高輪で建築巡り!建築好きがおススメする名建築15選【東京高輪】

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9.高輪のフォトスタジオ(谷内田章夫)

続いて訪れたのは高輪台の住宅地の中に建つ高輪のフォトスタジオです。
地上3階地下1階の建物は要求されたフォトスタジオのヴォリュームを包み込むシンプルな直方体としてデザインされています。
ガラスブロックや金属パネルといった現代的な素材を組み合わせながらつくられた直方体は、まさにそれ自体が作品と言ってもいいくらいの美しさを持っていて、周辺の住宅の高さに合わせるように配されたガラスブロックからは優しい印象も受けます。
訪れた時は竣工から25年も建っていましたが、古びた感じは全くなく、つい最近計画されたようなスタイリッシュさを持っていたのがとても印象的でした。

設計:谷内田章夫/ワークショップ
所在地:東京都港区高輪3
アクセス:高輪ゲートウェイ駅徒歩約10分
竣工:1999年

10.味の素グループ高輪研修センター(久米設計)

味の素グループ高輪研修センターは味の素の創業者鈴木家の邸宅跡地に建てられた建物で、その名の通り味の素グループの研修施設とギャラリー、図書館施設の複合建築です。
スタイリッシュで現代的な外観にも目が引かれますが、元々あった建物の古材を保存・利用したり、内部に本格的な庭園を設けたりと様々な歴史や条件に配慮した建築となっています。
企業の施設なので、内部を細部まで体験することはできませんでしたが、まさに伝統と革新の両面を体現したような建築に注目です。

設計:久米設計
所在地:東京都港区高輪3-13-65
アクセス:高輪ゲートウェイ駅徒歩約10分
竣工:2004年
備考:東京建築賞、日事連建築賞、日本免震構造協会賞、日本建築学会作品選集

11.カトリック高輪教会(船越徹)

二本榎通りの終着点に建つのはガラスと金属の質感が印象的なカトリック高輪教会です。
現代的な素材を使った協会は数多くありますが、30年以上前に建てられたこの教会ほどスタイリッシュな教会建築は中々ありません。
骨組みが明快に表れつつ、ガラスの透明性を持った教会は、むしろそれこそが現代の教会の姿と言わんばかりの軽やかさを持って訴えかけてくるようでもあります。
三角屋根と丸みを帯びたかまぼこ屋根のリズムも心地よくて、従来の教会にはない親しみやすさを生んでいる点もとても好印象でした。

設計:船越徹/アルコム
所在地:東京都港区高輪4-7-1
アクセス:高輪ゲートウェイ駅徒歩約15分、品川駅徒歩約5分
竣工:1989年

12.新高輪プリンスホテル(村野藤吾)

カトリック高輪教会の目の前に建つ新高輪プリンスホテルは昭和の日本を代表する建築家 村野藤吾が手掛けた高輪のランドマークともいえるホテルです。
同じような客室が立ち並ぶ高層ホテルでも、村野の手に掛かれば美しく親しみやすい唯一無二の建築になってしまうのが凄いところです。
このホテルの外観を特徴付けている半円形のバルコニーや、他の村野建築にも共通する有機的デザインが余すところなく体験できるこの建築はまさに名建築というのにふさわしい建物です。
どこを見ても見どころ満載なので、訪れた際は時間をとってゆっくりとその意匠を鑑賞することをおススメします。

設計:村野藤吾/村野・森建築設計事務所
所在地:東京都港区高輪3-13-1
アクセス:高輪ゲートウェイ駅徒歩約15分、品川駅徒歩約5分
竣工:1982年

13.茶寮恵庵(村野藤吾/村野・森建築設計事務所)

プリンスホテルで見逃せないのが、敷地内に建つ茶寮恵庵です。
この建物は村野が亡くなる直前に計画された遺作の一つと言われていて、建築家村野藤吾の数寄屋建築の集大成ともいえます。
建築も出てくる料理もまさに1流。残念ながら私が訪れた時は中を見ることはかないませんでしたが、いつか訪れてみたいと思います。
入口の山門も何とも可愛らしくてデザインでしたが、これも村野氏によるものなのでしょうか。あまり見たことがない独特のデザインでしたが、周りの自然とうまく調和しつつしっかり存在感も示す門にも見惚れてしまいました。

設計:村野藤吾/村野・森建築設計事務所
所在地:東京都港区高輪3-13-1
アクセス:高輪ゲートウェイ駅徒歩約15分、品川駅徒歩約5分
竣工:1985年

14.高輪プリンスホテル貴賓館(片山東熊+木子幸三郎+渡辺譲)

ここまでくるとだいぶだいぶ品川駅に近づいてきましたが、高輪プリンスホテルの敷地の北東に建つ貴賓館も見逃してはいけません。
この貴賓館は元々は旧宮家竹田宮の邸宅として計画され、宮内省内匠寮の片山東熊らによって設計がなされました。片山と言えば工部大学校(現東京大学)の建築学科の1期生として日本の建築界の礎を築いた人物として知られますが、そんな宮内省内匠寮の技術と知性をフルに発揮して建てられたのがこちらの建物です。
本場のヨーロッパの建築と比べても遜色のない圧倒的なデザインは細部にわたって見応え抜群です。竣工から約60年たって改修復元を行ったのが村野藤吾という点も建築好きにとってはたまりませんね。

設計:片山東熊+木子幸三郎+渡辺譲(改修:村野藤吾)
所在地:東京都港区高輪3-13-1
アクセス:高輪ゲートウェイ駅徒歩約15分、品川駅徒歩約3分
竣工:1911年(1972年改修)

15.ホテルパシフィック東京(坂倉建築研究所)

最後に紹介するホテルパシフィック東京は品川駅の目の前の敷地に建てられた地上30階建てのホテルです。現在は品川グースの名称で呼ばれる建物は今年で築50年となりました。
旧宮家の跡地の自然を最大限残しつつ活用するよう綿密に計画された建物は高層部は「く」の字に折れ曲がったほうな外観に、低層部は緑地や斜面の特性を最大限考慮した立体的な構成になっています。
低層部は隣接して設けられた日本庭園や今も残る豊かな自然を存分に取り込むように計画されていて、建築家坂倉準三の遺作にして集大成ともいえる作品となっています。
個人的にも思い出の多い建物なのですが、2021年の3月をもって閉館となってしまいまいとても残念です。形あるものの宿命でもありますが、最後までその雄姿を見届けたいと思います。

設計:坂倉建築研究所
所在地:東京都港区高輪3-13-3
アクセス:高輪ゲートウェイ駅徒歩約15分、品川駅徒歩約3分
竣工:1971年


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