今回は私が訪れた中から2026年にオープンしたオススメの建築をレポートしたいと思います。
【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今日も素敵建築を求めて東奔西走
【この記事で分かること】
・2026年オープンの建築を写真と文字でレポート
・2026年オープンの著名な建築家がデザインした建築をまとめ
ちなみに過去のオススメ建築についてはこちらの記事で紹介していますので、興味のある方は是非あわせてご覧下さい。
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1.ディオール バンブー パビリオン(2026年2月OP)

まず初めに紹介するディオール バンブー パビリオンは、代官山の猿楽町に2026年2月にオープンした世界的ファッションブランドの旗艦店です。
建物の外観はディオールのパリの本店30モンテーニュを引用し、ヨーロッパの伝統を踏襲しつつ煌びやかな華のあるデザインとなっています。
近づくと外装はバンブー(竹)をモチーフにした複雑で繊細な表情に変化するのも面白く、グローバルな普遍性と日本の美意識が合わさった建物となっています。
広大な敷地につくられた庭園や店内に見られる和紙をつかった内装も必見の代官山の新たな注目スポットです。


ランドスケープデザイン:西畠清順
所在地:東京都渋谷区猿楽町8-1
アクセス:代官山駅より徒歩約7分
竣工:2026年
2.スターバックス カフェ & アートギャラリー 谷中御殿坂(2026年3月OP)

スターバックス カフェ & アートギャラリー 谷中御殿坂は、日暮里駅から西に伸びる御殿坂沿いに建つスターバックスの店舗です。
谷中の住宅街のスケールにあった木造2階建ての店舗は切妻屋根を基調とした勾配屋根の正面にタイル張りの外壁を立ち上がり、現代の看板建築がデザインされているのが面白いところ。
距離や角度、天候によっても表情が変化する特注タイル、店内に展示された様々なアーティストの作品、木の架構やフロアレベルの調整、借景により広がりを感じる店内など見どころが満載の注目店舗です。


設計:HAGISO+スターバックスコーヒージャパン
所在地:東京都荒川区西日暮里3-2-5
アクセス:日暮里駅より徒歩約4分
竣工:2026年
3.OIMACHI TRACKS(2026年3月OP)

OIMACHI TRACKSは大井町駅北西エリアの再開発でつくられたオフィス、商業、ホテル、住宅等の複合施設です。
地上26階地下2階建てのホテル・住宅タワーと地上23階地下3階建てのオフィスタワー、2つのタワーを足元で繋ぎつつ街とも繋がる低層棟で構成された建物は、人々が行き交う歩行者通路が立体的に建物内外に連なっています。
歩行者通路(TRACKS)が垂直水平に広がり、様々な建築要素が反復と変化を伴いながら連なる楽曲(TRACKS)のようなデザインも注目ポイント。
新しく建設予定の品川区役所への動線になっていたり、大型シネコンがはいったりと大井町駅前の人の流れに大きな変化が起きそうな大井町の注目建築です。


設計:JR東日本建築設計
所在地:東京都品川区広町2、大井1
アクセス:大井町駅より徒歩約1分
竣工:2026年
4.高輪ゲートウェイシティ MoN Takanawa(2026年3月OP)

MoN Takanawaは、高輪ゲートウェイシティの一角にオープンした地上6階地下3階建ての文化複合施設です。このMon(The Museum of Narratives)は外装デザインを隈研吾建築都市設計事務所が手掛け、リング状の外装が地上から空に向かって変化しながら立ち上がり、内部ではフロアを横断した空間が縦横無尽に繋がるデザインが特徴。
固定の視点ではなく様々な場所や時間を焦点にした空間が広がる建築デザインは、このミュージアムのコンセプトとも一致しているのが面白いところ。
施設内はミュージアムの他にもイベントスペースを兼ねたアトリウムや、列車の行き交う風景が望めるテラス、屋上につくられた足湯など面白い仕掛けや空間が満載です。

中でも注目なのが6階のテラスに面したレストランカフェLAUBEです。
中山英之氏が設計を手掛けた店舗は、シンプルな白タイルや木素材を使いながら徹底したディテール処理によって心地良くも抽象的な空間がデザインされていて、ミュージアム鑑賞後の余韻に浸るのにもピッタリです。

詳細記事
・高輪「ゲートウェイシティ」話題の新駅に誕生した建築群を一挙に訪問
外装デザイン:隈研吾建築都市設計事務所
LAUBE内装デザイン:中山英之建築設計事務所
設計:JR東⽇本建築設計+JR東⽇本コンサルタンツ+⽇本設計+⽇建設計
所在地:東京都港区三田3-16-1
アクセス:高輪ゲートウェイ駅より徒歩約3分
竣工:2026年
5.JINS銀座店(2026年3月OP)

JINS銀座店は、銀座駅前の教文館ビルの低層部分を改修してつくられたアイウェアブランドJINSの旗艦店舗です。
教文館ビルといえば1933年に日本近代建築の父とも呼ばれるアントニン・レーモンドにより設計された銀座を代表する近代建築。
今回の店舗はインターナショナルスタイルの影響を受けた直線的で端正なデザインの建築に対して、柔らかで素材感のある膨らんだ外装が対比的にデザインされているのが面白いところ。
グローバルでスタイリッシュなブランドの建物が建ち並ぶ銀座の中で、和のモチーフや素材感を感じる店舗が一際際立っていたのも印象的でした。


設計:藤本壮介/藤本壮介建築設計事務所
所在地:東京都中央区銀座4-5-1
アクセス:銀座駅より徒歩約1分
竣工:2026年(改修)
6.新潮社ビル soko(2026年3月OP)

新潮社sokoは神楽坂に建つ大手出版社の倉庫の一部を改修したギャラリーです。
新潮社の社屋は10年以上かけて段階的に建てられましたが、共通のデザインコードで一帯の街並みを形成しているのが大きな特徴。
特に表情豊かな特注タイルの外壁やリズミカルに反復する開口部、階数は違うけれど建物高さは揃えられたシルエットなどが注目ポイントの建物。
そんな建物の一部を改修してオープンしたsokoは、歴史を感じさせつつも力強いコンクリートの躯体と、軽やかでコンテンポラリーな内装のコントラストが印象的なギャラリーとなっていて、これまで入れなかった出版社の倉庫空間の中で様々な作家さんの展示を楽しむことができます。


ギャラリーの一部のスペースはカフェになっていて、こだわりの珈琲を堪能することもできます。
設計:清水建設
改修設計監修:中村好文
所在地:東京都新宿区矢来町
アクセス:神楽坂駅より徒歩約1分
竣工:1959年(2026年改修)
備考:国登録有形文化財
7.江戸東京博物館(2026年3月ROP)

両国駅前に建つ江戸東京博物館は、江戸東京の文化の保存と継承をテーマに1993年に建てられた博物館です。
4本の巨大な大柱と2本の大梁のメガストラクチャーで建物を支えた構成が特徴の建物は、サブストラクチャーが時代の変化に応じて可変できるフレキシブルな建築が目指されています。
2026年の3月には改修デザインをプランテックが、改修空間デザイン監修は重松象平氏率いるOMAが手掛けたリニューアルが行われました。
新しく入れ替えられた模型や、デジタルサイネージやプロジェクターを使った館内デザインなどアップデートされた展示空間で江戸と東京の世界にトリップできる注目のスポットです。


設計:菊竹清訓/菊竹清訓建築設計事務所
改修設計:プランテック
改修空間デザイン監修:重松象平/OMA
所在地:東京都墨田区横綱1-4-1
アクセス:両国駅より徒歩約3分
竣工:1993年(2025年改修)
休館日:月曜
8.ドトールパークカフェYOYOGI(2026年4月OP)

ドトールパークカフェYOYOGIは、代々木公園内に建つ大手コーヒーチェーンのカフェです。
元々この場所には戦後間もなくに米軍の宿舎として建てられ、1964年の東京オリンピックではオランダ選手の宿舎としても使われた旧オリンピック記念宿舎がありましたが、老朽化等から建替えが行われ旧建物の外観を復元したカフェとして生まれ変わりました。
外観のイメージと調和しつつ五輪をイメージした照明など新しくデザインされたインテリアも楽しい代々木公園の新たな注目スポットです。


設計:西脇一郎デザイン事務所
所在地:東京都渋谷区代々木神園町2
アクセス:原宿駅より徒歩約3分
竣工:2026年
備考:外観は1946年の建物を一部復元
9.東京駅TOKYO STATION CAFE(2026年4月OP)

東京駅丸の内駅舎は東京の玄関口として1914年に竣工した駅舎です。
2012年に大規模な改修が行われて空襲で焼けて以来失われていたドームの復元再生が行われましたが、2026年4月には北ドーム横にTOKYO STATION CAFEがオープンしました。
1914年当時は待合室だった場所を改修したカフェは、荒々しくも風合い豊かな煉瓦の壁と新たに加わったスタイリッシュな内装のコントラスト鮮やかな空間となっています。
ドーム型のオリジナルケーキから旧国鉄の食堂車の味を受け継いだという特製ハヤシライスまで様々なメニューが味わえる注目のグルメスポットです。


原設計:辰野金吾
改修設計:船場
所在地:東京都千代田区丸の内1-9
竣工:2026年(改修)
備考:国重要文化財
10.黄金湯 新宿店(2026年7月OP)

黄金湯 新宿店は、東新宿で約50年営業してきた金沢浴場を改修した銭湯です。
銭湯内部ではモザイクタイル画や曲面天井など既存の要素を活かしつつ新たな要素が加えられているのが特徴で、時間経過の痕跡が幾重にも重ねられたようなデザインが面白いところ。
さらにバックヤードスペースを活用したサウナや水風呂、DJスペースを併設した休憩スペースなど古い銭湯の面影を残しながら現代の銭湯としてリニューアルしているのも素敵です。


改修設計:永山祐子建築設計
所在地:東京都新宿区新宿7-22-11
アクセス:東新宿駅より徒歩約3分
竣工:2026年
11.TOFROM YAESU TOWER(2026年9月OP)

TOFROM YAESU TOWERは、東京駅八重洲口前に建つ地上51階地下4階高さ約250mの複合施設です。
2026年の9月にオープンした施設は八重洲地下街を介して東京駅と直結していて、先行オープンしたバスターミナルの他、オフィス、店舗、劇場、ギャラリースペース等の様々な機能が詰め込まれています。
ガラスの外装のタワーは方向によって微妙に表情が異なるようにデザインされていたり、低層部では小さな建物が連なる八重洲の風景を「箱積み」の内外観として再現するなど各所に見どころが満載。
気軽に佇めるパブリックスペースも充実しているのも大きな特徴。映画監督の岩井俊二氏が書き下ろしたオリジナルストーリー「人魚の街」をモチーフにした8つの作品が施設内に点在していて、館内のアートがひとつのストーリーでつながるしかけも注目ポイントです。


設計:日本設計+大林組
所在地:東京都中央区八重洲1-6-1
アクセス:東京駅より徒歩約3分
竣工:2026年
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