表参道は有名建築の聖地!建築巡りにおススメの作品15選を紹介【東京表参道】

建築巡りまとめ

今回は東京表参道の建築の中から、建築巡りにおススメを15作品に厳選して紹介したいと思います。

表参道は有名建築家の作品が数十も乱立する日本一といってもいいほどの建築パワースポットですが、今回は特にその中でも重要な建築をピックアップしています。
尚、厳選しても数が多いので前半と後半に分けて紹介していきたいと思います。

1.フロム・ファーストビル(山下和正建築研究所)

フロム・ファーストビルは細かいセットバックを繰り返しながら様々なヴォリュームが重なりあう複合商業ビルです。
小さく分節されたボリュームの隙間は広場やアトリウムになっていて、建物の中に街が入り込んでいます。街の延長のような感覚で、気軽に建物の中に入り込んだり、外にでたりできる建築です。
45年前の建築とは思えない建物ですが、建築家による表参道・南青山の建築の最初期の作品で、この作品から表参道の現代建築は広がっていったといっても過言ではありません。

設計:山下和正建築研究所
所在地:東京都港区南青山5-3-10
最寄駅:表参道駅徒歩8分
竣工:1975年

2.スパイラル(槇文彦)

スパイラルは通りに見えるファサードに様々な形が並んだ外観が特徴的な商業ビルです。
設計したのは建築界の大御所槇文彦氏で、いろんな要素がごったに組み合わさっている外観ですが、見れば見るほどプロポーションの美しさや品の良さが際立つ作品です。
槇文彦といえば代官山のヒルサイドテラスが有名で、段差や奥性を上手く利用しながら代官山に回遊性を持たせて街のそのものを変えてしまったことはもはや伝説となっています。このスパイラルではその回遊性が一つのビルの中で達成されていて、その先に見える光や空間に導かれるように建物の中を立体的に巡ることができます。

設計:槇文彦
所在地:東京都港区南青山5-6-23
最寄駅:表参道駅徒歩5分
竣工:1985年

3.COLLEZIONE(安藤忠雄)

COLLEZIONEはオーナーの住所を含む地下3階地上4階の複合商業施設です。
設計は世界のANDOともいわれる安藤忠雄氏によるもので、ガラスを前面に使っている他の商業施設とは一線を画しています。
一見無表情見えるコンクリート打ちっ放しの外観とはうってかわって中に入るとダイナミックで繊細な空間が広がっています。
竣工から40年以上経っていますがきちんとメンテナンスされていて、安藤氏の比較的初期の作品が東京で体験できる貴重な建築です。

設計:安藤忠雄
所在地:東京都港区南青山6-1-3
最寄駅:表参道駅徒歩9分
竣工:1989年

4.明治安田生命青山パラシオ(リカルド・ボフィル)

明治安田生命青山パラシオはスペインバルセロナ出身の建築家リカルド・ボフィルが外装デザインを手掛けたことで有名な作品です。
リカルド・ボフィルの日本での作品はユナイテッドアローズ原宿本店、東京銀座資生堂ビル、ラゾーナ川崎プラザなどがありますが、明治安田生命青山パラシオも日本で見れる数少ない作品のうちの一つです。
13階建てのガラスのファサードの中に古典主義の美しい意匠が配置されていて、他の現代的な商業ビルとは一味違った優雅さを味わうことができます。

設計:リカルド・ボフィル(外装デザイン)
所在地:東京都港区北青山3-6-7
最寄駅:表参道駅徒歩1分
竣工:1999年

5.ルイ・ヴィトン表参道(青木淳)

ルイ・ヴィトン表参道は建築家によるブランド建築が立ち並ぶ表参道においていち早く建てられた建築です。
大きな箱が積み重なったかのような外観が特徴的で、設計者の青木淳さんはこれをルイ・ヴィトンの象徴であるトランクを積み重ねることから発想したといいます。
重ねられた箱の表面はダブルスキンいう2重の構造になっていて、見る角度や距離によって違った表情を街に発信しています。街を歩いていると「なんだろう?」と思わず中を覗いてみたくなります。
このダブルスキンと分割されたボリュームが緩衝帯となっているので、ブランドビルとして目立ちながらも圧迫感を与えずに優しい表情をみせているのも面白いです。

設計:青木淳
所在地:東京都渋谷区神宮前5-7-5
最寄駅:表参道駅徒歩5分
竣工:2002年


↑青木淳さんについてはこちらの書籍も合わせておススメです。
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6.ディオール表参道(妹島和世+西沢立衛/SANAA)

ディオール表参道はまさにドレスを纏ったのようにガラスに揺らめくアクリルカーテンと水平のスラブが特徴的な建物です。
8層に見える外観からは想像できないのですが、実はこの建物4階建てなのです。
高さの異なる設備階が設けられていて、その天井のラインが外観に現れて8層のファサードとなっているのですが、まるでこの場所だけが重力の制約を受けていないのではないかと思えるような建築です。
TOD’sビルと同じく、これまでの「建物の床や壁はこういうもの」という概念を打ち破る実験的な建築です。

関連記事
・ディオール表参道はドレスを纏った建築!?表参道の注目建築に迫る!

設計:妹島和世+西沢立衛/SANAA
所在地:東京都渋谷区神宮前5-9-11
最寄駅:表参道駅徒歩5分
竣工:2003年

7.ONE表参道(隈研吾)

ONE表参道は表参道の交差点から目と鼻の先に建つ店舗やオフィスの複合ビルです。
設計は今日本で最も注目されている建築家の隈研吾氏によるもので、けやき並木の上に伸びるカラマツの木製ルーバーが特徴的です。
低層部は表参道にふさわしく徹底的にガラスの開口部と広告スペースとしつつ、上層部はガラスの表面にルーバーを設けることで並木道への緩衝材としています。
ガラスをルーバー越しに見せることで、上層部の存在感がより不確かになっていく様は実際に現地で見てみるととても不思議な感覚を覚える建物です。

設計:隈研吾
所在地:東京都渋谷区神宮前5-9-11
最寄駅:表参道駅徒歩2分
竣工:2003年

8.プラダ・ブティック青山店(ヘルツォーク&ド・ムーロン)

前半最後に紹介するのはプラダブティック青山店です。
設計者のヘルツォークとド・ムーロンはスイス人の建築ユニットで、北京の「鳥の巣」スタジアムを設計した建築家でもあります。
この特徴的な外形は斜線規制や日影規制といった建物の外形を切り取って規定する法律の中で、最大まで大きい建物をつくろうとした結果導かれたといわれています。まさにこの敷地によって宝石の原石が切り出されたかのような建築です。
また、全面の湾曲したガラスは建築の中の空間と自分が歩いている場所が繋がったような不思議な体験ができ、表参道の街と応答している名建築です。

関連記事
・プラダ青山店は街に切りだされた原石!その建築の魅力を解説

設計:ヘルツォーク&ド・ムーロン
所在地:東京都港区南青山5-2-6
最寄駅:表参道駅徒歩5分
竣工:2003年

後半9-11へ

いかがでしたでしょうか。
後半の9~15はこちらへ


↑表参道の建築についてはこちらの「表参道を歩いてわかる現代建築」もおススメです。是非合わせてみてみて下さい(Amazonでチェック!)


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