高輪「ゲートウェイシティ」話題の新駅に誕生した建築群を一挙に訪問

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今回は話題のスポットである高輪ゲートウェイシティを訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・高輪ゲートウェイシティを実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・高輪ゲートウェイシティの基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント

1.山手線新駅 高輪ゲートウェイが面白い

今日訪れた高輪ゲートウェイシティは港区の旧品川車両基地跡を再開発してつくられた複合施設群です。
高輪ゲートウェイシティでは2020年にオープンした高輪ゲートウェイ駅をはじめ、2025年にオープンしたTHE LINKPILLAR1、2026年にオープンしたTHE LINKPILLAR2・MoN Takanawa等の建物で構成されています。

高輪ゲートウェイ駅

まず電車を降りてはじめに目に飛び込んでくる高輪ゲートウェイ駅は、JR山手線の駅としては西日暮里駅以来49年ぶりの新駅となった事でも大きな注目を浴びた駅舎です。

高輪ゲートウェイ駅外観

上空に掛けられた大屋根は折り紙をデザインをモチーフにしていて、このジグザグに折れ曲がるフレームと薄い膜が張られてた屋根からは壮大にして軽やかな印象を受けます。

隈研吾氏がこれまで様々な作品で問い続けてきた「屋根」という部位を駅や街との関係性の中で再解釈している建築でもあるのが大きな注目ポイント。

高輪ゲートウェイ駅

大きく架けられた屋根とその下に集う人々、そして水平方向に抜ける視線からは、最新の現代建築でありながら日本的な空間つくり方を感じずにはいられません。

高輪ゲートウェイ駅

他にも「身近な範囲は木材で、届かない範囲は鉄骨で」という法則がハッキリとみられるのもおろしろいところ。
先ほどの天井高の低い部分なんかは天井まで木材がふんだんに使われていますが、柱の上部をよく見てみると、遠くの範囲はすべて白い塗装がされた鉄骨や膜材が使われていたりします。
詳細記事
・高輪「高輪ゲートウェイ駅」隈研吾氏デザインの話題の新駅をレポート

高輪ゲートウェイ駅
デザインアーキテクト:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
設計:東日本旅客鉄道東京工事事務所、東京電気システム開発工事事務所、JR東日本コンサルタンツ・JR東日本建築設計JV
カフェ内装設計:スターバックスコーヒージャパン
所在地:東京都港区港南2
竣工:2020年
備考:2020年度グッドデザイン賞
令和2年度鉄道建築協会賞

駅を降りると地上29階と地上30階のツインタワーTHE LINKPILLAR1がお出迎えしてくれます。

高輪ゲートウェイシティ

高輪ゲートウェイ駅の開業から程なく経った2025年にオープンしたTHE LINKPILLAR1はオフィス・ホテル・商業施設と様々な施設が詰め込まれていますが、ルミネが展開する大規模商業施設NEWoManが大きな話題となりました。

2.NEWoManにはいる入場料がかかる本屋を訪問

このNEWoManには以前このブログでも紹介した「入場料がかかる本屋」というコンセプトの書店「文喫」の新店舗がはいっています。
関連記事
・六本木「文喫」素敵な本と出会えるちょっと変わった書店建築をレポート

エスカレーターで5階にあがったところにある店舗は入場料のかからない一般的な書店ゾーンと、入場料のかかる有料ゾーンに分かれています。

有料ゾーンは眺望のよい窓際席から、カフェのようなテーブル席、ひとり用のカウンター席、グループで使えるボックス席まで様々で、入場料に含まれるドリンクを飲みながらじっくりと本を吟味したり読んだりできます。

3000m2を超える店舗は様々な性格のゾーンに分かれていますが、天井のフレームや本棚で空間のトーンやカラーが統一され、全体としてひとつの店舗としてまとまって見えます。

また、内装は配管や躯体が剥き出しの天井に木や金属のフレームが架かるスタイリッシュなデザインとなっていますが、細かいところに目を向ければ統一された中に様々な素材を使い分けられていて多様な場所が形つくられているのも面白いです。

書棚には文学作品から生活、アート、グルメ、サイエンスからビジネス書まで様々なラインナップの本が並んでいるのですが、ちょっと関連する近しいテーマの本が並列で並べられていて思いがけない一冊を手にとるきっかけにもなります。

BUNKITSU TOKYOでは別途料金にはなりますが、ちょっとしたカフェメニューを頼むこともできます。

この日頼んだ全粒粉のスコーンとバタークリームは読書のお供にもピッタリで、見つけた本を片手に普段手に取らない本との思いがけない出会いを堪能しました。

THE LINKPILLAR1
外装デザイン・エントランス内装デザイン:ピカード・チルトン
建築設計:JR東日本建築設計+JR東日本コンサルタンツ+日本設計+日建設計
ニュウマン高輪設計:sinato+浅子佳英氏/PRINT&BUILD
所在地:東京都港区高輪2-21
アクセス:高輪ゲートウェイ駅より徒歩約1分
竣工:2025年

3.文化複合施設MoN Takanawaにも注目

最後に訪れたのは高輪ゲートウェイシティの一角に2026年にオープンした地上6階地下3階建ての文化複合施設MoN Takanawaです。

MoN Takanawa

このMon(The Museum of Narratives)は外装デザインを隈研吾建築都市設計事務所が手掛け、リング状の外装が地上から空に向かって変化しながら立ち上がり、内部ではフロアを横断した空間が縦横無尽に繋がるデザインが特徴です。

固定の視点ではなく様々な場所や時間を焦点にしながら空間が広がる建築デザインは、このミュージアムのコンセプトとも一致しているのが面白いところ。

MoN Takanawa

施設内はミュージアムの他にもイベントスペースを兼ねたアトリウムや、列車の行き交う風景が望めるテラス屋上につくられた足湯など面白い仕掛けや空間が満載でした。

さらに注目なのが6階のテラスに面したレストランカフェLAUBEです。
シンプルな白タイルや木素材を使いながら徹底したディテール処理によって心地良くも抽象的な空間がデザインされていて、ミュージアム鑑賞後の余韻に浸るのにもピッタリした。

MoN Takanawa

MoN Takanawa
外装デザイン:隈研吾建築都市設計事務所
LAUBE内装デザイン:中山英之建築設計事務所
設計者:JR東⽇本建築設計+JR東⽇本コンサルタンツ+⽇本設計+⽇建設計
所在地:東京都港区三田3-16-1
アクセス:高輪ゲートウェイ駅より徒歩約2分
竣工:2026年

素敵な建築をたっぷりと堪能してこの日の建築巡りも大満足のものとなりました。
とてもオススメのスポットでアクセスもしやすいので、気になった方は是非訪れてみてくださいね。

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・建築本「一級建築士矩子の設計思考」がスゴい!話題の本格建築漫画をレポート

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