外苑前で建築巡り!おススメの名建築12選を紹介

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今日は東京都の外苑前周辺で建築巡りをしてきましたので、そこで出会った名建築について紹介していきたいと思います。
注目建築が目白押しなので、是非建築巡り・街歩きの参考、もしくはバーチャル建築巡りとして楽しんでいただければと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・外苑前エリアでの建築巡りを写真と文字でレポート
・外苑前エリアの著名な建築家がデザインした建築や歴史のある近代建築をまとめ
・外苑前エリアの建築の見どころや注目ポイントを解説

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1.青山タワービル(吉村順三)

青山タワービル

外苑前駅を降りてまず初めに見えてくる青山タワービルは、近代日本を代表する建築家 吉村順三氏が手掛けた16階建てのオフィスビル。
15層のボリュームが軽快に宙に浮いているように見えるのが何とも不思議なビルなのですが、近づいてみてみると、奥にまとめられたエレベータなどのコアの他には4本の柱だけで支えられていることに気づき驚きます。

青山タワービル
青山タワービル

青山通りに呼応するような水平窓と、避難バルコニーも兼ねた両側の縦スリットの対比や、足元の立体的なオープンスペースなど、一見地味に見える建物には建築家の工夫が散りばめられています。

設計:吉村順三/吉村順三設計事務所
所在地:東京都港区南青山2-24-15
アクセス:外苑前駅より徒歩約1分
竣工:1969年

2.フォーラムビルディング(谷口吉生)

フォーラムビルディング

青山タワービルのお隣に建つフォーラムビルディングは日本を代表する建築家 谷口吉生氏が手掛けた12階建ての賃貸オフィス。
建物の外観を構成するのは3600mmグリッドで、このステンレスフレームの立面の美しさは思わず息を呑むほど。
シンプルな構成の中に儚さや日本的な美意識を感じるデザインに谷口建築の真骨頂が表れています。

フォーラムビルディング

1階の前面道路部分が青山タワービルと同じく細い柱に支えられたピロティになっているのは、吉村氏の建築に対するオマージュでしょうか。40年の時を経て建てられた2つの建築が連続することで、地上部の都市空間に豊かなオープンスペースと景観をつくり出しています。

設計:谷口吉生/谷口建築設計研究所
所在地:東京都港区南青山2-24-11
アクセス:外苑前駅より徒歩約1分
竣工:2009年

3.梅窓院(隈研吾)

フォーラムビルディングのさらにお隣に建つ梅窓院(ばいそういん)は正式名称を長青山宝樹寺梅窓院といい、青山という地名の語源にもなった由緒ある寺院。
2003年には建築家隈研吾氏を中心に大規模な再生プロジェクトが行われ、新たな都市のコミュニティ施設をコンセプトにホールや事務所、集合住宅が建築されました。

梅窓院

まず注目なのは寺院へのアクセスする竹林。青山通りの喧騒から宗教空間へとワープするトンネルの役割を担っています。

こちらの寺院棟では現代的な素材を使いながらも、彫の深い素材やルーバーを使って陰影を生み出したり、屋根が延長して建物全体をまとめ上げる隈研吾氏のデザイン手法を随所にみることができます。
その他にも、境内の一部に一般定期借地権を設定して事務所や共同住宅をつくるなど、都心の寺院の再生手法としても面白い取り組みをしています。

梅窓院

設計:隈研吾建築都市設計事務所+長谷工コーポレーション(寺院・住居棟)、松田平田設計(事務所棟)
所在地:東京都港区南青山2-26-38
アクセス:外苑前駅より徒歩約3分
竣工:2003年
公式HP:https://www.baisouin.or.jp/

4.ドーリック(隈研吾)

梅窓院からすぐのところにあるドーリックは、ギリシャのドリス式の柱が巨大化しそのまま建築になったような一風変わったビル。
設計を行ったのはなんと独立後間もない隈研吾氏。当時、新進気鋭の若手建築家として活動し始めていた隈研吾氏は、ポストモダンの理論を使ってこのような建築を次々と発表していました。

バブル崩壊と共にポストモダンの建築が終焉を迎えると、隈研吾氏は今までの理論とはむしろ正反対の、環境に溶け込む建築・自然の素材を使った建築家に転身することになります。
現在では日本建築界の大家となった隈研吾氏のルーツを知る上では欠かせない建築でもあるので、近くを訪れた際は梅窓院と合わせて是非見ておきたい作品です。

設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
所在地:東京都港区南青山2-27
アクセス:外苑前駅より徒歩約3分
竣工:1991年

5.テピア(槇文彦)

北青山に建つテピアは先端的技術の情報発信拠点として建てられたギャラリー・ホール・会議室等の複合施設です。
設計を手掛けたのはテピアの少し先に建つ東京体育館や、代官山のヒルサイドテラスの設計者として知られる建築家 槇文彦氏。
20世紀初頭に興った造形運動 デ・スティルを連想する抽象的なデザインは、竣工から30年以上経った現在でも普遍的な美しさを感じます。
ガラスと金属という19世紀後半から世界中で繰り返し使われ続けてきた素材を組み合わせて再構成することで、先端技術の発信拠点にふさわしい建物を表現するというのは、恐ろしく知的で感服してしまいます。

設計:槇文彦/槇総合計画事務所
所在地:東京都港区北青山2-8-44
アクセス:外苑前駅より徒歩約5分
竣工:1989年

6.青山OMスクエア(佐藤尚巳建築研究所)

青山OMスクエア

続いて青山通りに戻って東に程なく進むと見えてくるのは、地上25階建て高さ約120mのオフィスビル青山OMスクエアです。
1・2階の基壇部をフレームで囲い、3階以上のボリュームが宙に浮いているように見える大胆な構成は、間近でみるとかなりの迫力。
基壇部はすぐ裏手にある秩父宮ラグビー場に向けて視線が抜けるようにデザインされていて、トンネルのような低層部には店舗やショールームなどが配置され、もう1つの都市空間をつくり出しています。

青山OMスクエア

デザイン監修:佐藤尚巳建築研究所
設計:清水建設
所在地:東京都港区北青山2-5-8
アクセス:外苑前駅より徒歩約1分
竣工:2008年

7.伊藤忠商事 東京本社(日建設計)

伊藤忠商事 東京本社

続いて紹介する伊藤忠商事 東京本社は彫の深い開口部と花崗岩の重厚な外観が特徴的なオフィスビル。
堂々としたオフィスビルの内部には、その後の日本設計のオフィスビルでも度々用いられる巨大な光庭が設けられていて、均質なオフィスの中に柔らかく変化のある光をもたらしていいます。

伊藤忠商事 東京本社

敷地の約1/3を公開空地とし、日本でもほとんど例のなかった総合設計制度を適用することで高さ約90mのビルが実現しました。
隣接するItochu Gardenでは地下に駐車場を設けつつ低層店舗が立体的に配置されていて、グランドレベルに豊かなスペースをつくり出しています。

ITOCHU GARDEN

設計:日建設計
所在地:東京都港区北青山2-5-1
アクセス:外苑前駅より徒歩約2分
竣工:1980年
備考:第23回BCS賞

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