このカテゴリでは私が読んだ漫画の中から、アートに少しでも興味があるなら絶対読んでおきたい「超」おススメの漫画を紹介したいと思います。
今回はアート関連の中でも美大生・芸大生が主人公の漫画にフォーカスして特におススメの漫画をピックアップしたいと思います。
おススメする漫画は物語の推進力もバツグンでぐいぐい引き込まれてしまう漫画をチョイスしました。
デザイナーやクリエイターを目指す人は必読の漫画を揃えてみましたので、是非チェックしてみてください。
1.岡崎に捧ぐ(5巻完結)
新しい世代の「女の子友情物語」、始まり! 2014年にWEB上で公開され始められるや、各界著名人の称賛を浴びるなど瞬く間に話題を呼び、短期でページ1000万ビューを記録した人気漫画がついに単行本化!!
作者・山本さほさんが、実際の幼馴染み・岡崎さんとのちょっと特殊な友情を描いた“超プライベート”なふたりの歴史。 出会いは小学生時代の1990年代。スーパーファミコン、たまごっち、プレイステーション……懐かしいたくさんのゲームやおもちゃ、笑いと涙のエピソードが、私たちみんなが持つ普遍的な記憶を呼び起こします!
岡崎に捧ぐは、アラサーの皆さんは懐かしくて悶え死ぬこと確実の傑作漫画です。
友達のプライベート切り売り漫画として、作者の山本さほさんと親友の岡崎さんを主軸にした自伝的漫画です。
小学生時代のエピソードがとにかく面白いのですが、絵が得意で小学校の頃にクラスで漫画を描いていたエピソードから美大受験へのエピソードに時系列に沿って描かれていきます。
全身ブランド物を着こなしながらブラック企業の社長のような振舞いをする美大予備校の塾長のエピソードなど、思わずニヤニヤしながら読んでしまうエピソードから、挫折後の美大コンプレックスのあるあるネタまでとにかく面白い!! そして思わず泣いてしまうラスト。今リアルタイムで読みたい漫画です。
作者の山本さほさんは現在も雑誌の他、ツイッターなどでも最新の出来事を漫画にして発信しているので気になった方は是非チェックしてみて下さい。
2.かくかくしかじか(5巻完結)
自分は絵がうまい。本気でうぬぼれていた林明子(高3)は竹刀を持った絵画教師・日高先生に罵られ…!? 少女まんが家を夢みたあの頃を描くドラマチック・メモリーズ!
かくかくしかじかは「海月姫」や「東京タラレバ娘」、「ママはテンパリスト」など描く漫画すべてが大ヒットしている東村アキコ先生の自伝的な漫画です。
美大受験の為に通った地元の絵画教室で出会った恩師との日々とその後を描いた作品です。 読んでいる途中から、最後どうなるかなんとなく予想できるのですが、何処かでそのラストは来ないと思っている自分もいて、最後は号泣しながら読んでいました。
作者の東村さんは昔の出来事を、写真を撮るかのように事細かに覚えているそうです。
そのせいで、昔の同級生に久しぶりに会った際に、通常では覚えてもいないような些細なことを話してしまい引かれるというエピソードがおまけ漫画にありました。
漫画化としてはピッタリの特殊能力だと思いますが、まわりからしたら少し怖いようです。しかしそのおかげで漫画の中の出来事が、まるで昨日の出来事のように感じられます。
描け、描け、描け。
そんな1つの言葉がいつまでも心の中にこだまして、離れない、ものづくりやデザインを志すすべての人に読んでほしい一作です。
3.ブルーピリオド(連載中~現在15巻)
成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じ
ていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!
ブルーピリオドは高校生の万能感と無力感と、焦りと希望と、エネルギーを凝縮した漫画です。
読んだ最初の感想はこんな漫画が読みたかった!!という熱い気持ちの美大受験漫画。
作中には具体的なデッサンや作品がこれでもかというくらい登場するのも特徴です。
もっと早く高校生のころにこの作品で出会いたかったな・・・と思いきや、遅すぎることなんて何もない!今からでもこの作品に出会えたことに感謝しかない一作です。
2020年にはマンガ大賞2020も受賞して、益々注目度が高まっています。
4.アルテ(連載中~現在18巻)
16世紀初頭・フィレンツェ。芸術など文化活動が花開いたルネサンス発祥の地。 そんな活気あふれる華やかなる時代に、貴族家生まれのアルテが画家工房への弟子入りを志願する。 女性がひとりで生きて行くことに理解のなかった時代、様々な困難がアルテを待ち受ける。
最後に紹介するアルテは、最初に挙げた3作品と違って16世紀が舞台の美術家入門生漫画です。
時代は違えど主人公アルテのまっすぐで誠実に、そして懸命に美術に向かう女性です。そしてそんなアルテと同じようにこの漫画自体も誠実な描き込みや丁寧な舞台設定をしているのが心に響きます。
読み口はライトに読めるのですが、いつの間にか夢中になって何巻も読み進めてしまうおススメの一作です。
いかがだったでしょうか。
どの作品もアートの知識がなくても主人公にシンクロしつつ夢中になって読みすすめられる作品ばかりなので、気になった作品があれば是非読んでみてください。
また、建築に関するオススメ漫画は「建築学生・建築関係者が主人公の「超」面白い漫画まとめ(完結済)」で紹介していますのでこちらもチェックしてみて下さい。
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