンしたこの施設は、「森の縁側」をコンセプトに公園の敷地境界線に沿って配置されていて、建築好きであれば一目で隈研吾氏の建築であるとわかるほど隈研吾氏らしいデザインです。
建物の壁面ガラスに広場が映し出されて建物の内部まで広場が広がっているように見えるデザインなど、木以外の素材の使い方も注目です。

随所で公園の緑を取り入れたデザインは、特に雑木林の木々が反射する部分は実際に見るととても美しかったです。
詳細記事
・せせらぎ館がスゴい!隈研吾氏デザインの話題の施設を徹底レポート【東京多摩川】

設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
所在地:東京都大田区田園調布1-53-12
アクセス:多摩川駅より徒歩約1分
竣工:2021年
営業時間:9:00~22:00
休館日:毎月第2木曜日(祝祭日の場合は翌日)
入館料:無料
公式HP:https://www.den-en-seseragi.jp/

34.イッタラ表参道 ストア&カフェ

表参道の交差点からほどなく歩いたところにあるイッタラ表参道 ストア&カフェは、北欧デザインの食器や雑貨で有名なイッタラのカフェ併設の直営店です。
カフェと一体となったイッタラのお店は日本のみならず世界でも初めての試みとのこと。

シンプルながら細部に至るまで丁寧にデザインされた内装は、単なる北欧デザインの再現に留まらず、伝統と革新、木素材とコンクリート素材、北欧と日本といった一見相反する要素が融合するようにデザインされています。

什器や家具から、照明、食器、メニューに至るまでこだわりのアイテムとイッタラの世界観をたっぷり堪能できる最新のおススメスポットとなっています。
詳細記事
・イッタラ表参道ストア&カフェが面白い!隈研吾氏による話題の建築をレポート【東京表参道】

設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
所在地:東京都渋谷区神宮前5-46-7
アクセス:表参道駅より徒歩約5分
竣工:2021年
営業時間:11:00~20:00
席数:32席
公式HP:https://www.gems-aoyama-cross.com/shops/07/

35.鍋島松濤公園トイレ

最後に紹介する鍋島松濤公園トイレは2020年から日本財団が渋谷区と連携して進める「THE TOKYO TOILET」プロジェクトの一環として建てられた公衆トイレです。

THE TOKYO TOILETは著名な建築家やデザイナーを起用して渋谷区の公衆トイレを次々に生まれ変わらせていて、ここ鍋島松濤公園公衆トイレはその9つ目に完成した公衆トイレです。

「森のコミチ」をコンセプトに立体的に配置された5つの小屋は、ちょっとした山のようであり、公園の遊具のようでもあります。
訪れる前は、杉板ルーバーがギラギラと取りつく様子がちょっとやりすぎているようにも思えたのですが、実際に訪れてみると公園の景観に自然と馴染んでいて、新しく魅力的な景観を生み出していたのがとても印象的なトイレでした。

関連記事
・渋谷のTHE TOKYO TOILETを建築好きが巡る!全トイレを徹底レポート【東京渋谷】

設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
所在地:東京都渋谷区松濤2-10-7
アクセス:神泉駅より徒歩約7分
竣工:2021年

36.桐朋学園宗次ホール

桐朋学園宗次ホール

桐朋学園宗次ホールは、仙川の住宅地の中名門音楽大学としても知られる桐朋学園に新たにつくられたホールです。
隈研吾建築都市設計事務所がデザインを手掛けた建物は、「木が織りなす音楽の場」をコンセプトに内外共に木の質感が溢れるホールになっています。
外観のみしか見ることはできませんでしたが、立体的な角度をつけながらリズミカルに並ぶ木のルーバーは、一目みて隈研吾氏の建物とわかるほど特徴的な建物となっています。

桐朋学園宗次ホール
桐朋学園宗次ホール

設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
所在地:東京都調布市若葉町1-41-1
アクセス:仙川駅より徒歩約7分
竣工:2021年

37.村上春樹ライブラリー

早稲田大学国際文学館 村上春樹ライブラリー

続いて紹介する村上春樹ライブラリー(早稲田大学国際文学館)は、早稲田大学の敷地内に建つ文学館・レストランです。
小説家・翻訳家の村上春樹氏からの資料の寄贈を受けて、元々は4号館だった校舎を大胆に改修し、村上春樹氏の作品の中に度々登場するトンネルをモチーフにしたデザインが特徴です。
地下に入る橙子猫-Orange Cat-は、村上氏が学生時代に経営していたジャズ喫茶にちなんで命名されたカフェレストラン。
学生自身が運営を行い、看板メニューの一つである季節野菜のドライカレーの他、気軽に軽食やドリンクも楽しめる新たなおススメランチスポットになっています。

村上春樹ライブラリー階段本棚
早稲田大学国際文学館 村上春樹ライブラリー

詳細記事
・早稲田「早稲田大学国際文学館」村上春樹の魅力が体感できる建築をレポート

設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
所在地:東京都新宿区西早稲田1-6
アクセス:早稲田駅より徒歩約6分
竣工:2021年
公式HP:https://www.waseda.jp/culture/wihl/

38.OKA CAFE

OKA CAFE(オカカフェ)は、立川にある国営昭和記念公園に2022年の12月にオープンしたカフェです。
「緑豊かな環境に溶け込む大地のキャノピー」をイメージしたという大屋根は、ダイナミックな躍動感を生み出しつ昭和記念公園の自然と建物内を緩やかに繋いでいます。
昭和記念公園の大地の延長であり、訪れた人をひとつ屋根の下に包み込むようなカフェは、隈研吾氏が長年追求してきたテーマが凝縮した作品となっています。
クロワッサンやドーナツなどの軽食からパスタなどのランチメニューも楽しめるので、昭和記念公園を訪れた際の食事スポットとしてもピッタリです。

オカカフェ

設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
所在地:東京都立川市緑町
アクセス:立川駅より徒歩約10分
竣工:2022年
公式HP:https://www.showakinen-koen.jp/

39.AEAJグリーンテラス

AEAJグリーンテラス

AEAJグリーンテラスは、原宿駅から程なく歩いたところに建つ日本アロマ環境協会(AEAJ)によるアロマテラピーの情報発信拠点です。
植物の恵みであるアロマオイルのイメージを、ヒノキを組み上げた木の空間と自然光が差し込むガラスの外装で表現しています。
木組みの内容が、床面から壁、天井と立体的に組み上がり雲のような軽やかさで空間を形作り、アロマのイメージと隈研吾氏がこれまで様々な建築で実践してきた建築手法が融合しているのにも注目です。

AEAJグリーンテラス
AEAJグリーンテラス

設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
所在地:東京都渋谷区神宮前6-34-24
アクセス:原宿駅より徒歩約5分
竣工:2022年
開館時間:13:00~18:00
休館日:日曜日、月曜日、祝日
入館料:500円
公式HP:https://www.aromakankyo.or.jp/greenterrace/#

40.フォレストゲート代官山MAIN棟

フォレストゲート代官山

フォーレストゲート代官山は、代官山駅と八幡通りの間に建てられた住宅、商業、オフィス、広場等の複合施設です。
建物は代官山駅を出てすぐの場所に建つ地上2階建てのTENOHA棟と、その奥に建つ地上10階地下2階建てのMAIN棟で構成されていて、低層部は店舗やシェアオフィス、広場などの商業施設が入り上層部は総戸数57戸の賃貸住宅となっています。
隈研吾氏がデザイン監修を手掛けたMAIN棟は、木のフレームによって集合住宅のボリュームを分割しつつ、巨大な森のようなデザインとなっているのが特徴です。

実際に訪れてみると、写真で見ていたよりも巨大なボリュームに驚きますが、そのインパクトに街ゆく多くの人々がスマホで写真を撮っていたのが印象的でした。

フォレストゲート代官山

低層部は2つの道路を繋ぐ小路があったり、回遊性のある中廊下があったり、高低差を利用したベンチスペースがあったりと規模は小さいながら楽しく散策したり佇んだりできる場所となっているのも面白かったです。

フォレストゲート代官山

基本設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
実施設計:竹中工務店・東急設計コンサルタント共同企業体
所在地:東京都渋谷区代官山町20-23
アクセス:代官山駅より徒歩約1分
竣工:2023年
公式HP:https://forestgate-daikanyama.jp/

【おススメ推薦散策本紹介】

「東京都北区赤羽」の著者が、友人知人から聞いた「怪談」スポットに実際に訪れて、そこで「酒」を飲んじゃうという、前代未聞の街巡り漫画です。

「怖いけど、怖いけど、気持ちいいぃぃい」という変態的なまでの天才性に大爆笑してしまう傑作漫画。
異世界を垣間見るけど、リアルで好奇心満載、今まで見たことのない東京紀行、超おススメです。
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