駅直結「ブルーボトル品川カフェ」の建築を徹底レポート

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今日は品川駅港南口のアトレ3階にできたブルーボトルコーヒー品川カフェを訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。
品川駅直結という立地、こだわりのメニュー、長坂常氏の店舗デザインなど注目ポイント満載ですので、是非カフェ巡り・建築巡りの参考にしてみて下さいね。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・ブルーボトル品川カフェを実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・ブルーボトル品川カフェの基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・ブルーボトル品川カフェの建築的な見どころや注目ポイント

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1. 品川駅直結! ブルーボトルコーヒーの品川カフェに注目

品川駅の改札をでて港南口方面に進むと、ブルーボトルのお馴染みのサインとともに、宙に浮かぶカフェのカウンター席が見えてきます。

ブルーボトルコーヒー 品川カフェ

ブルーボトルコーヒーは、2002年にアメリカのサンフランシスコで元クラリネット奏者のジェームス・フリーマンが創業したコーヒーショップ。
そんなブルーボトルコーヒーの店舗がアメリカ国外ではじめてつくられたのは2015年で、その1号店は日本の清澄白河の店舗でした。

品川カフェの設計を手掛けたスキーマ建築計画の長坂常氏は、この清澄白河にある焙煎所・カフェ・オフィスを内包するブルーボトルコーヒーの最初の拠点を手掛けた建築家でもあります。
清澄白河にはじまり現在は全国に20店舗以上の店舗を構えるほどに急成長しているブルーボトルコーヒーですが、2016年につくられたここ品川カフェは国内6店舗目の店舗となります。

2.スタイリッシュで本物志向のインテリアに注目!

FOOD&TIME ISETAN アトレ品川
FOOD&TIME ISETAN

アトレのエスカレーターを登って3階に移動するとまず見えてくるのは先日紹介したFOOD&TIME ISETAN アトレ品川 クイーンズ伊勢丹。
FOOD&TIME ISETAN はSUPPOSE DESIGN OFFICEがデザインした商業施設ですが、ブルーボトルコーヒー品川カフェはまさにこの FOOD&TIME ISETANに隣接するカフェ。
以前 FOOD&TIME ISETAN を訪れた時は、浅野屋のパンでお腹が満たされてブルーボトルコーヒーには立ち寄れなかったので、今回は再訪です。
関連記事
・FOOD&TIME ISETANが面白い!話題の商業施設をレポート【東京品川】

ブルーボトルコーヒー 品川カフェ

こちらは入り口ですが、小さな段差を2段ほど上がったことろにある店内はとってもシンプルでスタイリッシュ。
床から一定の高さに統一された什器によって店内は一続きの大きな空間になっていて、奥からは品川駅のコンコースからの光か差し込みます。

ブルーボトルコーヒー 品川カフェ

2弾の段差があるので、もちろん脇にはスロープがあります。
足の悪い方やベビーカーはこちらからもアクセスできます。

ブルーボトルコーヒー 品川カフェ

まず最初に席を確保した後に、中央のカウンターで珈琲を注文。
今回は珈琲に加えて、ちょっと小腹を満たすための軽食も注文します。

ブルーボトルコーヒー 品川カフェ
ブルーボトルコーヒー

軽食や珈琲を入れる器もきれいにディプレイされていて、シンプルながら都会的で洗練された店内のイメージをより引き立てています。
店内には本当に余分なものはなく、1つの美意識で統一されているのがカッコいいです。

3.こだわりの珈琲と空間で至福のひと時を過ごす

珈琲を注文したら席に戻って、会計時に伝えた名前が呼ばれるのを待ちます。
珈琲の受け取りは中央のアイランド型のカウンターから行うのですが、こうしてみてみると店内の什器の高さがきれいに統一されていて、目線が水平方向に抜けるのがよく分かります。

ブルーボトルコーヒー 品川カフェ

什器に使われているのは滝ヶ原石という石川県の石材で、近づくとその質感がハッキリと感じ取れます。
よくカフェの内装ではこうした石風の素材がプリントされたデザインを見かけますが、こちらは紛れもなく本物の石であることが分かります。
シンプルなデザインの店内で圧倒的な本物感を持つこの石材は、ブルーボトルの理念にも通じる余計な要素で着飾るのではない、本物志向の珈琲のイメージとリンクします。

ブルーボトルコーヒー

こちらはブルボトルコーヒーのアイテムが展示・販売されている什器ですが、低層部は中央のカウンターと同じ滝ヶ原石で揃えられていて、テーブルより上の部分はクリアなガラスで統一されていることに注目
細かいところですが、こういった高さの統一や素材の選定によって、店内の統一感や、空間の抜け感が注意深くデザインされていることがよく分かります。

ブルーボトルコーヒー 品川カフェ

今回は低温でじっくり時間をかけて抽出したコールドブリュー珈琲ワッフルを注文。
品川駅のコンコースを見渡せる窓際のコンコース席で頂きます。

ちょっと意外だったのが、コールドブリューの珈琲はブルーボトルコーヒーが開発した珈琲缶そのままの提供であったこと。中央のカウンターで店員さんが缶を開けてグラスに注いでくれたのには驚きました 笑
珈琲缶はそれだけ自信の持てる完成度ということなのでしょう。

ブルーボトルコーヒー

コールドブリューは果実味が強いブライト、深みがあるボールド、限定で提供される中間のテイストのシングルオリジンから選べましす。
今回は折角なので限定品というシングルオリジンで頂きました。
コールドブリュー シングルオリジン(600円)はちょうどいい酸味と、さわやかな味わいで私にとってはピッタリの味でした。

ブルーボトルコーヒー

ワッフル(500円)は調理に少々時間がかかるということなので、5分ほど待って香ばしく焼きあがったものを頂きます。
サクサクもちもちのワッフルは、甘さは少し控えめでしたがその分珈琲とよく合います。

ブルーボトルコーヒー 品川カフェ

品川駅を行きかう人々を眺めながら、ほっと一息つく時間はまさに至高のひと時。
行きかう人々にどんなドラマがあるのか、想像を膨らませながら味わう珈琲は品川カフェならではです。

ブルーボトルコーヒー

店先には先ほどのコールドブリュー缶をはじめ、豆やトートバッグなどが販売されていました。
ブルーボトルは専用の自動販売機が都内にもいくつか設置されているので、今度巡ってみようと思います。

ブルーボトルコーヒー

どのグッズも、完璧と言っても過言ではないくらいデザインがしっかりしていて、どれも欲しくなってしまいいます。
こういったカフェに関連したグッズはブルーボトル以外のコーヒーショップでも見かけますが、ブルーボトルのデザインのカッコよさは群を抜いています。
ちょっと値は張りますが、その分こだわり抜いたデザインはまさに一級品。これらのグッズを眺めるのもブルーボトルコーヒーを訪れた時の楽しみの一つです。

たっぷりと珈琲と空間とを体感して今回のブルーボトルコーヒー品川カフェ見学は大満足で終了しました。
皆さんも機会があれば是非訪れてみて下さいね。

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ブルーボトル品川カフェ
設計:長坂常/スキーマ建築計画
所在地:東京都港区港南2-18-1
アクセス:品川駅直結
竣工:2016年
営業時間:平日 8:00~22:00、土・日・祝 10:00~22:00
座席数:33席
公式HP:https://store.bluebottlecoffee.jp/pages/shinagawa


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