有明で建築巡り!おススメの名建築14選を紹介

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9.有明スポーツセンター(現代建築研究所)

有明スポーツセンターは有明清掃工場の隣に建つ運動施設で、体育館や温水プール、ホールや展望台などの機能が複合的に組み込まれている建築です。
主に宇宙船のような体育館棟とかまぼこ状のプール棟などで構成されていて、隣接する有明清掃工場の排熱を利用して運用されています。
東京ビッグサイトがガラスの筒に逆三角形だったのに対して、こちらの建物はガラスの筒に円形のヴォリュームが乗っているという対比も見どころの一つ。有明にはかなり大胆な形態の建物が多いですが、90年代に建てられたこれらの建築が合わさって有明らしい景観を生み出しているのも面白いですね。

設計:現代建築研究所
所在地:東京都江東区有明2-3-5
アクセス:有明駅より徒歩約6分、国際展示場駅より徒歩約5分
竣工:1996年

10.江東区立有明西学園(久米・竹中設計共同企業体)

続いて訪れた江東区立有明西学園は近年の有明のタワーマンションなどに合わせて2018年に開校した小・中学校です。
地場の貯木場を数多く有する臨海エリアの特性を活かした木材をふんだんに使った校舎は、グランドを緩やかに包み込むような弓型の形をしています。
左右に設けられた地域交流広場を結ぶように校舎や体育館、特別教室が一体に連なっていて、内部は「木の回廊」と名付けられた廊下が、外部は100mを超えるバルコニーが設けられています。
竹中工務店が開発した3層構成の耐火集成材などを使って全面的に木質化された校舎では、木の温もりを日常的に味わえる最新の学校建築が実現しています。

設計:久米・竹中設計共同企業体
所在地: 東京都江東区有明1-7-13
アクセス:有明駅より徒歩約6分、国際展示場駅より徒歩約5分
竣工:2018年
備考:平成30年度 木材利用優良施設コンクール 内閣総理大臣賞
   第4回 ウッドデザイン賞2018建築・空間分野 最優秀賞 他

11.有明コロシアム(建築モード研究所)

有明コロシアムは有明駅の目の前に立地して元々は屋外競技場としてオープンし、その後数年を経て日本初となる開閉式屋根が設けられたスタジアムです。
大きな昆虫のように競技場を包み込むスタジアムは、まさに巨大な生物がやってきて足を休めているようにも見えます。
テニスの殿堂としても有名な建物は2020年に予定されていた東京オリンピックに合わせた改修工事が進められていて、バリアフリー対策や手すりの設置が行われながら更新されていっています。

設計:建築モード研究所
所在地:東京都江東区有明2-2-22
アクセス:有明駅より徒歩約4分、国際展示場駅より徒歩約3分
竣工:1991年

12.有明ガーデン(竹中工務店+前田建設工業)

有明ガーデンは有明地域で国家戦略特区事業として2020年につくられた大規模複合施設です。
敷地面積約107000㎡の広大な敷地に店舗数200店を超える大規模商業施設、8000人規模の劇場、総戸数1500戸超のタワーマンション、温浴施設、ホテル、劇団四季の劇場といった施設が整備されていて、有明の賑わいの中心を担うことが期待されています。
有明ガーデンの名の通り臨海部に対して段々畑のように開かれたガーデンや、臨海部を一望することができるテラスなど、臨海部の立地を生かした様々な空間演出が楽しめます。

有明ガーデンについては以下の記事で詳細なレポートも書いていますので、気になった方は是非合わせてご覧ください。
詳細記事
・有明ガーデンを見学!建築好きが注目の臨海都市をレポート【東京有明】

設計:竹中工務店+前田建設工業
所在地:東京都江東区有明2-1
アクセス:有明駅より徒歩約4分、国際展示場駅より徒歩約3分
竣工:2020年

13.有明体操競技場(日建設計)

有明ガーデンを北に歩いたところにある有明体操競技場は、宇宙船のようにしなやかにカーブする外観が特徴の競技会場です。東京オリンピック・パラリンピック競技大会時は体操・新体操・トランポリン・ボッチャの会場として利用され、大会終了後は展示場として利用されることが計画されています。
一見奇抜にも見える外観は、段々状に広がる観客席と競技場としての架構を考えるととても合理的に考えられていて、しなやかにカーブする形態は体操の軽やかで伸びやかなイメージを見事に体現しているようでもあります。
東京オリンピック会場の中でも最大量の木材を使用した建物は、間近で見るととても親しみやすさと親近感も覚える不思議な建物となっていて、個人的にはオリンピック関連建築の中でも一番好きな建築です。

設計:日建設計
所在地:東京都江東区有明1-10-1
アクセス:有明駅より徒歩約6分、国際展示場駅より徒歩約6分
竣工:2019年
備考:第62回BCS賞

14.有明アリーナ(久米設計)

有明体操競技場の東側に建つ有明アリーナは東京オリンピックに際して建設された国内最大級のアリーナです。
オリンピック時にはバレーボール競技とパラリンピックの車いすバスケットボールが行われる予定でした。
微妙な凹凸で表情をつくっている外装は、見る角度によっては水面の光が反射して揺らめいているようにもみえて、臨海部に建つアリーナとして独特の存在感を醸し出しています。
大会後はスポーツと文化の拠点として様々な競技者に活用される予定で、スポーツの殿堂の一つとなることが期待される建築です。

設計:久米設計
所在地:東京都江東区有明1-11
アクセス:有明駅より徒歩約8分、国際展示場駅より徒歩約8分
竣工:2019年

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