横浜「コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ」港町きっての老舗喫茶をレポート

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今回は横浜にあるコーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリを訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリを実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリの基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリの建築的な見どころや注目ポイント

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1.横浜公園の向かいに佇む老舗の喫茶店を訪問

今回訪れたのは、横浜スタジアムのある横浜公園からみなと大通りを挟んだ向かいに建つ喫茶店 コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリです。

コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ

1974年に創業されたルミエール・ド・パリは、いわゆる純喫茶全盛期にできた古き良き喫茶店です。
1970年代にはここ横浜でも数多くの純喫茶がオープンしましたが、今も残る純喫茶は数えるほどになってしまいました。

コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ
コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ

関内駅から程なく歩くと70年代らしい渋いビルの1階に、赤いテントが大きく張り出した喫茶店が見えてきます。
入口のドアの横には、扉を守るように置かれた甲冑がお出迎えしてくれます。

店内に足を踏み入れると、赤い絨毯の床にステンドグラスや間接照明が煌めく空間が広がっています。

コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ

決して広い空間ではないのですが、まさにパリの宮殿を思わせる世界観にテンションがあがります。
この日は少し雨だったこともあって傘をもっていたのですが、案内された傘入れも年季がはいっています。

文字の印刷はかすれていますが、上質で丈夫な生地の傘入れは長きに渡って使われ続けていたことを物語っています。

内装はブリコラージュのように様々な素材や装飾が織り交ぜられていて、独特の世界観が醸成されています。

店内のお客さんは年配のご夫婦から若いカップル、おひとり様の男女まで様々なのも印象的でした。
オープンから半世紀以上経った老舗の喫茶店に、常連さんから若い新規客までが分け隔てなく集っているのは幸せな光景で、長く人々に愛される喫茶店はこういうお店なんだなと改めて実感しました。

2.異世界にトリップしたような独特のの空間で至高のコーヒータイム

店内を見渡すと木、タイル、石、アイアン、ファブリック、植物といった要素が混然一体となっているのですが、様々な材料が混在しているのにひとつの世界観で統一されているようにも感じるのが面白いところです。

古時計が時を刻んでいる横で盾が飾られていたり、天井を見上げるとほとんど消えかかった絵画が並んでいたりと、どこを見渡しても驚きと発見の連続で、思わずニヤリとしてしまいます。

こうした純喫茶は、以前このブログでも上野の古城御徒町の丘などをレポートしましたが、古城や丘が地下にあったのに対してルミエール・ド・パリは地上にあるので、道路際の窓からはたっぷりな自然光が降り注ぎます。
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自然光に加えてそこかしこに設けられた間接照明や豪華なシャンデリアからの光もあるので、店内は陰翳が際立っています。
こうした翳りによる表情が、ルミエール・ド・パリの奥深い空間に強い影響を与えているように思います。

また、壁や天井ではミラーを使った装飾が施されているの注目ポイントです。
この鏡の効果により、実際の空間以上に奥行きと広がりを感じると同時に、異世界に迷い込んだような感覚も呼び起こされます。

特に天井のミラーは、植物のような模様が描かれた水平のミラーや、足元の空間を思ってもみなかった角度で映し出す斜めのミラーがあり、ユニークな店内風景をつくり出しています。

この日はまだお昼にはちょっと早い時間だったので、ケーキセットをチョイス。

コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ
コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ

昔ながらの甘さ際立つチョコレートケーキとすっきりとしながら深みのあるブレンドコーヒーの相性はピッタリ。

コーヒーの豆は通常の珈琲店で使う2倍の量を使っているとのことで、内装だけでなく珈琲の味もゴージャスでごだわりがあります。

コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ

ケーキセットは今回いただいたチョコレートケーキの他にチーズケーキやアップルパイ、クリームブリュレなど様々な種類があります。
また、フードメニューにはカレーやナポリタンなど鉄板の喫茶店メニューがあるので、ランチの時間に訪れるのもオススメです。

独特の店構えから、はじめて訪れるときはちょっとドキドキしましたが、一度体験するととても落ち着く素敵な喫茶店体験かまできるルミエール・ド・パリ。

こだわりの内装と珈琲とたっぷりと堪能して、この日の建築巡りも大満足のものとなりました。
とてもオススメの喫茶店ですので、皆さんも機会があれば是非訪れてみてくださいね。

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コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ
所在地:神奈川県横浜市中区相生町1-18
アクセス:関内駅より徒歩約5分、日本大通り駅より徒歩約4分
竣工:1974年
定休日:日曜


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