丸の内イルミネーションがスゴイ!名建築と共にその魅力を徹底レポート

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こんにちは。建築好きのやま菜です。
今日は東京丸の内の冬の風物詩「丸の内イルミネーション2020」を見学してきましたので、建築好きの視点からその魅力やポイントをレポートしたいと思います。
東京都内でも屈指の人気を誇る丸の内イルミネーションは、実はイルミネーションを巡りながら丸の内の名建築も巡れてしまうとってもお得なイベントでもあるのです。
今日は建築とイルミネーションの両方の観点で丸の内の街をガイドしていければと思いますので、これからこのイベントや丸の内に興味がある方の参考になればと思います。

ちなみに建築好きによる東京都内のおすすめイルミネーションは以下の記事でもレポートしていますので、興味のある方は合わせてご覧ください。
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1.丸の内イルミネーションとは。開催情報やアクセスは?

丸の内イルミネーションは東京駅を出て丸の内ビルディングを超えたところにある丸の内仲通りを中心に約1.2kmに渡るエリアで行われているイルミネーションです。
2020年となる今年で19回目の開催となっていて、まさに丸の内の冬の風物詩と言えるイベントとなっています。

300本を超える樹木を中心に約120万球の電球が街を照らす様はまさに圧巻で、都内のイルミネーションの中でも有数の注目スポットとなっています。

開催期間:
 2020年11月5日(木)~2021年2月14日(日)
 ※大手町仲通りは11月12日(木)~
点灯時間:
 15:00~23:00
 ※12月は15:00~24:00まで
開催場所:
 丸の内仲通り、東京駅周辺、大手町仲通り
 新丸の内ビルディング、新東京ビル、丸の内オアゾ、丸の内テラスほか

また、メイン通りでもある丸の内仲通りを中心に、各建築にイルミネーションスポットが点在しているのも特徴で、イルミネーションを見ることで丸の内という街や建築も自然と周ることができるのもおススメポイントです。

2.早速突入!まさに街がドレスアップしたかのような装いを堪能

私は今回はじめての丸の内イルミネーションということで、いったいどんなイルミネーションなのかと胸を膨らませながら現地に向かいます。
この丸の内イルミネーションは丸の内エリア全体で幅広く見ることができますが、まずは丸の内ビルディングの裏手を通るメインスポット丸の内仲通りに向かいます。

東京駅を出て通りを一本入ると、早速並木道に沿った迫力のイルミネーションが姿を現します。
丸の内仲通りは普段からベンチやストリートアートなどが整備されたおしゃれな通りなのですが、イルミネーションされた丸の内仲通りはドレスアップしたような煌びやかさと上品さがあります。

見どころとしては丸の内オリジナルカラーである「シャンパンゴールド」の電飾に加えて、ライトアップされたストリートアートにも注目です。
このストリートアートのライトアップは、連続する樹木の電飾に対してとてもいいアクセントになっていて、通りの華やかさと多様性を一気に増幅しています。
昼間このストリートをよく見ている人でも、今回のイルミネーションでは街が全く違った夜の美しさに変身します。通りかかりのオフィスワーカーの人からも「すごい」「きれい」といった声が何度も聞こえてきたのが印象的でした。

また、メイン通りでは様々な建物の敷地をうまく使ったイルミネーションが満載なので、おしゃれな街を散策しながらイルミネーションを堪能できます。

通りにはグルメカーが複数台出ている他、後程紹介する新施設丸の内テラスなどでは通りに面した飲食店なんかも充実しているので、イルミネーションの光の世界を堪能しながらそれらの店舗でお腹を満たすこともできます。

3.各建築に散らばるイルミネーションに注目!自然と丸の内建築さんぽが楽しめる

丸の内イルミネーションは丸の内に点在する各建築の内外にイルミネーションスポットが点在しています。つまりイルミネーションを巡ることで自然の丸の内の建築さんぽができてしまうという、建築好きにはたまらないイルミネーションイベントなのです。
(丸の内の建築は歴史ある近代建築から最新の現代建築まで幅広いので、もちろん建築好きでなくても大いに楽しめると思います)

まずはじめに注目なのは東京駅前の顔、丸の内ビルディングの1階マルキューブに設置された「Love Earth」地球を愛するです。

丸ビルの1階の大空間に設置された約10mのツリーは迫力満点。
ミュージシャンのMISIAさんとコラボして実現した20分毎に行われるのサウンド&ライティングショーは是非見ておきたいイベントです。

「Love Earth」地球を愛する(丸ビル)

ちなみにこのツリー、建物内部は沢山の人だかりができているのですが、建物外部から見るのもおススメです。
こちらの南西側はほぼ人だかりのない隠れウォッチスポットとなっていて、丸ビルのガラスの外装と合わせてみるツリーはまた違った味わいがあります。

丸ビルと合わせてみたいのは向かいに建つ新丸の内ビルディングのイルミネーションです。
こちらも建物は丸ビルと共に建つ双璧ともいわれる建築で、丸の内らしい豪華で上品な内装に注目してみるのがおススメです。

「Love Flower」花を愛する(新丸ビル)

こちらの「Love Flower」花を愛するはエコペーパーで作られた色とりどりの花びらが降り注ぐようなツリー。
丸ビルのツリーとは一味違ったとっても華やかなツリーでした。

「LOVE」 愛を想う(丸の内ブリックスクエア)

こちらの丸の内ブリックスクエアの広場に設置されているのは「LOVE」 愛を想う です。
りんごなどのインスピレーションを刺激するオーナメントによって、「愛」を象徴するシンボリックなハートマークが空中に浮かび上がるオブジェは恋人と見るのにピッタリ。
敷地内には1894年に竣工した三菱一号館があり、100年以上前に建てられた建築を改修した三菱一号館美術館や、かつて銀行の営業室として利用された空間を復元した「Cafe 1894」などデートにはもってこいのスポットです。

続いて紹介するのは今丸の内で最もホットな建築スポット 丸の内テラス「Love Wind」風を愛する です。
丸の内テラスは建築好きには有名な旧日本興業銀行本店(設計は建築家の村野藤吾)の跡地に建てられた複合商業施設です。テラスの名の通り、上階レストランに隣接するルーフトップテラスの他、足元の外部空間や2階などにもテラスが配置されていて、街と繋がるように意識された建築です。

「Love Wind」風を愛する(丸の内テラス)

丸の内の街に吹き抜ける風をイメージしたイルミネーションは、この建物が街を引き込んで街の一部となっていることを象徴しているかのようです。
2020年の11月にオープンしたばかりの施設ですが、通りに面した飲食店も数多くあるので、イルミネーションを見た後は夕食はこちらでとるのもおススメです。

「Love Sea」 海を愛する(丸の内オアゾ)

続いて、丸の内オアゾの1階にあるのは「Love Sea」 海を愛する です。
こちらのツリーはウミガメやクジラなど海の生き物をモチーフにしたツリーです。ペットボトルをアップサイクルしたツリーは海の自然を守ることもデザインテーマにしていて興味深く見れます。

「WISH」 星に願いを(新東京ビル)

最後は1963年に竣工した古き良きビル、新東京ビルディング「WISH」 星に願いを を紹介します。
「夜空に輝く星々の中に、子供たちから寄せられる未来への願いのメッセージが星屑のように埋め尽くす」というコンセプトのツリーは見ていると思わず物思いに耽ってしまいます。
建物自体も実に半世紀以上前に建てられたスマートな丸の内の名建築で、十字に切られた通路の中央にある照明はまさに宇宙の星を思わせるデザインになっているので訪れた際には是非一緒にみてみてください。

4.合わせて見たい丸の内のライトアップ建築に注目!

最後に丸の内イルミネーションと合わせて見たい丸の内おススメライトアップ建築を紹介したいと思います。
まず最初に紹介するのは何といっても丸の内の顔、JR東京駅です。
東京駅は日本近代建築の父ともいわれる辰野金吾が設計を行い、1914年に竣工した駅舎です。2012年に行われた大改修で、空襲で焼けて以来失われていたドームの復元再生などが行われていて、より当時の姿に近い姿に復元されているのも注目ポイントです。

この東京駅、実は当初は外国人設計者による瓦屋根の和洋折衷建築となる予定でしたが、西洋化を推し進める政府の方針で辰野金吾による煉瓦造りの洋風建築となった経緯があったりして面白いです。
当初は正面の入口は皇室専用でしたが、現在は3つの入り口すべてが利用できるようになっていて、ライトアップされて浮かび上がるそのシルエットはまさに圧巻です。

設計:辰野金吾
所在地:東京都千代田区丸の内1-9
竣工:1914年(2012年改修)

もう1つのおススメ建築は東京駅のすぐ隣に建つJPタワーです。
こちらのJPタワーは旧東京中央郵便局を保存・修復・建替えをして建てられた超高層複合ビルです。
全体の設計は丸の内の建築設計に長けた三菱地所設計が行い、保存された中央郵便局の上部に高さ約200mのタワーが建てられているのですが、ライトアップでは旧東京中央郵便局が浮かび上がるようにデザインされているのに注目です。
また、この低層部に入る商業施設「KITTE」では内装の設計を隈研吾氏が手掛けたことでも大きな話題となりました。

JPタワーについてはこちらの記事でもレポートしているので、興味のある方は合わせてご覧ください。
関連記事
・JPタワーに潜入!近代建築の名残からKITTEまで魅力の建築をレポート【東京丸の内】

設計:三菱地所設計
KITTE内装設計:隈研吾建築都市設計事務所
原設計:吉田鉄朗
所在地:東京都千代田区丸の内2-7-2
アクセス:東京駅徒歩1分
竣工:2012年(1931年)
備考:第56回BCS賞
第24回BELCA賞ベストリフォーム部門

いかがでしたでしょうか。
この冬是非見ておきたい丸の内イルミネーションと名建築の数々。
皆さんも機会があればぜひトリップしてみてください。


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