晴海で建築巡り!おススメの名建築8選を紹介

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こんにちは。建築好きのやま菜です。
今日は東京都中央区の晴海で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築について紹介したいと思います。
1990年代から急激に開発が進み、オリンピックの選手村をはじめ今東京で最も注目されているエリアの一つである晴海の建築に一緒にトリップしていきましょう!

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・晴海エリアでの建築巡りを写真と文字でレポート
・晴海エリアの著名な建築家がデザインした建築や歴史のある近代建築をまとめ
・晴海エリアの建築の見どころや注目ポイントを解説

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1.晴海アイランドトリトンスクエア(都市基盤整備公団+日建設計+山下設計)

まず初めに訪れた晴海アイランドトリトンスクエアは晴海1丁目地区に建てられた晴海団地の再開発プロジェクトです。
このトリトンスクエアはX・Y・Z・Wの4つの棟から成り、住宅、商業、オフィス、文化施設が複合する超巨大建築として、今や晴海のランドマークとして定着しています。
巨大なアトリウムによって向かい入れられる内部は、まさにまさに建築が1つの街となっているような圧倒的なスケール感を感じます。
3つのタワーを連結するブリッジは、それ自体が連結制振装置となって揺れを軽減する仕組みとなっているそうで、細かい部分に仕込まれた高度で実験的な技術も面白い建築です。

設計:都市基盤整備公団+日建設計+山下設計
所在地:東京都中央区晴海1-8-16
アクセス:勝どき駅より徒歩約3分
竣工:2001年
備考:第43回BCS賞

2.晴海グランドホテル(上浪恒)

晴海グランドホテルは元々はホテル・デン晴海、現在はホテルフクラシア晴海とも呼ばれる地上10階建ての宿泊施設です。
何といっても一度見たら虜となるような可愛らしい出窓の造形や、レトロ感と近未来感が同居している不思議さがその魅力でもあります。
低層部の人工地盤や上空に飛び出るコア部分、細胞を思わせるような出窓はこの建築ができる3年前に竣工した中銀カプセルタワービルにも通じるものがありますが、可愛さと親しみやすさはこちらの建物に分があります。個人的には東京で一番好きなホテルはこの建築なのですが、ホテルフクラシア晴海も2021年の3月に閉館してしまい、今後の行く末が気になります。

設計:上浪恒/構想建築設計研究所
所在地:東京都中央区晴海3-8-1
アクセス:勝どき駅より徒歩約4分
竣工:1975年

3.ザ・パークハウス晴海タワーズ(三菱地所設計+リチャード・マイヤー)

ザ・パークハウス晴海タワーズはクロノレジデンスとティアロレジデンスの2つの棟からなる総戸数1744戸の超高層ツインタワーマンションです。
この2つの棟は世界的建築家のリチャード・マイヤー氏がそれぞれの棟ごとにコンセプトデザインを手掛けていて、クロノレジデンスはWeave(織り布)、ティアロレジデンスはOrigami(折り紙)がキーコンセプトになっています。
タワーマンションといえばどの建物も同じような画一的なものになりがちですが、実際にこの建物を見てみると儚く繊細な日本的なイメージが確かに外観に現れているのを感じることができます。

建築設計:三菱地所設計
コンセプトデザイン:リチャード・マイヤー
所在地:東京都中央区晴海2-3-30
アクセス:勝どき駅より徒歩約5分
竣工:2016年
備考:2016年度グッドデザイン賞

4.パークタワー晴海(大林組+光井純)

ザ・パークハウスをさらに進んだところに建つパークタワー晴海は地上48階、総戸数1076戸の超高層タワーマンションです。
帆船をイメージしてデザインされたという外観から、太く力強い幹のラインと、白く軽やかな帆のイメージを読み取ることが出来ます。
また「イマジネーションランド」と名付けた足元の庭園はオリエンタルランドが手掛けていて、こちらも他のタワーマンションとは一味違った本格的な庭園を味わうことができます。
ザ・パークハウス晴海が海外建築家による日本的なデザインだったのに対して、こちらのパークタワー晴海は日本人建築家による海外を連想させるデザインとなっているのも面白いです。

建築設計:大林組
デザイン監修:光井純/JMA
外溝コンセプトデザイン:オリエンタルランド
所在地:東京都中央区晴海2-2-42
アクセス:勝どき駅より徒歩約6分
竣工:2019年

5.都立晴海総合高等学校(アルセッド建築研究所)

都立晴海総合高等学校・都立短期大学は晴海の運河沿いに建つ都立高校と短期大学です。
運河に面する側に主要な教室やエントランスが配置されていて、晴海ならではの立地や環境を最大限享受できるように計画されています。対岸から見る外観は圧巻の美しさですが、学校側から見る川や対岸の環境も絶景だろうと想像すると本当に羨ましいです。
遠目から見ると造形的でマッシブなイメージでしたが、近づいてみるとガラスの柔らかな外皮によってバッファーゾーンがつくられていて、敷地の内外を緩やかに繋げていることが分かります。

設計:アルセッド建築研究所
所在地:東京都中央区晴海1-2-1
アクセス:勝どき駅より徒歩約8分
竣工:1998年
備考:第38回BCS賞

6.HARUMI FLAG

HARUMI FLAGは晴海の西側の18haにも及ぶ広大な敷地の再開発プロジェクトで、東京オリンピックの選手村として活用後は、5000戸を超える住宅、商業施設や文化施設を有し約1万人以上の人々が暮らす都内でも類を見ない都市計画プロジェクトでもあります。
広大な敷地はSEA VILLAGE、PARK VILLAGE、SUN VILLAGE、PORT VILLAGEといった街区に分類されていて、日本を代表する設計事務所や著名な建築家がそれぞれのデザインを担当しています。
私が訪れたときは2021年の春時点では巨大なディストピアのような世界が広がっていました。まだ建設途中のエリアも多くある中での感想なので、完成してから再度訪れたいと思いますが、とてつもない資金と材料と労力をかけて建設される街が本当にサステナブルで将来への資産となるのかしっかりと見ていきたいと思わせてくれる街でした。

マスターアーキテクト・デザインアーキテクト:光井純/JMA
ランドスケープアーキテクト:鳳コンサルタント
ライティングアーキテクト:内原智史デザイン事務所
再開発コンサルタント:日建設計
街区デザイン:
日本設計、長谷工コーポレーション、日建ハウジングシステム、東急建設、三菱地所設計、前田建設工業、三井住友建設、安田アトリエ、NAP建築設計事務所、サポーズデザインオフィス他
所在地:東京都中央区晴海
アクセス:勝どき駅より徒歩約10分
竣工:2021年~

7.晴海埠頭警備派出所(竹山実)

晴海埠頭警備派出所は晴海埠頭にある晴海客船ターミナルの手前に建つ交番です。
向かいには晴海のランドマークである晴海客船ターミナルが建ちますが、晴海客船ターミナルだけでなくこちらの交番も竹山実氏による設計です。
向かいの建物に呼応しつつ、海風を受けて今にも浮かび上がりそうに見えるデザインが何ともかわいらしい建物です。
外周部に周るホワイトのフレームも効果的に効いていて、建物の周りにやわらかいバッファゾーンをつくり出しているのも面白いです。

設計:竹山実/竹山実建築綜合研究所
所在地:東京都中央区晴海5-6-20
アクセス:勝どき駅より徒歩約15分
竣工:1991年

8.晴海客船ターミナル(竹山実)

晴海客船ターミナルは晴海ふ頭に建つ客船ターミナルで、建設から30年に渡り東京の海の玄関口として様々な旅路の舞台となってきました。
シンボリックなガラスの箱の中にある鮮やかな赤のボリュームをみるとこれから始まる旅路や、昨日まで経験していた旅の景色の興奮が鮮やかに感じされるようにも思えます。
竹山実氏と言えば代表作であるSHIBUYA109のようにシンボリックな建築が得意な建築家ですが、夕日に浮かびあがるシルエットや、夜にランタンのように光り輝く様はまさに街のランドマークといえます。
残念ながら2021年の東京五輪の閉幕後に解体される予定となっていて、あと少ししかその姿を見れないのが何ともさみしいです。

設計:竹山実/竹山実建築綜合研究所
所在地:東京都中央区晴海5-7-1
アクセス:勝どき駅より徒歩約15分
竣工:1991年

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