乃木坂で建築巡り!建築好きがおススメする名建築12選【東京乃木坂】

今日は東京都の乃木坂周辺で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築について紹介していきたいと思います。
乃木坂には地名の元にもなった旧乃木邸の他、各時代ごとに著名な建築家の作品が点在する建築パワースポットでもあるので、是非建築巡り・街歩きの参考、もしくはバーチャル建築巡りとして楽しんでいただければと思います。

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1.乃木神社(大江宏/大江宏建築事務所)

乃木神社

まず初めに紹介する乃木神社は、乃木坂駅を出てすぐのところに建つ神社で、隣接する敷地に建つ自邸で自刃した陸軍大将乃木希典と乃木静子夫妻を祀っています。
初代の社殿は明治神宮宝物殿や神田明神の設計を手掛けた大江新太郎氏が設計を行いましたが戦禍によって焼失していまいました。
現在の社殿は大江新太郎氏の息子であり、戦後日本を代表する建築家である大江宏氏が手掛けました。
反りの殆ど無い直線的な屋根は、シンプルながら気品と緊張感溢れるデザインになっていて、伝統的な建築空間とモダニズムの融合を試みた大江氏らしい建築となっています。

乃木神社

ちなみに2019年には授与所がリューアルされて、歴史ある建築群や自然と対比するようなスタイリッシュなデザインも見所です。

設計:大江宏/大江宏建築事務所(社殿、儀式殿、参集殿、宝物殿)、小栗誠詞/イド(授与所)
所在地:東京都港区赤坂8-11-27
アクセス:乃木坂駅徒歩約2分
竣工:1962年(社殿)、1983年(儀式殿、参集殿、宝物殿)、2019年改修(授与所)

2.旧乃木邸(北沢虎造+乃木希典)

旧乃木邸

乃木神社の隣に建つ旧乃木邸は、陸軍大将であった乃木希典と乃木静子夫妻が住んでいた邸宅です。
1912年の明治天皇の喪儀当日に、まさにこの自邸で乃木夫妻は自刃し、その後の乃木神社の創建と乃木坂という地名が生まれたというこの場所は、今ではちょっとした歴史遺産でもあります。
将軍がドイツ留学中に見た建築を参考にしたという邸宅は和洋折衷のシンプルなデザインとなっていて、外部の見学通路からぐるりと巡ることができます。
また、隣接する馬小屋は邸宅より10年以上前に建てられたレンガ造りの建物で、本邸と同じくらい見ごたえのある貴重な近代遺産です。

旧乃木邸
馬小屋

設計:北沢虎造+乃木希典
所在地:東京都港区赤坂8-11-32
アクセス:乃木坂駅徒歩約1分
竣工:1889年(馬小屋)、1902年(旧乃木邸)
開園時間:9:00~16:00
備考:港区有形文化財

3.乃木會館(大江宏/大江宏建築事務所)

乃木會館

乃木神社のすぐ隣に建つ乃木會館は、乃木神社と同じく大江宏氏が設計し、様々な結婚式や催し物が行われる会館です。
大江氏といえば、以前このブログでも三田の普連土学園を紹介しましたが、まさに同年に竣工した普連土学園にも通じるデザインが特徴です。
西洋の洋館の要素も感じるバルコニーや褐色のレンガ外壁などは普連土学園にも共通する要素ですが、それらの要素も乃木邸馬小屋や起伏のある地形などのこの場所ならではの要素とよく馴染んでいるのが面白いです。

設計:大江宏/大江宏建築事務所
所在地:東京都港区赤坂8-11-27
アクセス:乃木坂駅徒歩約2分
竣工:1968年

4.+SHIFT NOGIZAKA(山下泰樹/ドラフト)

旧乃木邸から乃木坂を下ってすぐのところに建つ+SHIFT NOGIZAKA(プラスシフトノギザカ)は2021年に竣工したばかりの12階建てのオフィスビルです。
植物の根をモチーフにしたという外装材は、乃木神社の森や乃木坂のパワーを吸って成長するイメージを形にしたもの。
ダイナミックで立体的な構成は、まさに乃木坂でこれから成長しようとしている企業を象徴しているようで、清々しさすら感じます。

設計:山下泰樹/ドラフト
所在地:東京都港区赤坂8-11-26
アクセス:乃木坂駅徒歩約2分
竣工:2021年

5.パークコート赤坂檜町ザ・タワー(隈研吾建築都市設計事務所+日建設計)

続いて紹介するパークコート赤坂檜町ザ・タワーは地上44階、高さ約166mの超高層マンション。
檜をコンセプトに、巨大の樹木の幹をイメージしてデザインされたというタワーマンションは、低層部から中間部では垂直に伸びる木調のフィンが細かい陰影をつくり出し、上層部では市松状のテラスが抽象的な樹木のイメージを想起させるデザインとなっています。
正に赤坂の大地から延びる巨大な幹のような建築は、個性的な建築や巨大建築プロジェクトが数多く乱立する赤坂・六本木エリアでもひと際存在感を発揮していました。

設計:隈研吾建築都市設計事務所+日建設計
所在地:東京都港区赤坂9-4-1
アクセス:乃木坂駅徒歩約3分
竣工:2018年

6.パークサイドシックス(坂倉建築研究所)

パークサイドシックスは、戦後日本で活躍した建築家坂倉準三氏の事務所の跡地に建てられた店舗兼集合住宅です。元からある樹木を残し、ボリュームを分節してズラしながら配置することで、控えめながら豊かな環境を建物の内外につくりだしているいぶし銀のような建築です。
ちなみに現在の坂倉建築研究所は道路を挟んだお隣に移転していますが、実は移転先の建物は元々は建築家の磯崎新氏のアトリエだった建物。蔦に囲まれた風格ある様に日本の建築界の歴史を感じるプチ建築フリーク聖地となっています。

設計:坂倉建築研究所
所在地:東京都港区赤坂9-5-12
アクセス:乃木坂駅徒歩約4分
竣工:2009年
備考:平成23年度 港区景観街づくり賞

7.アートプラザ1000(リシャール・ブリア)

アートプラザ1000は坂倉建築研究所から1分ほど歩いたところに建つスタジオです。
様々な形のボリュームが合わさった建物の外装はすべてミラーガラスで覆われていて、まるで都市のモニターのように周囲の風景を映し出しています。
設計を手掛けたリシャール・ブリア氏は、80年代に活躍したフランス人建築家で、今の日本にはない独特のギラギラ感と大胆さを感じます。

設計:リシャール・ブリア
所在地:東京都港区赤坂9-6-19
アクセス:乃木坂駅徒歩約4分
竣工:1986年

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