小澤酒造で酒蔵見学!奥多摩の人気酒蔵を徹底レポート

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今回は東京青梅にある「小澤酒造」を見学してきましたのでその模様をレポートしたおと思います。

小澤酒蔵の酒蔵見学では元禄の時代に建てられた酒蔵を存分に見学できる他、徒歩圏内にあり同じく小澤酒造が運営する玉堂美術館は建築家吉田五十八が設計を行っている知られざる建築パワースポットでもあります。
また、酒蔵や建築見学だけでなく食事処や飲み比べなど周辺施設も充実しているので週末のプチトリップにピッタリのスポットとなっています。

また、同じく都内の石川酒造「石川酒造で酒蔵見学!酒だけでなく建築も注目の酒蔵をレポート」にまとめていますのでよろしければこちらも御覧ください。

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1.小澤酒造とは

小澤酒造東京都青梅市沢井にある酒造メーカーで、創業は何と1702年(元禄15年)頃とされている老舗の酒蔵です。
1966年から酒蔵見学を実施して、翌年には見学者・観光者用の施設である「沢乃井園」をつくるなど、観光酒造として先駆的な試みを行ってきました。
酒蔵のある沢井は昔は「澤井村」と呼ばれており、その名を冠した日本酒ブランドである「澤乃井」の名前は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

奥多摩の清流を用いた酒造りを見学しながら、日本酒だけでなく豊かな自然環境(と建築)の両方を味わえる珍しい酒蔵でもあります。

2.アクセスと見学方法

小澤酒蔵へのアクセスはJR青梅線 沢井駅より徒歩約5分となります。
沢井駅へは新宿から約1時間15分ほどで行くことができるので、日帰りで酒蔵を見学しつつ奥多摩の散策も楽しむことができます。

沢井駅へは青梅線青梅特快でいくとかなり早く行けますが、本数が少ないので事前に調べて乗り遅れないようにすることをおススメします。
私が行った時は友人が一人寝坊して後から来たのですが、青梅特快とはかなり時間差があったので注意が必要です。

酒蔵の見学は電話およびインターネットで申し込みができます。
参加料は何と無料で、1日に4回(11時、13時、14時、15時)の45分かけて行われている見学ツアーはかなり人気があります。
各回定員40名なので特に秋口の時期は早めに予約することをおススメします。

3.早速見学!

無人駅である沢井駅を降りて、改札ゲートではない立て掛け式のSuica端末で改札外に出たあとは5分程歩いて「清流ガーデン澤乃井」に向かいます。

この清流ガーデン澤乃井にある売店でまずは酒蔵の見学受付を行います。

見学まで少し時間があったので園内を散策します。清流ガーデンは多摩川に隣接しながら休憩できるテーブルスペースや仕込水などがみられます。

見学時間になると、 清流ガーデン澤乃井から直通の地下道を通って酒蔵に向かいます。
まずは敷地内の酒々小屋で日本酒の知識を学んだあとに実際に蔵の中に入っていきます。

早速蔵の中の見学!
こちらの元禄蔵は300年以上の前の建築でありかなりの貫録があります。改修を重ねながら現在も現役で使われていて、この後の見学会では中に入って内部を見ることが出来ます。

中に入るとかなりひんやりした空気と共にどこか神聖な雰囲気が漂います。
空調を使用せずとも夏でも涼しいというのは昔の建築はどうなっているのだろうと不思議ですが、これは体感してみるとかなり面白いです。
内部では日本酒の貯蔵タンク(1つのタンクで1升瓶数千本分も貯蔵しているとのこと!)や米の違いや磨きについて丁寧に教えてもらいます。

貯蔵庫には各年代ごとの酒蔵がズラリ。日本酒もウィスキーのように日本酒も寝かせるこで古酒としてその味わいが変化します。
蔵は他にも明治蔵、平成蔵があり、それぞれの時代の蔵が敷地内に併存しているのも素敵ですね。

蔵をでた後には横井戸といわれる小澤酒造で使われている湧き水も見学することができます。しめ縄の掛けられた洞窟の中に入っていき、その最奥にある井戸を見ることができます。

一通りの見学を終えると、最初の酒々小屋に戻って日本酒の試飲ができます。
蔵やそこで使われている湧き水を一通り見終えた後での日本酒は格別な味がした気がしました。

4. 清流ガーデン澤乃井で利き酒ができる!

見学を終えた後は清流ガーデン澤乃井にもどります。一番の目的はガーデン内にあるきき酒処です。

このきき酒処では常時10種類以上のお酒が用意されていて利き酒を楽しむことができます。
最初の一杯でお猪口をもらい、200円から500円で好きなお酒を注文するシステムです。

ちなみにこのお猪口はお土産として持ち帰ることができます。
最初の一杯の後は100円引きで楽しめます。私は友達5人で行ったのでちょっとづつ味見し合いながら全種類制覇することができました!

おでんや煮込みをはじめ、おつまみになる食事も提供されているので、昼間からほろ酔いで幸せな気持ちになります。まさに地上の天国!!

5.周辺施設も充実!

小澤酒造の敷地内には売店やきき酒処だけでなく、清流ガーデン澤乃井内にある「豆らく」「まゝごと屋」や徒歩15分から20分程にある「玉堂美術館」や 玉堂美術館に隣接する喫茶「いもうとや」など、小澤酒造が運営する様々な施設を楽しめます。

まず私が訪れたのはお豆腐を素材にした料理を提供する豆らく
最初はなぜ豆?と疑問に思いましたが豆腐つくりは日本酒と同じくきれいな水が不可欠だと後から納得。

この後豆楽から橋を渡ってすぐの寒山寺、少し歩いた玉堂美術館を見学。
この玉堂美術館は設計は数寄屋建築の大家である建築家吉田五十八、庭園は中島健による枯山水庭園です。
建築と庭園と奥多摩の自然が一体となった空間を味わえるので建築好きは必見です。

■玉堂美術館
設計:吉田五十八
庭園設計:中島健
所在地:東京都青梅市御岳1-75
アクセス:御嶽駅徒歩約5分
竣工:1929年
入館料:
 大人:500円
 大学生・中学・高校生:400円
 小学生:200円
営業時間:
 3月~11月 10:00~17:00
 12月~2月 10:00~16:30
休館日:月曜日、年末年始
公式HP:http://www.gyokudo.jp/index.html

玉堂美術館を一通り鑑賞したら隣接する喫茶「いもうとや」で休憩します。

最後に電車の時間を見つつ、川の浅瀬で水遊びをして清流も満喫!
大満足の酒蔵見学となりました。

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