成田山新勝寺で建築見学!関東屈指の建築パワースポットをレポート

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今日は千葉県の成田市にある成田山新勝寺で建築巡りをしてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・成田山新勝寺を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・成田山新勝寺の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・成田山新勝寺の建築的な見どころや注目ポイント

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1.都心から1時間!関東屈指のパワースポットで建築巡り

成田山新勝寺は上野から電車で約1時間、千葉県の成田市にある真言宗智山派の寺院です。
その創建は平安時代中期の940年にまで遡る歴史ある寺院で、参詣の参拝者数は明治神宮に次ぐ日本2位を誇る大寺院。

そんな新勝寺の境内は、江戸から平成にかけた各時代に建てられた貴重な建築が点在している、いわば建築パワースポットでもあります。

今回の特集はそんな新勝寺で出会った名建築達を紹介していきます。
尚、参道やその他の建築や歴史遺構をを含めたレポートは次回の記事で書きたいと思いますので、興味がある方は合わせてご覧ください。

2.早速見学!江戸から平成までの300年に渡る建築群を堪能

駅から約15分ほど歩くとまず初めに見えてくるのは、新勝寺の玄関口である総門です。

■総門

新勝寺の総門は、もともとはシンプルな四角形の簡易的な門でしたが、開基1070年の記念事業によって2008高さ約15m、総欅造りの総門が完成しました。
意外と新しい総門ですが、建設に当たっては文化遺産・伝統建築の調査研究、保存、改修、設計を行う一般財団法人建築研究協会が設計を行い、大手ゼネコンと宮大工によって施工がなされました。
境内で建てられた新築建物は、基本的には建築研究協会が設計監理を行っていて、新築と言えどどの建築も見応え抜群となっています。

設計:建築研究協会
竣工:2007年

■水行堂

総門を抜けると右手に見えてくるのがこちらの水行堂。
新勝寺と言えば昔から断食修行が有名ですが、この水行場ではまさに断食修行をしながら井戸水を被り水行を行う場所です。
1966年に大きな改修が行われていますが、建物は江戸時代のものというから驚きです。最近ではファスティングブームもあって訪れる人も増えているようですが、訪れた際には是非気にしてみてみると面白いです。

竣工:1835年

■仁王門

総門からも少し見えていたこちらの仁王門は総欅造りの山門です。
1830年に建てられたこちらの建築は国の重要文化財に指定されていて、正面に見える阿形と吽形の二力士像はかなりの迫力です。
随所に施された綿密な彫刻や、欅の一枚板で作られた量壁など建築としての見どころも多く、まさに新勝寺の「顔」と言える建物です。

竣工:1830年
備考:国指定重要文化財

ちなみに仁王門のすぐ横にある仁王池には気持ちよさそうに日光浴をする亀の姿が。
新勝寺は本当にいろいろなところにビュースポットがあって、訪れるたびに新たな発見があります。

■燈明塔

仁王門の隣にひっそりと建つ燈明塔は、建築家佐立七次郎氏が設計を行った近代建築好きにはたまらない構造物となっています。
佐立七次郎氏といえば、東京駅を設計した辰野金吾らと同じ工部大学校造家学科(後の東京大学建築学科)の第一期卒業生でもあり、明治日本を代表する建築家。
佐立七次郎氏の設計した建築で現存するのは東京千代田区の日本水準原点標庫(1891年)と北海道の旧日本郵船小樽支店(1906年)ですが、実はこちらの燈明塔も佐立の作品で、かなり貴重なもの。

2010年ごろの写真

以前、訪れた時と何かが違うと思って写真を見返してみると、なんと上部がなくなっていました。
どうやら震災によって倒壊してしまったようですが、下部だけでも残っていてよかったというべきか、形あるものいつまでも同じ姿は残っていないということを改めて心に留めました。

設計:佐立七次郎
竣工:1894年

■三重塔

続いて見えてくる三重塔は1712年に建造された高さ約25mの塔です。
その見所は一枚垂木と呼ばれる一枚の板で作られた一風変わった垂木で、一枚垂木に彫られた迫力の雲水紋の彫刻は一見の価値ありです。
近づいてみてみると思わずくらくらしてしまいそうなほどのその迫力と豪華絢爛さに圧倒されますが、ここまでの三重塔を見れるのは関東広しと言えども新勝寺だけではないでしょうか。

装飾彫刻:島村圓鉄
竣工:1712年
備考:国指定重要文化財

■鐘楼

三重塔のすぐそばに建つ鐘楼は、新勝寺の境内で最も古い1701年に建てられた建築です。
三重塔にも通じる極彩色の建築も見ごたえがありますが、現在の梵鐘は梵鐘分野で人間国宝となった香取正彦氏によるものであることも注目ポイント。
現在も現役で使用されているので、時間が合えばその鐘の音を聞くこともできます。

竣工:1701年
備考:成田市指定文化財

■一切経蔵

鐘楼の隣の一切経蔵は1722年に建てられ、堂内の輪蔵には仏教の教えを集成した約2000冊の一切経が納められています。
ちなみに入口にかかる額は、松平定信公が書いたものだそうです。

設計:桜井政信、小兵衛政重(棟梁)
竣工:1722年
備考:成田市指定文化財

■大本堂

新勝寺の大本堂は建築好きとしては見逃せない作品で、昭和に活躍した数奇屋建築の大家である吉田五十八がその設計を行いました。
堂内には御本尊である不動明王像の他、向かって右に矜羯羅童子像、左に制咤迦童子像が安置されています。
緩やかな曲線を描きながら大きく張り出した屋根が特徴的ですが、これは鉄筋コンクリート造を採用したからこそのデザインです。

鉄筋コンクリート造を採用することで、今までの木造建築にはない大空間や屋根形状を実現しつつ余計な装飾を排した簡素で優美な外観は、どこかモダニズムの美しさも感じます。

設計:吉田五十八/吉田五十八研究室
竣工:1968年

■聖徳太子堂

大本堂から東のすぐのところにある聖徳太子堂は、日本の仏教興隆の祖とされる聖徳太子にちなんだ八角形のお堂です。
寺院建築において八角堂は「円堂」とも呼ばれ、法隆寺東院夢殿をはじめ古来より用いられてきた伝統的な形です。
ちょっとメインの参拝ルートからは外れているため人もまばらでしたが、訪れた際には是非見ておきたい建築です。

竣工:1992年

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