白石市で建築巡り!建築好きがおススメする名建築8選

こんにちは。建築好きのやま菜です。
今日は宮城県の白石駅周辺の建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築について紹介したいと思います。

白石市といえばちょっと聞きなれないという方も多いかもしれませんが、阿部仁史氏、芦原太郎氏、八束はじめ氏、北山恒氏といった著名な建築家の作品から築100年近い近代建築まで幅広く巡ることのできる隠れ建築ホットスポットでもあるのです。

今回の記事では白石市でおススメな8建築+街で見かけた素敵な近代建築を紹介していきますので、建築巡りや建築鑑賞のガイドにしてもらえればと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・本職は建築の設計事務所で働く建築人

【この記事で分かること】
・宮城県の白石エリアでの建築巡りを写真と文字でレポート
・宮城県の白石エリアの著名な建築家がデザインした建築や歴史のある近代建築をまとめ
・宮城県の白石エリアの建築の見どころや注目ポイントを解説

では早速見ていきましょう!

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1.JR白石駅油倉庫

今回の白石建築巡りでまず初めに訪れた建築がJR白石駅のホームに隣接して建てられた煉瓦造りの油倉庫です。
小さな建物ですが、何と130年以上前に作られたもので、同時の列車に欠かせなかったランプに使用する燃料を補完するために建てられた貯蔵庫です。
近代建築マニアも唸る珍しい建物がホームから見れることに驚きつつ改札へ向かいます。

所在地:宮城県白石市沢目137
アクセス:白石駅徒歩約0分
竣工:1896年

2.しらさぎ橋(阿部仁史アトリエ)

白石駅東口を出てほどなく歩いたところにあるのがしらさぎ橋です。
その他の通り白鷺のような構造体が特徴的な橋で、うねるような鉄骨がダイナミックなデザインとなっています。
設計者の阿部仁史は宮城県仙台市出身の建築家で、後に宮城スタジアムや菅野美術館などを手掛けますが、このしらさぎ橋は阿部が東北大学の博士課程を修了した翌年に作られた彼の処女作でもあります。
鈍く光る構造体が羽を広げて羽ばたくようなデザインはこれから活躍していく建築家の気概と勢いを感じます。

設計:阿部仁史アトリエ
所在地:宮城県白石市銚子ヶ森
アクセス:白石駅徒歩約5分
竣工:1994年

3.白石市いきいきプラザ(芦原太郎建築事務所)

続いて線路を渡り駅の西口に移動してほどなく歩いたところにあるのが白石市いきいきプラザです。
白石市いきいきプラザはもともとは市民会館として建てられ、その後の改修でリサイクル活動や市民活動の拠点として整備された施設です。
コンクリート打ちっぱなしの外装は大きく上下に2分されていて、モダニズム建築の流れを継承しながら市民の活動拠点として長らく親しまれてきました。
一時は老朽化等の問題から取り壊しの危機にありましたが、市民によるワークショップを経て芦原太郎建築事務所により生まれ変わりました。
一見無骨でありながら、長い年月を経て尚存在し続ける建築の力強さを感じる建物です。

設計:芦原太郎建築事務所
所在地:宮城県白石市沢端町4-1
アクセス:白石駅徒歩約10分
竣工:1964年

4.白石市情報センター(八束はじめ+ユーピーエム)

続いて訪れた白石市情報センターは消防署の跡地に建設された情報センターで、別名アテネの愛称で親しまれる建築です。
何といっても特徴的なのはその外観で、3階部分が大きく張り出し眼前に迫ってきます。
内部も階段状に広がるシアターと呼ばれる空間があったり、当時としては最先端のメディア機器が誰でも利用できるようになっていて、情報化社会が訪れようとしている前夜の施設としてかなり先端的だったといえます。
ここまで見た建築からわかるように白石市はかなり攻めた建築が数多くつくられていて驚くばかりです。

設計:八束はじめ+ユーピーエム
所在地:宮城県白石市字亘理町37-3
アクセス:白石駅徒歩約10分
竣工:1997年


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5.旧刈田病院本館(橋本忠次郎)※現存せず

白石市情報センターのすぐ裏手にある旧刈田病院本館は明治15年に宮城病院白石分院本館として建築された病院建築です。
宮城県内最古の様式病院建築でもあり、1954年に現在の場所に移築されてからは図書館・公民館として利用されていました。
全国的にみても明治期の病院建築を伝えるかなり貴重な建物でしたが、残念ながら現在は解体されてしまったようです。
尚、現在の刈田病院は芦原太郎、北山恒、堀池秀人の3人の建築家によって2002年に建てれていて、私は未見ですが再度訪れた際には見学したいと思っています。

設計:橋本忠次郎
所在地:宮城県白石市字亘理町37-1
アクセス:白石駅徒歩約10分
竣工:1882年

6.日本基督教団白石教会※現存せず

続いて南に数分歩いたところにあるのが日本基督教団白石教会です。
まるでお城のようなかわいい塔が目印の教会で、シンプルで日本的な母屋と西洋風の塔の対比が面白いです。
こちらも大正期に建てられた教会建築としてかなり貴重な近代建築でしたが、残念ながら近年建て替えられてしまったようです。

所在地:宮城県白石市大手町2-7
アクセス:白石駅徒歩約10分
竣工:1924年

7.白石城

続いて訪れたのは白石市一の観光名所でもある白石城です。
白石城のあった場所は中世に白石氏の居館だったと伝えられてはいるものの、最初期の白石城がどのようなものであったかはわかっていないそうです。また、1615年によって江戸幕府が一国一城令を発した後も仙台藩では仙台城とともに白石城の存続が認められ、白石城は明治時代まで残ります。
白石城はその後度、重なる改修を重ねた後に明治期に一度解体されてしまいましたが、1995年に天守閣と大手一ノ門・大手二ノ門が歴史資料を基に復元されました。
尚、復元に当たっては天守閣には補強金具一切使わず、国産の木材を使って昔ながらの工法で建てるなど、全国的にみてもめずらしいかなりこだわり抜いた建物となっています。

所在地:宮城県白石市益岡町1-16
アクセス:白石駅徒歩約15分
竣工:1995年復元

8.白石市立白石第二小学校(芦原・北山設計共同企業体)

最後に訪れたのが白石城から南東に500mほど歩いたところに建つ白石市立白石第二小学校です。
行政と建築家とによるトップダウンではなく、市民や使い手である学校関係者とのワークショップを経てつくられたのが特徴で、学校機能の一部は市民にも開放されてまさに地域と一体となった学校が実現しています。
三角屋根の教室群は実際現地に建てってみると妙に風景に馴染んで見えて、かっこよくて洗練したデザインと懐かしさが同居する不思議な建築でした。

設計:芦原・北山設計共同企業体
所在地:宮城県白石市白石沖
アクセス:白石駅徒歩約8分
竣工:1996年
備考:第38回BCS賞

いかがでしたでしょうか。
ここまで白石市の建築家による代表的な作品を見てきましたが、この他にも街を歩いていると見応えのある近代建築がいくつもありました。
最後にそのうちのいくつかを簡単に紹介したいと思います。

奥州白石温麺協同組合(昭和初期)
旧山田時計店 (明治後期)昭和8年改修
萬源商店(昭和9年)

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発見ばかりの充実した建築トリップとなりました!


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