自由が丘で建築巡り!アートな散歩におススメの名建築10選を紹介【東京自由が丘】

建築巡りまとめ

今回は自由が丘駅周辺を建築巡りしてきましたのでその模様をレポートしたいと思います。
自由が丘といえばおしゃれな街といったイメージがありますが、建築においても黒川紀章やクライン ダイサム アーキテクツといった有名建築家がデザインした隠れ名建築がひしめく隠れ建築パワースポットでもあるのです。
では早速見ていきたいと思います。

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1.大塚文庫(大江宏)

まず最初に紹介する大塚文庫は自由が丘の小高い大地に建つ貸ギャラリーです。
建築の設計は国立能楽堂などの建築を手掛けた大江宏が行っていて、和の巨匠といわれた大江氏らしく小さいながら本格的な茶室や、崖や池沿いに建物を建てる「懸造」を再解釈したような構成が特徴的な建築です。
巨匠大江宏の遺作ともなった建築なので、大江建築のエッセンスが詰まった必見作品です。

設計:大江宏
所在地:目黒区自由が丘3-6-25
アクセス:自由が丘駅徒歩約10分
竣工:1989年

2.旧自由が丘美術館(森田克弥+川又美由喜)

旧自由が丘美術館は自由が丘の住宅地沿いに建つ美術館併設住宅です。
展示品に合わせて設計させた建物は、狭い敷地を上手く活かしながら外部の光や箱庭の緑を取り入れるように工夫されています。
残念ながら現在は美術館は閉館していていますが、2013年からは「Au Praxinoscope」という短編アニメーション専門のストア・ギャラリーになっています。

設計:森田克弥+川又美由喜
所在地:東京都世田谷区奥沢7-13-11
アクセス:自由が丘駅徒歩約8分

3.自由が丘のレジデンス(鈴木エドワード)

こちらは自由が丘駅から程なく歩いた公園に隣接する店舗兼ゲストハウスです。
1980年~90年代初頭に流行したアルミとガラスを使った外装が特徴的な建物で、設計は渋谷の宇田川交番やさいたま新都心駅を設計した鈴木エドワード氏が行っています。
メタリックな外観とはうって変って公園側にはさりげなく大きな開口部が設けられていて、内部は公園の緑を借景にしたり、上空からの取り入れたりと、周辺環境をうまく取り込む工夫がされていることにも注目の建築です。
1階は「あえん 自由が丘」というレストランになっているので、一般の人でも気軽に内部空間を堪能できるのもうれしいですね。

設計:鈴木エドワード
所在地:東京都目黒区自由が丘2-8-20
アクセス:自由が丘駅徒歩約6分

4.ラコルドビル(板井宝一郎)

ラコルドビルは自由が丘のちょっと入り組んだ路地を入ったところに立つ複合施設です。
色の使い方・素材の組み合わせは、一見派手な色を使っているようで妙に調和して見えるのが不思議なビルです。
様々な色や造形を組み合わせつつ、自由が丘の周りのビルとは一味違った個性を発揮しています。

設計:板井宝一郎
所在地:東京都目黒区自由が丘2-9-10
アクセス:自由が丘駅徒歩3分
竣工:1995年

5.IDEE SHOP 自由が丘(黒川紀章建設都市設計事務所)

IDEE SHOP 自由が丘はオリジナル家具や雑貨などを扱うIDEEの旗艦店で、設計は国立新美術館や中銀カプセルタワーを手掛けた黒川紀章建設都市設計事務所が行っています。
全面ガラス張りの外観は、当初はインテリアショップとして家具の展示に制約がでたり見え方に不自然さが出るなど反対意見も出たそうですが、内部のパーテーションなどの工夫で解決したそうです。
角地に建っていることもあり、絶えず街と交信している基地のような建築となっています。

設計:黒川紀章建設都市設計事務所
所在地:東京都目黒区自由が丘2-16-29
アクセス:自由が丘駅徒歩約3分
竣工:2008年

6.ガラスのシャッタースタジオ(坂茂/坂茂建築設計)

ガラスのシャッタースタジオはIDEE SHOPからすずかけ通りをさらに進んだところに建つレストラン兼オーナー住宅です。
作品名の名の通り、2層分の高さの巨大なシャッターが建物の正面と側面に取り付けられていて、シャッターを開くと屋根だけが宙に浮いているような開放的な建物に変化します。
建物の内部と外部の街との境界を曖昧にすることは坂茂氏の作品に共通するテーマですが、さすがに開放的すぎたのかタイミングが合わないだけなのかシャッターを全開にすることは少ないようです。

設計:坂茂/坂茂建築設計
所在地:東京都目黒区自由が丘3-10-18
アクセス:自由が丘駅徒歩6分
竣工:2002年

7.Luz自由が丘(久米設計)

Luz自由が丘はラコルドビルの向かいに建つ地上8階地下1階の複合施設です。
低層の住宅が立ち並ぶ自由が丘において、張り出したボリューミーな低層部とクリアなガラスの高層部によって独特の存在感を示しています。
低層部は「谷」のような切れ目の吹き抜けから裏路地に抜けられるようになっていて、街ゆく人々を自然と内部に誘い込むような仕掛けとなっていました。

設計:久米設計
所在地:東京都目黒区自由が丘2-9-6
アクセス:自由が丘駅徒歩3分
竣工:2009年

8.旧also Soup Stock Tokyo(永山祐子/永山祐子建築設計)

Luz自由が丘の向かいに建つ鉄骨造3階建ての建物は建築家 永山祐子氏がSoup Stock Tokyoの旗艦店として設計した建物です。
ガラスの透明なファサード角地の2面のサッシを全開にできる開放的なつくりが特徴の建物でしたが、現在はアパレル関係のショップに変わっています。
店舗の内容は変わってしまいましたが、店内に並べられた服がガラスのファサードを通して街に向けてディスプレイされているようで、自由が丘の雰囲気に馴染んでいるように感じました。

設計:永山祐子/永山祐子建築設計
所在地:東京都目黒区自由が丘1-26
アクセス:自由が丘駅徒歩3分
竣工:2016年

9.KOE HOUSE(クライン・ダイサム・アーキテクツ)

KOE HOUSEは今日本で最も注目されている建築事務所であるクライン・ダイサム・アーキテクツの手掛けたライフスタイルショップです。
クライン・ダイサム・アーキテクツといえば代官山の蔦屋書店や中目黒高架下が有名ですが、彼らの建築が自由が丘でも見れるようになった注目作品でしたが、残念ながら2020年に閉店してしまいました。
大きな家型のフレームに3層のフロアを設けて、その中を回遊できるような大胆な構成は新進気鋭の建築家集団らしい大胆さとスタイリッシュさを感じます。
今後この建物がどう使われるか大いに注目です。

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設計:クライン・ダイサム・アーキテクツ
所在地:東京都目黒区自由が丘2-9-19
アクセス:自由が丘駅徒歩約5分
竣工:2016年

10.九品山 浄真寺

最後に訪れたのは自由が丘駅から徒歩10分程のところにある浄真寺です。
浄真寺は駅名にもなっている「九品仏」の名で親しまれている由緒ある寺院ですが、その名の元になった9体の阿弥陀仏を安置する建物が三仏堂で、なんと300年以上前の1698年に建てられた建築です。
貴重な文化財もいつくも納められているだけでなく、私が訪れた時も何人もの人が丁寧にお参りする姿から長きにわたって地元の人の支えになってきたのだとしみじみ感じました。
また、仁王門も三仏堂より100年ほど後の時代に建てられたものですが江戸時代につくられた建物がそのまま残っていているもので、三仏堂と合わせて必見の建築となっています。

所在地:東京都世田谷区奥沢7-41-3
アクセス:自由が丘駅徒歩約10分
竣工:1698年(三仏堂)、1793年(仁王門)


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いかがでしたでしょうか。
まさに隠れ建築パワースポットと言えるような知られざる名建築が点在する自由が丘でした。
皆さんも機会があれば是非訪れてみて下さい。


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