今日は東京大久保に建つ東京媽祖廟を訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。
大久保エリアといえば東京の中でもディープな街として知られますが、そんなディープタウン大久保の中でもひと際異彩を放つ東京媽祖廟。
いったいどんな建築だったのか、早速紹介していきたいと思います。
【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走
【この記事で分かること】
・東京媽祖廟を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・東京媽祖廟の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・東京媽祖廟の建築的な見どころや注目ポイント
1.新大久保の隠れ注目スポット!東京媽祖廟がスゴすぎる
今日訪れたのは新宿のお隣、近年エスニックタウンとしても注目される大久保。
元々は友人の誘いでベトナム料理を食べようと訪れた大久保でしたが、その大久保駅の南口からスグのところに極彩色の不思議な建築があると知り、せっかくなので訪れてきました。
東京媽祖廟(とうきょうまそりょう)と名付けられた建築は、まさに大久保駅の目の前、南口改札をでてすぐの所に建つ極彩色の不思議な寺院です。
この不思議な建物は媽祖廟と呼ばれる寺院です。
媽祖信仰は今から1000年以上前の960年の中国福建省にルーツを持つ歴史ある信仰で、航海・漁業の守護神として中国福建省や台湾で広く信仰されているそう。
この媽祖を祭る廟は媽祖廟と呼ばれ、全世界に2000箇所、信徒数は約1500万人ともいわれています。
最初はキッシュで派手な見た目から驚きましたが、実はとても由緒ある寺院なのですね。
2.極彩色の不思議建築が面白い!訪れたら是非参拝しよう
近づいて見てみると、極彩色の外観に様々な装飾をあしらった建物の迫力に圧倒されます。
媽祖廟といえば神奈川県横浜市にある横浜媽祖廟が有名ですが、東京の媽祖廟はこの大久保のものが最大。
特に道路を挟んで両側に極彩色の建物が建ち聳える様は圧巻で、大久保の街の中でもかなり目立っています。
大久保といえば、どちらかというと少し地味で「いぶし銀」のような味のある店舗が多い印象でしたが、そんなイメージを吹き飛ばす迫力の外観です。
駅前徒歩約1分という立地ということもあり、限られた敷地ではありますが、異国情緒というにはあまりにもインパクトのある建物に思わずテンションが上がって今います。
媽祖廟は福建省から台湾に移住した開拓民が航海中の安全祈願と、その後の感謝を込めて広げたということもあり、正面の彫刻では航海のイメージが彫り込まれています。
媽祖廟は宗教施設ですが、信者や台湾人以外の参拝も受け入れていて、一見さんでも自由に入ることができます。
内部の見学だけもできるそうですが、折角なら参拝までするのがオススメです。
入口は開け放たれているのですが、中には聞き慣れない言語を話す数人が立ち話をしていて、最初はちょっと入りづらい雰囲気です 笑
入口付近でホントに中に入っていいか、再度スマホで調べたりとちょっと怪しい人たちになりながら、結局聞いてみたほうが早いと意を決して中へ。
結果としてはとてもウェルカムな雰囲気で、とっても丁寧に案内してもらいました。
3.早速参拝!建物の中を巡る参拝方法が新鮮
1階のカウンターにいる施設の方に「見学させてもらってもいいですか?」と聞くと、「もちろんいいです」と快く受け入れてもらいました。
お線香は、200円を目の前のお賽銭箱にいれれて、袋入りの7本セットのものを受け取ります。
7本のお線香は、1階の外部、2階、3階、4階と1本づつあげながら建築内を巡っていくスタイルです。
この辺の作法は、混んでいないときであれば施設の方がとっても丁寧に教えてくれたのでとても助かりました。
お祈り方法はまずは一礼。
次に心の中で自分の名前、住所、願い事を唱えます。
その後に三礼してからお線香をあげるのが正しい参拝方法とのこと。
外の香炉を巡った後は、建物の内部を登りながら参拝していきます。
内部はエレベータも整備されているので、階の移動はエレベータを使って昇り降りします。
後にも先にもお線香を持ったままエレベータを登る経験はないと思いますが、とても貴重な経験に思えてきます。
内部では丁寧に参拝する台湾人らしきおばあさんがいたりして、宗教建築ならではの深淵な空気と人々の想いをたっぷりと感じます。
日本の神社仏閣でもそうですし、以前このブログでも紹介した代々木上原のモスク東京ジャーミイでもそうでしたが、信仰は違えど真摯に祈る人々の姿は、共通して心に訴えかけるものを感じます。
関連記事
・東京ジャーミイを見学!建築が美し過ぎるモスクを徹底レポート【東京代々木上原】
この日はちょうど媽祖廟で祀る神様が出家した日だったそうで、お供え物のミネラルウォーターを参拝に訪れた人に配っていました。
何本持って行ってもいいよといわれましたが、お土産に一本だけ頂いてきました。
その他にもパンフレットやお経の書かれた日本語の冊子なども頂いてきました。
最初はちょっと変わり種の観光スポットのつもりで訪れた東京媽祖廟でしたが、思いがけない素敵な出会いと体験ができて大満足の大久保散策となりました。
皆さんも機会があれば是非訪れてみて、東京媽祖廟の世界にトリップしてみてはいかがでしょうか。
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東京媽祖廟
所在地:東京都新宿区百人町1-24-12
アクセス:大久保駅より徒歩約1分
竣工:2013年
公式HP:http://www.maso.jp/
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